「ふしぎの国の世界大戦」のトークについての補助的説明

ゴースト製作なんて自己満足だ、という考えはもっともですし「分かる奴だけ分かればいい」という
価値観も否定されるべきではないのですが、送り手がある以上受け手があるわけで、
「オサレなだけ・自分に酔ってるだけ」っていう状況は大変不味いのは、偉そうに言うまでもないわけです。

最初に言っておくけど、長いしくどいよ、これ。アンカーは作ったけれども、「ゴーストが喋るセリフ」という足かせあるのが難点か。
90年代後半に存在していた(と思う)テキストサイトみたいなモノを目指せたら良いのですが。




ロシア的雄叫び講座

「call of duty」から、スターリングラードでの戦いで赤の広場を奪回するために突撃する際のひとコマと、
パンツァーフロントのロシア軍マップ「クラスノーエ・セロ」より。両方のゲームともお馴染み「ウラー!」と叫んでくれます。
ロシア帽とウォッカを持って、今日から君も赤軍狙撃兵だ!


空母も潜水艦も持っている陸軍?

何かとセクショナリズムの弊害として論じられる日本の陸軍空母ですが発想は悪くなかったんです。多分。
揚陸専門の船が欲しい、ついでに飛行機も載せられるようにしよう。いっそのこと船団護衛もやっちゃえ!
という何でも出来る万能船になったのはいいけど、そこまで行くと最早海軍の仕事では…。
いやいや、アメリカよりも遥かに遥かに憎い(大事なことなので2度言いました)海軍に頭を下げる事なんて出来るはずが無いんです。

さて陸軍潜水艦というのもあり、どうにも設計が上手くいかないので海軍に助けを求めたところ「最初から相談しなよ」
「東条さんが極秘でやれって」「海軍で設計してやるから資材よこせ」「実はもう裁断しちゃった」という問答があったと
第6艦隊首席参謀の井浦祥二郎海軍大佐は述べています。しかし「陸軍潜水艦」という本によると、
「研究開発自体は開戦後からのんびり行っていたが、ガ島の戦況逼迫を見て急ぎ計画を加速、43年1月には設計完了した」
という話が記述されています。でも前者の方が陸軍っぽいよね(失礼!)
海軍に知られたくないから造船所は使わない! 船体の製造はボイラー工場や機関車工場! 耐圧殻は戦車用の装甲板を転用! 
乗組員は戦車兵! 世界初の実用潜水作業艇を作った民間人も巻き込む! 潜望鏡はどうにもこうにも作れないので海軍に頭を下げ…え?
そうなんです実は海軍は割と好意的であれこれ手伝ってくれたそうな。上記の問答の後も海軍は出来るだけアドバイスしてくれたそうです。
試行錯誤しているのを見かねたのか、陸軍独自の輸送力を持てばその分海軍が楽になるという打算があったのか。
訓練中に米軍機から銃撃を受け、慌てて逃げ出した帰り道に大和とすれ違い挨拶を交わしたとか、良い話も残ってますが
あんまり秘密にし過ぎたせいで民間船から体当たりをくらったり海軍の船から砲撃されたりという笑うに笑えない話も。
24トンの米を運べば2万人の将兵1日分の食糧になる、とかいうリアルな数字が出てくるといろいろ泣けます。


MRE

戦闘糧食ネタ。ご存じMREことMeal, Ready-to-Eatですが、余りにも不味いため
開発された当時飢餓状態にあったエチオピアをネタに「エチオピア人も喰わないメシ(Meals Rejected by Ethiopians)」
というジョークがあったそうです。オチのために少佐はMREを食べたことがない、ということにしましたが、
実際問題、海軍の人間がわざわざ陸軍のレーションを食べることはそうそう無かったでしょう。
最近は改良が加えられ前のものに比べればだいぶ美味しくなっているとの話ですが、それでも不味いイメージを
拭いきれないのかイラクではイタリア軍のレーションと3:1のレートじゃないと交換してくれないとかいう真偽不明の噂が
ネットには飛び交っていました。所がどっこいナショジオ2014年9月号によればアフガンではフランス軍のレーションと1:6もの
比率で交換されていたのだとか。ただし同記事では最近のMREの品質向上により立場が逆転したとも書いてあります。
そんな馬鹿な。不味くないMREなんてMREじゃないやい!


