日々是栄和
【 安全牌 】 そのⅱ
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匿名ユーザー
【 安全牌 】 そのⅱ
【 安全牌 】編、第2回である。
本日のお題は【 字牌雀頭 】について。
まずは形を見てみましょう。
【手牌】
← これのこと
はい。まあ、おわかりですね。
このように、 と字牌のトイツを雀頭にすることで、安全牌として使用することが出来ます。
何故かということは前回の雑考で触れたが、単純にロンされる確率が数牌よりも少ないから。
この を落として当たる状態は、
① 国士無双 捨て牌に が【 2枚以下 】
② 単騎 【 1枚以下 】
③ シャボ 【 0枚のみ 】
の3種類のみ。
安全牌としては優秀であるといえます。
反面、手作りのほうでは、相性のいい役・悪い役で分類すると、
◎ ・・・ ホンイツ・チャンタ
○ ・・・ リーチ(棒テン)・チートイツ
△ ・・・ ピンフ(オタ風のみ)・役牌
× ・・・ タンヤオ・チンイツ・ジュンチャン
雀頭に関係ないサンショク、イッツー、イーペーコー、リャンペーコーなどは概ね○と同じ。
ピンフは役牌、場風牌、自風牌以外の字牌(オタ風)であればOKですね。
役牌が△となっていますが、これはポンしてしまうと安全牌としての機能を果たさなくなるから。
とあったら両方ポンしたいでしょう。。。
タンヤオ・チンイツ・ジュンチャンは論外。字牌があったら成立しません。役満は面倒なので除外。
ここで防御を強いられる場合を考える。
字牌の雀頭を落とすとすると、
① ホンイツ・チャンタ ・・・ 危険牌が役の成立にかかわらないと、手が成り立たない
② リーチ・チートイ ・・・ チートイはやや努力が要るが、危険牌を使用して対応可能
③ ピンフ ・・・ 雀頭を別に作ればOK
と、②③が柔軟で良いとされる。
以上の考察から結論らしきものを導き出すと、
オタ風のトイツは落とさない方が良い
ということがわかる。ましてや、
ポンなどしてはいけない。
もちろん、
あくまで防御に関してであるが
例えば、 とトイツ落とし候補があったとすると、ここでは 切りになる。
としておけば、他者のリーチがかかったときに や を持ってきても面子候補として
使用でき、その間に のトイツを落として安全を確保できる。
前回出てきた【 好牌先打 】はここでも有効である。
とあれば を先に落とす。
まあ、これはどっちでも良いというか、捨て牌のほうを見て判断した方が無難。安全そうなほうを残しましょう。
この【 字牌雀頭 】を持っていれば、手作り中に前回の【 孤立字牌 】をわざわざ持たなくても良い。
つまり牌効率は良くなると言える。
何度も言うが、【 安全牌 】とは持っていないほうがテンパイまでの確率は上がる。
それを消してでも、自分の点数を減らさない努力を行うための方策である。
だから一番重要なのはバランス感覚ということになるが、そういうことは別のテーマで。