2007-3-5
針綱神社@犬山城下
大きい画像へのリンクはこちら

その他のHDR作品はこちらへ。




HDRイメージ

HDRとはhigh dynamic rangeのことです。複数の画像データから専用のソフトを使って合成することで、明るい部分から暗い部分まで、きれいに発色した超現実的な写真を作ることができます。言葉で説明するより、写真を見た方がよくわかりますよね。flickrのスライドショーを見ているとあっという間に時間が過ぎて行ってしまいす。これは超おススメ!
@長良公園
大きい画像へのリンクはこちら


Photomatix Proのダウンロード

Photoshop CS2でもHDRイメージの合成は可能だそうですが、10万円もするようなプロ用ソフトは買えませんので、Photomatix Proを利用しました。このソフトは機能に制限はありますが無料で使用することができます。公式サイトからHDR用ソフト、Photomatix Proをダウンロードしました。Download a free trial versionをクリックし、Photomatix Pro 2.3.3のFree trialからPhotomatix Pro for Windowsをクリックしました。Download Phtomatix Pro 2.3.3のリンクを右クリックし、デスクトップに保存します。


Photomatix Proのインストール

デスクトップのPhotomatixPro233.exeアイコンをダブルクリックで開きます。
Next>Next>Next>Installの順にクリックし、インストールしました。


元画像の準備

デジタル一眼レフカメラで撮影し、RAWデータとして保存しました。カメラ付属の現像ソフトで1枚のRAWデータから3枚のJPEGファイルを作りました(現在はSILKYPIXを用いて現像しています。後述)。それぞれ、標準露出、+2段の露出、-2段の露出にしました。この3枚の画像をHDR合成に使用します。



落ち着いた仕上げにしたい場合は標準と、+1段、-1段の3枚を用意してもよいでしょう。
2枚から合成してもいいし、4枚、5枚・・・を使って合成することもできます。2枚のまったく同じ画像ファイルからHDR合成することもできます。ホワイトバランスの設定を変えた複数の画像から合成しても面白いのでは。


Photomatix Proの操作

Photomatix Proを起動するとウィンドウが開きますので、Continue TRIAL>Closeの順にクリックします。FileメニューのOpenを選択し、先ほど用意した3枚のJPEGファイルを開きます(3回同じ操作を行います)。HDRメニューのGenerateを選択し、OKを3回クリックすると、開いておいた3枚の画像からHDRイメージが合成されます。
つづいてHDRメニューからTone mappingを選択します。左側の8個のスライダーを気が済むまで調節し、気に入った絵が仕上がったらOKをクリックします。ハデハデにもできるし、普通な感じの仕上がり(とはいえ普通以上にハッキリクッキリです)にもできます。
FileメニューからSave asを選択し、名前をつけてJPEGファイルとして保存しました。
犬山橋@木曽川
大きい画像へのリンクはこちら

その他のHDR作品はこちらへ。


Trial versionの制限

幅が800ピクセル以上の大きなサイズの画像を使ってHDR合成を行うと、画像の中にPHOTMATIXのロゴが埋め込まれてしまいます(お金を払えばその制限はなくなります)。しかし制限は幅だけで高さには制限がないようです。うまづら日記に、その回避方法が紹介されていますので、マネをしてみました。
まず、JTrimを使って横画像を縦画像に変換し、幅799×高さ1197ピクセルにリサイズしました。これをPhotomatixProのHDR合成の元画像として用いました。完成したHDRイメージを再び横画像に変換し、プリントしました。横画像に戻すときにはPhotomatix Proでもできます。その場合はUtilitiesメニューからRotate>ClockwiseまたはCounterclockwiseを選択します。これでLサイズのプリントならほぼ満足できる程度の、Webに使うのなら十分の仕上がりになります。


SILKYPIXで現像

HDRイメージの作成では、露出を変えた複数の画像が必要です。RAWデータがあれば、そこから露出を変えた画像を何枚でもつくることができますが、JPEGファイルでしか保存できないコンパクトデジカメではそれができません。そこでSILKYPIX Developer Studioを利用してみました。公式サイトからSILKYPIXフリー版をダウンロード、インストールしました。
フリー版は、機能の制限はありますが私のような素人にとっては十分な機能を持っています。SILKYPIXにはJPEGファイルから擬似RAWデータをつくり、露出を変えて再度現像することができる機能をもっているのです。
コンパクトデジカメを何となく使ってきた人にもこれはおススメ。露出やホワイトバランスなどをSILKYPIXに自動設定させるだけでも、ずいぶん違う絵をつくることができます。


参考文献



名前:
コメント:

Copyleft2007, yu-kubo.cloud9 all rights reversed
最終更新:2007年03月25日 18:49