T-4

航空自衛隊の中等練習機T-4ですが、00年代のネットにはなぜか軽攻撃機化を目論むネタがあちこちにありました。
実際、試験時に7.7mm連装機銃を装備して実験してみたそうですが、機体の剛性が足りないとかでオジャンに。
また試作機であるXT-4にはFCSが搭載されていたとの噂もありますが、量産された機には付いていません。
というか、レーダーを搭載してないし搭載するスペースもないし、戦力化は非常に難しい。
増槽とその燃料から計算して、250ポンド爆弾の2発くらいくくりつけることは出来るでしょうが、
それで何が出来るというのか、したがるパイロットはいるのかという点が果てしなく謎。


コンビーフ・サンドイッチ

アリステア・マクリーンの傑作海洋小説「女王陛下のユリシーズ号」より、ソクラテスじいさんことブルックス軍医中佐のセリフ。
紅茶が飲めないのが不服だったのか…などというおちょくりは置いとおいて、海・船が好きな人にはオススメです。
肉体的・精神的極限状態での人間の心理描写、波と氷の描写が凄まじく濃く書かれています。
イギリスの対ソ支援のための輸送船団とその護衛の任に付く巡洋艦「ユリシーズ」のお話です。
上のセリフは、調理兵すら応急修理などに駆り出されているためろくな食事を出せず、それが士気の低下に繋がり疲労がたまって作業効率は落ち…
という悪循環を上層部に説明するシーンです。北海はドンパチ出来るような環境じゃねぇ! と力説しますがもちろん無視されます
指揮統制がガタガタになりつつも艦長のカリスマ性と穏和な性格により何とか踏ん張る、あるいは踏ん張らざるを得ない乗組員達。
寒さと氷でドイツ軍と戦う前にポロポロ落伍していったり戦闘能力を喪失する船。氷の重みでマストがへし折れたりとかね。
なんとなくラストは想像できる物の、その描き方は衝撃そのもの。というか何故この作品が海洋冒険小説に分類されているか謎。


チハの18口径57mm砲

チハタンこと九七式中戦車の主砲は18×57=1026mm
一方三八式歩兵銃は、資料によって若干のばらつきがありますが、おおむね1275程。
つまり砲身が歩兵銃より短い!本来火点・トーチカを撃破し歩兵を支援する砲なのでこれでも十分だったという訳。
とは言うものの、チハ改を見た戦車兵の中には「やっぱり加農砲は長い方が格好いいな!」と思った人もいたそうで。
や、やっぱりな…。


砂漠でパスタ

みんな大好きイタリア軍ネタ。水が貴重な砂漠でパスタを食べているイタリア軍――という話で、それが故に水が尽きて
降伏した部隊がいただの、ドイツ軍から水をせしめてパスタを茹でていることにされたりと、パスタだけなのに話題が尽きませんね。
実際には、パスタを輸送するほどの兵站が無い(!)とかフライパンと僅かな水で作ることが出来るタイプのパスタだとか、
北アフリカに持ち込んだけど設備のある後方でしか食えないとか、まぁ様々な解説があるようです。
水がないと食べられないって、それを言ったら米を炊くのにも十分な水と長続きする火が必要じゃないか…とか思います。
米を炊く時の煙で日本兵の存在に気付いた、などという話もありますしね。
工業力や外交、装備に兵站といった物を全て無視し、全ての問題を「前線の兵士の士気」のみに収束させてイタリアという国を語るのはどうなのとか考えます。
国民性のみが原因の失政・失策なんてのはいくら何でも大げさすぎじゃないのかい?
……とか言ってたらナショナルステレオタイプを逆手に取ったヘタリアとかいう作品が世に出てきたりして、欧州情勢は複雑怪奇。
いや、ネタになるだけマシかも知れない。真に悲惨なのはネタにすらされない国、教科書にすら出てこない国なのだ…。
wikipediaに記事がなければ2chで話題にされることもなく、クイズ番組の問題にもならない。そこにも人々が暮らしているはずなのだが。


