日々是栄和
【 役作り 】 その11
最終更新:
匿名ユーザー
【 役作り 】 その11
【 役作り 】編、第11回。今回は【 トイトイ 】の究極奥義、【 四暗刻 】の作り方。
では、いつもどおり【 四暗刻 】の定義から。
○ 4つの暗刻+1雀頭で構成された手牌で和了すること
○ 暗刻の中には暗槓も含まれる
といったところ。当然形は【 トイトイ 】になります。
和了型は以下の2つ。
1.ツモり四暗刻
ツモ
2.四暗刻単騎
ツモ または ロン
はい。こういった点もまさに【 トイトイ 】ですな。
2.は見た目で暗刻が4つあるのでわかりやすいが、1.は最後にツモることによって
が暗刻になっています。よって4つの暗刻 → 四暗刻となる。
俗に【 四暗刻 】と言った場合は1.のツモり四暗刻を指します。
2.の四暗刻単騎はその副産物と思っていただきたい。
次は簡単にデータを。
【 四暗刻 】は当然役満です。
親 48,000点 : 子 32,000点
非常に強力な点数ですな。あがれればほぼ勝負が決まるでしょう。
そして上がれる確率は1/6000と言われています。
面前の【 チンイツ 】の上がれる確率が1/9440と言われているので、役満としては圧倒的に多い。
同じ役満の【 国士無双 】が配牌に左右されるのに対して、【 四暗刻 】はツモと残す牌を決めるセンスで成り立ちます。
では狙い方を。
まず、初めにトイツありき、ということで、【 チートイツ 】 と 【 トイトイ 】の分岐点から話を始めます。
配牌 :
こんな感じで。配牌4トイツはチートイツを狙うと効果的ですが、しばらくして、
ツモ
みなさんここで悩むでしょうね。
【 チートイツ 】狙いならここはツモ切りが効率よい。
しかし、5トイツのうち1つが暗刻になったら【 四暗刻 】のチャンスと思いなさい。
牌効率でいうと、【 四暗刻 】というのは非常に率が悪い。極端に言ってしまえば、なくても良い役である。
だが狙う。
なぜならそこに四暗刻があるから
ここは面子手と決別する 切りが良い。
仮に や を引いたら 切りで チートイツにしても問題ない。
ここで重要なのは、残りの暗刻候補がきちんと暗刻になるかどうか。
のうち、2枚をツモらなければならない。
ではここで以前、【 チートイツ 】中級編で紹介した【 山読み 】を参照にされたい。
こうやって山にまだあるかどうか(ツモれるかどうか)を判断して【 四暗刻 】を作ります。
聴牌までは意外といきます。狙えばね。
では聴牌後。
牌姿 :
待ちは当然 ツモらなければ【 四暗刻 】になりません。ここでも待ち牌が山にあるか確認します。
もちろん、自分があと何回ツモれるかの確認も怠ってはならない。
そして点棒状況。
① 何が何でも逆転しなければならない時 :
これは黙ってツモに賭ける。
② マンガンクラスの点数でOKな時 :
これは出和了りしても良い。
わかりやすいのは上記二つ。
これは好みによるが、僕の場合、【 四暗刻 】を聴牌したらリーチをかける。
ツモってしまえばリーチは得点には関係ない。ある意味キアイのようなものだ。ツモに専念しやすくする。
リーチした以上、出ても和了る。裏ドラなんか載った日には破壊力倍増。
トップ目であれよあれよと聴牌してしまった四暗刻以外、基本的にはリーチします。
いじょ。
【 四暗刻 】は僕の最も好きな役で、ハンゲでもリアルでもあがった回数が最も多い役満である。
データを見返してみると7,000局で12回和了っている。
聴牌はその5.5倍ほど。68回。100局に1回は聴牌するんだねー。東風戦なら25戦に1回は聴牌している。まあまあの数字といえるだろう。
ちなみに単騎のほうはハンゲではあがってません。
まー究極奥義なんで(笑)、できなくても当方は責任持ちません。