CUIのせかい

1994年2月、お師匠さまに「オールインワンだけは止めなよ」と言われていたにもかかわらず、「買ったらすぐ使える」のコトバに目がくらんで、オールインワン、Windowsがプリインストールされているパソコンを買ってしまったうらん。
同時期に同じパソコンを購入した皆が当然のごとく、Windowsを使い始めたのに反して、うらんはお師匠さまの意向もあって、黒い画面のDOSの世界からパソコンの勉強が始まったのだった。

MS-DOSに関しては、すがやみつるさんの漫画で解説するMS-DOS本というのを読んで、勉強した程度。お師匠さまに「CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATで環境を作るよ」といわれたって、ちんぷんかんぷん。

でも自分で勉強して、わからないことがわかるようになると、俄然楽しいMS-DOSのせかい。
もちろん、かゆいところに手が届くオンラインソフトの助けや、NIFTY-Serveの会議室という情報交換の場があってこそだけど、自分のやりたい処理が、自分の工夫次第で、思うとおりに出来る、というところがMS-DOSで作業する最大のミリョクだった。

ちんぷんかんぷんだったCONFIG.SYSやAUTOEXEC.BATも一人で書けるようになる。でも時が経った今、当時のファイルを見ても、よくわかんないとこがあったりする。(^_^;)

1996年頃のCONFIG.SYS

rem DEVICE=B:\TOOLS\HSB.EXE VC Y-
rem ===== (VC) 環境検査 =======
rem ===== (Y-) 非常駐指定 =====
FILES=30
BUFFERS=3
LASTDRIVE=K
SHELL=B:\COMMAND.COM B:\ /P /F /E:768
DEVICE=A:\MEL4WIN\MELEMM.386 /HM /M D0,D4,D8,DC,E8,EC,F0 /NECWIN /SW1
rem DEVICE=B:\TOOLS\HSB.EXE VU T2 I26 Y2 X-
rem ===== (VU) 環境検査は行なわない・UMBは利用する =====
rem ===== (T2) ホットキー処理ルーチンの指定 ============
rem ===== (I26) 初期化オプション:FM音源の消音 ==========
rem ===== (Y2) 常駐タイプ指定 ==========================
rem ===== (X-) 標準ブート機能は禁止 ====================
DEVICE=A:\MEL4WIN\XMSCACHE.EXE 3072/1024
DEVICE=A:\MEL4WIN\EXDISK.EXE 6144
DEVICE=B:\TOOLS\CLFIL.COM -N1
DEVICE=A:\DOS\KKCFUNC.SYS
DEVICE=B:\WX2\WXK.SYS /A5
DEVICE=B:\TOOLS\CLFIL.COM -N1
DEVICE=B:\WX2\WX2A8.SYS /INI=B:\WX2\WX2SYS.INI /A5
DEVICE=B:\WX2\WX2TX.SYS /DA:\WX2TX.DIC /A1
DEVICE=B:\WX2\WX2TM.SYS /DA:\WX2TM.DIC /A1
DEVICE=B:\WX2\WX2TGG.SYS
DEVICE=B:\WX2\WX2SC.SYS /A
DEVICE=B:\WX2\WX2CLD.SYS
DEVICEHIGH=A:\DOS\NECCD.SYS /D:CD_101
DOS=HIGH,UMB


1996年頃のAUTOEXEC.BAT

@ECHO OFF
: =============== TSR Loading...
LH A:\DOS\MSCDEX /D:CD_101 /L:K /E
B:\TOOLS\UMBBUF /B99
B:\TOOLS\CLFIL
B:\TOOLS\PPATH B:\TOOLS
PPATH A:\DOS+ > NUL
PPATH B:\BAT+ > NUL
PPATH B:\FILMTN+ > NUL
PPATH B:\JED+ > NUL
PPATH B:\ELIS+ > NUL
PPATH B:\NECO+ > NUL
PPATH B:\FD+ > NUL
PPATH B:\XTR+ > NUL
PPATH A:\NU+ > NUL
LH APPEND /E

: =============== Set Env. Each Drive name
ENV_DRV -v > NUL
SET TEMP=%RD1%\
IF "%RD1%"=="" SET TEMP=%HD1%\
IF "%HD1%"=="" SET TEMP=.
SET TMP=%RD1%\
IF "%RD1%"=="" SET TMP=%HD1%
IF "%HD1%"=="" SET TMP=.

