日々是栄和
【 安全牌 】 そのⅷ
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匿名ユーザー
【 安全牌 】 そのⅷ
さて、第8回。今回のお題は【 面子落とし 】を考察してみましょう。
【 面子落とし 】とは、その名の通り出来上がった面子を落としていくこと。
以前に出てきた【 暗刻落とし 】もこの一種。
では例を。
例によって親のリーチ。
捨て牌は以下。
リーチ
ちょと長くて申し訳ない。
で、以下が自分の手牌。
ツモ
イーシャンテンだが、危険牌の 持ち。親もイロイロ手をコネて大きそうな感じ。
ここで【 ベタオリ 】という選択肢ももちろんあるが、何とかしのいでみよう。
現物牌は
どれも完成面子じゃん。。。と思わないように。
一番左の に注目。
現物が2枚。また、 が の【 表筋 】なので安全そう。。。
なので、この をバッサリ落とす。
「 えーもったいないー 」とか言わない。落とすときは落とすノダ。
狙いとしては、
① 3巡の安全を確保
② 別面子で復活できるように
③ もしくはチートイツへの移行
の3つ。
このうち③を狙うには 切りもあるが、これでは1巡しか安全ではない。
また、複合面子の真ん中である を切ってしまうと、面子手での復活は絶望的になる。
よって を落としていくわけだが、
まず を落としなさい。
昔の定石だと → → と落とすほうがより安全である、と言われていた。
それは端牌のほうが若干安全であると言えるから。これは【 カベ 】の理論に一歩近づくからですね。
しかし今日、端牌は危険である と認識してよい。
また、以下の例で困ってしまうから。
→ 切り
→ ツモ →
もちろん、 全部落としてから を持ってくることもある。
そうしたらあきらめればよいし、そのときには は通る牌になっているかもしれない。
だが、 を1枚切ったタイミングで持ってきては、あとはベタオリ一直線である。
よって、 と様子を見ながら → と切っていく。
できれば で面子を作っていきたいところ。まあ、うまく廻せれば御の字ですな。
注意点は以下の通り。
① まずもって、 【 表筋 】の は通るとは限らない こと
② これは親のリーチのみに対応した手段なので、他者の手には振り込むかもしれないこと
③ 1~3巡手を遅らせているので、最終的にオリるか攻めるか判断しなければならないこと
だんだん複雑になっていきますね。
特に①②があるので、【 面子落とし 】は【 暗刻落とし 】よりも危険度が大きいと言えます。
まあこういった状況判断が麻雀の醍醐味でもあるわけで。
目をつむって ツモ切り → 通った ホッ
でももちろんイイんだけども。