家一軒立つほど高価な魚雷

映画Das Boot(邦題U・ボート)の劇中より。ジブラルタル海峡にて着底した潜水艦の中で、バッテリーを繋ぎ直すための作業中、
普段冷静沈着な艦長がマジギレして発した台詞です。吹き替え版と字幕版、さらに原作で微妙に訳が違うっぽいのかな。
ストレス下におかれた過酷な潜水艦員達を描ききった名作で、これを見た後には潜水艦になんて乗りたくないと思わざるを得ない出来映え(誉め言葉)ですが、
個人的には撮影が進むに連れて髭が伸び顔がやつれていく俳優達を見て「おお」と思った物です。日頃キチッと服装を整えているユーゲント上がりの先任士官が
無精髭で登場した時には笑いさえこぼれます。そうだよなー潜水艦の中で髭剃ってる暇なんて無いよなーとか、風呂にも入れないから垢まみれだろうなー
とか思いつつ邦画の戦争映画を見るとちょっとした発見があるかもしれません。

ちなみに昭和17年頃の技術者向け書籍によると、気室が制作費の大半を占めるとのこと。意外。


ニミッツメイド

アメリカ海軍提督チェスター・ニミッツと飲料のブランドであるミニッツメイドをかけたギャグ。google先生よるとみんな結構間違えているようだ。
ミニッツメイドの語源は独立戦争時の民兵であるミニットマン(minute man)から取られており、案外軍事ネタとの親和性は高いと強引に言い切ってみる。


酒とタバコは元気の源

イギリス陸軍のモントゴメリー将軍と首相チャーチルのやりとりより。酒豪かつ喫煙家はチャーチルの方。
とはいえモンティがホントに酒もタバコも嗜まないとは思えないのだが。


敵は銃で倒す。

元ネタはあるゲーム情報サイトのスーパーメトロイド紹介文。正確な全文は
ファミコン時代から続くアクションゲーム「メトロイド」シリーズ作品。ファミコンからの累積で考えると3作目にあたる。
メトロイドと呼ばれる主人公のロボットを操り、機械の建造物の中をねり歩く。敵は銃で倒す。
色々間違っている紹介な上、やたらと語感が良い文章と「ねり歩く」「銃で倒す」などの表現がツボだったようで、
ファンの間でヒットしたのか後半の文章が様々に改編され今に至る。


戦列歩兵

19世紀までの一般的な歩兵の隊列のこと。密集した横隊であり、士官の号令や太鼓などの楽器のリズムに合わせて行軍する。
当時の小銃、マスケットは射程距離と命中精度がめっぽう悪く、俗に「相手の白目が見えるほど」近づかないと命中は期待出来ないと言います。
そのため密集して弾幕を張るわけ。通信手段に乏しいため指揮官の目が届くところに兵士を配置したいとか、
近代的な徴兵制度や動員システムが確立する以前の兵隊は農民やらゴロツキをかき集めたような物であり、
(徴兵制度が無かった訳じゃ無いけど、マキャベリやフリードリヒ大王をもってしても市民軍の出来映えはイマイチだったという)
言わば彼らにとってはお上が勝手に始めた戦争に付き合わされている訳で戦意に乏しいため脱走を防ぎたい、
などといった副次的目的もありました。例外はフランス革命における大陸軍で、革命によって手にした土地や自由を失いたくないという
強い目的意識のある彼らはそれこそ死に物狂いで戦ったと言われています。