PPATH B:\WTERM+ > NUL
PPATH B:\OCAL+ > NUL
PPATH F:\UXTL404\BIN+ > NUL
PPATH F:\JGAWK+ > NUL
PPATH %RD1%\+ > NUL

rem PATH優先順位
rem B:\TOOLS(SCOPY.COM)->A:\DOS(SCOPY.EXE)->B:\FD(FD.COM)->A:\NU(FD.EXE)
rem B:\TOOLS(FIND.EXE)->A:\DOS(FIND.EXE)

: =============== Set Env. Paramater
SET APPEND=B:\ELIS;B:\XTR;B:\BAT
SET TZ=JST-9
SET XTRPATH=B:\XTR
SET XTR=e
SET SYS=B:\DEV
SET KAKEIBO=D:\KAKEIBO
SET KFEP=/K
SET DOSDIR=A:\DOS
SET BACKUP=B:\LIB
SET PAGER=MIEL
SET NU=A:\NU
SET EDITOR=MI
SET GDISK=GHK
SET ELX=B:\ELIS\ADI
rem SET EXVIEW=KAREN
rem SET EXARC=KAREN
SET EXVIEW=B:\FD\EXVS98.COM
SET EXARC=B:\FD\EXVS98.COM
SET HOME=D:\FORUM\LZH
SET JBAK=B:\JED\BAK
SET JTEMP=%RD1%\JX.TMP
SET bge_init=b:\tools\bge.ini
SET MO=B:\MEMO\
SET MO_PRN=LAY
PROMPT $P$G
CLS
ECHO             IMAGEを実行しますか(Y/N)?
ECHO.
BATKEY 1
ECHO.
IF ERRORLEVEL 255 GOTO NOIMAGE
IMAGE A: B: C: D: E: F: /NOBACK

: =============== 今日の日付を環境変数に設定 ===============
CALL SETDATE.BAT

: ======== "LHA逆引きマニュアル"をRAM-DISKにコピー =========
IF NOT EXIST %RD1%\LHA.MAN COPY B:\DOC\LHA.MAN %RD1%\

: =============== BATCH FILEをRAM-DISKに作成 ===============
: R.BAT
ECHO @ECHO OFF > %RD1%\R.BAT
ECHO DSPTIME /M /C2 >> %RD1%\R.BAT
ECHO D: >> %RD1%\R.BAT
ECHO CD \98RAY >> %RD1%\R.BAT
ECHO RINPV >> %RD1%\R.BAT
ECHO CD \ >> %RD1%\R.BAT
ECHO DSPTIME /R >> %RD1%\R.BAT

MD %RD1%EX_TMP

MOREENV /E:1024
A:\DOS\MOUSE.COM
rswap -d%RD1%\
EZKEY
rem SCAPF.COM
ESCP98 -E3

: =============== テンプレートの内容を変更... ==============
KALOAD B:\TOOLS\HD_B.ASN
B:\TOOLS\CLFIL.COM -J1
MSM
PROMPT $e[s$e[1;53H$e[35m$d$t$e[u$e[37m$p$g
GOTO END

:NOIMAGE
: =============== 今日の日付を環境変数に設定 ===============
CALL SETDATE.BAT

: ======== "LHA逆引きマニュアル"をRAM-DISKにコピー =========
IF NOT EXIST %RD1%\LHA.MAN COPY B:\DOC\LHA.MAN %RD1%\

: =============== BATCH FILEをRAM-DISKに作成 ===============
: R.BAT
ECHO @ECHO OFF > %RD1%\R.BAT
ECHO DSPTIME /M /C2 >> %RD1%\R.BAT
ECHO D: >> %RD1%\R.BAT
ECHO CD \98RAY >> %RD1%\R.BAT
ECHO RINPV >> %RD1%\R.BAT
ECHO CD \ >> %RD1%\R.BAT
ECHO DSPTIME /R >> %RD1%\R.BAT

MD %RD1%\EX_TMP

MOREENV /E:1024
A:\DOS\MOUSE.COM
rswap -d%RD1%\
EZKEY
rem SCAPF.COM

ESCP98 -E3

: =============== テンプレートの内容を変更... ==============
KALOAD B:\TOOLS\HD_B.ASN
B:\TOOLS\CLFIL.COM -J1
MSM
PROMPT $e[s$e[1;53H$e[35m$d$t$e[u$e[37m$p$g
GOTO END
:END
ECHO.

