Jazz屋ナベごろう☆顛末記

実名小説「JAZZ屋ナベごろう☆顛末記」

ナベごろう顛末記

ナベごろうこと、渡辺鎌次は大阪生まれである。子供の時から音楽が好きで、高校時代ブラスバンドの部長になり、プロの道をめざすことになる。高校を出て上京し、当時売れっ子のピッグパンドのボーヤになり「夢」は大きくふくらむ。のちプロのドラマーとして日々を送るがビッグになるという大きな「夢」は片時も忘れなかった。結婚し、子供もできると都内のマンションでは生活しにくい、トコロザワはそんな「夢」半ばのミュージシャンが周囲に沢山いて仲間に囲まれた生活も楽しく過ごせた。
しかし音楽ではなかなか暮らせないのも実情。スタジオ経営に手を出すが借金は増える一方で行き場を失う。プリンス加藤はライブハウスでは売れっ子のギタリストであるが、彼ももうーランク上への「夢」をもっている。六本木のクラブで売れっ子のホステスであった「まりん」は子供ができ、離婚してトコロザワへ舞い戻ってきたが、華やかな世界への「夢」は捨てては居ない。プリンス加藤は、テレビのレギュラー出演を期に、売れっ子となるが「ナべごろう」の窮地を知り、「救済コンサート」に駆けつける。
この他、天才ポーカリスト高橋奈保子、女性ばかりのピッグバンドの一員としてメジャーデビューを果たしたアルトサックス吉野ミユキ、ファンキーなドラムを叩かせたら日本ーのチッコ・相馬など実在のミュージシャンたちが、実在の「JAZZSPOT」や「居酒屋」を舞台に展開するちょっと心温まる、どたばた劇です。

著者紹介:井上乃武夫

『団塊の世代に育ち、自ら音楽の世界で夢を追い続けながら七転八倒生きてきて、ふと今、周囲を見渡すと、学生時代の友人たちは「リストラ」の標的にされ、マイホームのローンを抱え、これからの人生に「夢」も「希望」も失って「元気のかけら」も残っていない。サラリーマンとして大活躍していた頃、「お前、いつまでそんな生活していて大丈夫か?」と随分心配してくれたもんだが、いまやそれどころではない。
僕は、ずっと、ずっとこんな風に生きてきたけれど「夢」はあきらめていない。「団塊の友たちよ」もう一度元気を出して、「僕らの時代はまた来るはず」そんな気持ちでこの本を書いたのです。(井上乃武夫)』

昭和23年東京生まれ。音楽プロデューサー・シンガーソング・ライター。テレビところぎわ、エフエム入聞などの番組でパーソナリテイを担当し、所沢をはじめ各所のライブハウスに出演するなどの活動をしている。長野県立看護大学をはじめ、多くの大学、高校で「エイズ」をテーマとした授業をギターの弾き語りで行い好評を得ている。

中央アート出版社よりCDミニアルバム「日本の平和~LOVE&PEACE」発売中。全4曲入り1500円(税込み)CAPCD-0002

実名小説「JAZZ屋ナべごろう☆顛末記」:概要

タイトル/実名小説「JAZZ屋ナべごろう☆顛末記」
本文 +
付録:各章のタイトルとなっているJAZZのスタンダード曲の解説。
主要な登場アーティストの写真とホームページ案内。
登場するJAZZ SPOTの案内。
182頁 1500 円 + 税。ISBN4-8136-0227-4
発行中央アート出版社 〒104-0031東京都中央区京橋3-7-13電話03(3561)7017

最終更新:2005年05月24日 21:59
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