パソコン雑誌

たくさん勉強したことも、どんなコマンドがあったのかも忘れちゃった。MS-DOS本もあれこれ読んだけれど、DOS環境を捨てたときに、もう無用だろうと、本もほとんど捨ててしまった。
現在手元に残っているのは当時読んでたパソコン雑誌が数冊と、写真(下の画像)の本だけ。

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EYE-COM

パソ雑誌の名前、コレで合ってたかな。この雑誌、今もある?
たまに本屋さんで立ち読みしました。イラストでPC-98とDOS/Vの画面を表示する違いとか・・PC-98は漢字をROMで持ってるから表示が速いとか、そういうの。わかり易かった。
あと、CONFIG.SYS道場とかいうコラムがあったような。当時の流行りというか、どいだけコンベンショナルメモリを空けれるか、ユーザからの投稿が載ったりして。

電楽

廃刊になったときは悲しかったです。(/_;)
パソコン買う前から読んでたりしました。ちほりんさん(作家の高千穂氏)の書くオンラインソフトを扱ったページがスキでした。
他の記事もイラスト多くて、ハードの部品の成り立ちとかそれを開発したヒトのプロフィールとか、ちょっとProjectXライクなものも読んでて面白かった。
読者の声コーナーの「Wordは裁判所で使う文書には対応していないんですよね」という投稿を覚えてます。なんだっけ、ページ番号がヘンなところに付くんだとか。
それでマイクロソフトに問い合わせたら、そういった仕様の不備を電話に出た担当者が認めたって。

Oh!PC

PC-98ユーザのための98本。特集は勉強になったし、付録FDも使えました。でも、NECがVALUESTAR出した頃からだんだん98賛歌するの苦しくなってた。
そいえば、当時は500MBでも「大容量ハードディスク」といってたんだなあ。(~_~;)クラスタサイズ考えると、いくつにパーティション切るか悩んだっけ。。

PCing

このパソ雑誌、買い始めた頃は付録フロッピーがまだ5インチ。見た目地味なんですが、いかにも学研の本らしく?中身はジュージツしてました。98ユーザのためのDOS/V入門、MS-DOS使いこなし講座などがあった。”ディレクトリエントリとFAT”はNECOツール使い始めたときに役に立ちました。PCingはオンラインソフトに対する扱いもよかったですね。

#ref error :指定ページの閲覧権限がありません。ログインするか、別のページの画像ファイルを指定してください。

パソコン倶楽部

好きな記事は”あなたのハードディスク見せて下さい”。他人の家の晩ご飯のオカズよりも他人のハードディスク環境やCONFIG.SYSが気になったあの頃。(笑)アドバイザーの古庄 歩サンの隠れファンだった。(^_^;)
”買ったソフト・ハードを使いこもう!”の記事も「モトを取る」というコンセプトが気に入って、よく読んでました。

アプリンク

Windowsアップデートディスクが、しかも付録メディアが初のCD-ROMで付くと知って本屋に買いに走った思い出が。
市販ソフトやオンラインソフトの活用記事が多くて、実用度高かったです。

CYBiZ

CYBiZ(月刊サイビズ)も短命だった?内容よかったのに。文字の多い雑誌だったからか。現在は『SOHO domain』誌に移行?

NetWorks,Netpia

NetWorksは、うらんが買ってた頃は付録メディアがFDだった(よーな気がする)。毎号、オンラインソフトウェアレビューの特集のトップに「オンラインソフトウェア作者現わる!」という作者のプロフィール紹介やインタビュー記事が載っていて、それを読むと、作者さんの人となりが伝わってきた。
この特集では収録ソフトの各作者さんの「一言」が顔写真入りで掲載されてた。ソフト開発のきっかけとか、ソフトに対する思い入れとか、知ることができた。

こういった記事を読むことで、作者に親近感がわいたし、ソフトに対する思いを知ると、ソフトをもっと大事に使わせてもらおうという気持ちになれた。
でも付録メディアがCD-ROMになってしまうと、ソフトの収録数も桁違いに増えて、ソフト一つ一つについて詳しく紹介するということも、作者のプロフィールを紹介するということも、たぶんスペースの関係だろうけれど、なくなってしまった。

Netpiaは、NetWorksの後継?雑誌だったのだろうか、この雑誌はやたら短命だったように思うんだけど、内容は初期のNetWorksを思い出させる作りで、期待してたんだけど。
今はお懐かしや(^^;)ふかださんやのだめさん(NIFTYのFGAL系フォーラムに出入りしていたヒトなら知っている方々)が記事を書いていらっしゃったなあー。

PCfan

谷山 浩子サンの『半熟コンピューター』って連載、よく読んでました。覚えてるのは谷山サンが、ご自分が使っている「ワープロソフトはテキストエディタVZとWX2(FEP←日本語変換ソフト)とPRT++(印刷ソフト)です」って書いてたコト。
当時は重いワープロソフト(*太郎)より軽いテキストエディタを使うってライターさん、作家さんが多かったです。

PC雑誌の連載記事では、いしかわ じゅんサンの『だサル(だってサルなんだもん)』も面白かったです。どの雑誌に連載されてたかは覚えてないけど(^^;)担当記者さんとの掛け合いが笑えました。

I/O

サンデープログラマさんのための本、てゆう印象。読者投稿によるツールやゲームが収録された付録FDをネラッて「たまに」買ってました。




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最終更新:2008年03月25日 17:17