基本的に射程距離までは味方が撃たれようと隊列を乱すことなく前進し、射程距離に到達次第撃ち合いを始めます。
どちらかがチキンレースに耐えられなくなり壊走を始めた瞬間、あらかじめ待機していた騎兵や銃剣でもって追撃するのが一般的な戦術。
黙っていても野砲の砲弾は飛んでくるわ一回撃つと次の装填まで数十秒かかるわ黒色火薬のせいで視界はゼロだわ騎兵は突撃してくるわで
ここまで来るともう気合いで戦争しているようなもんです。ちなみに南北戦争の初期にはこれをマスケットではなくライフル銃でやったせいで悲惨なことになりました。
映画「パトリオット」ではヤバイくらい再現されてます。もうね歩兵の命なんて紙くず並み。
きらびやかな軍服を身に纏い颯爽と戦場を駆けるその姿とは裏腹に地獄のような光景が展開されていた筈。

ちなみに「レッドコートは世界一!」派と「大陸軍は世界最強!」派が日夜しのぎを削っていたりするとかしないとか。


機械化歩兵

断じてサイボーグ兵ではない。…わざわざ項目を作る必要があるのか疑うけど。
ただ単に歩兵を装甲車に乗せればよいというものではなく、部隊に属するあらゆる兵科を内燃機関で動かす必要があります。
極端な話製パン部隊まで自動車化しなければならないわけ。かのイタリア軍の師団編成にもしっかり乗ってます。
だから女の子にメカを付けただけで機械化というのはちょいと違う。突っ込むのは野暮だけどね。


戦争と天気予報

昭和17年の周防灘台風、昭和18年7月・9月の台風で大きな被害が出ましたが、気象管制がその一因だったかもしれません
http://tenki.jp/forecaster/diary/detail-3639.html
http://www2u.biglobe.ne.jp/~akiyama/no40.htm
http://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame091.htm
天気予報が再び始まったのは8月17日説、21日説、22日説があるみたいです。
まぁ新聞かラジオか、日本の何処で復活したかでラグがありそうですしね。
それにしても台風といい鳥取地震・昭和東南海地震・三河地震といい、戦争中にやたらと天災が起こってますね。


メガバズーカランチャーのネーミングについて

さて真面目に考えてみる。ご存じの通り「バズーカ」はボブ・バーンズなるコメディアンが使っていたラッパから取られた名前だ。
それが今日では一般名詞化して「対戦車ロケット」全般を指すようになってしまっている。で、何故そう呼ばれるようになったか。
形が似ているからだ。M61以降あらゆるガトリングガンが「バルカン砲」と呼ばれたりAKがどのタイプであろうと「カラシニコフ」扱いだったり
民生用プロペラ機は全て「セスナ」だったりと、モノの形が人に残す印象は大きい。宇宙世紀でもその「一般名詞イズム」は受け継がれてるわけで、
宇宙移民という起爆剤で爆発的に民族や文化が入り交じった結果、RPGやパンツァーファウストを押しのけて
「長っぽそい見た目の兵器はとりあえずバズーカと呼ぶ習慣」が生き残っていた、あるいは発生したとしてもおかしくはない。じゃあメガとは何か。
言うまでもなくメガ粒子のことであろう。

というわけでメガバズーカランチャーは、宇宙世紀的感覚で読み直すと「メガ(粒子ビームを用いる)バズーカ(っぽい見た目の)ランチャー(発射機)」
と読めるのだ。実際本家バズーカが肩に担いで物々しく発射するのと同じくメガバズ(略)もタラップに足を引っかけて物々しく発射するシロモノだ。
開発チームが見た目の印象でとりあえず名前を付けたとしてもおかしくは無い。
「バズーカ」と「ランチャー」でなんか発射する物という感じがだぶっているな~という疑問も解決する。彼らは機構や原理ではなく
「形が似ているから」バズーカと呼んでいるのだから。

さて、時系列的には百式の後にΖガンダムが製造されるわけで、ハイパーメガランチャーもメガバ(ryの後に作られたと見るのが妥当だろうが、
こちらはメガ(略)のような無骨さは無く、劇中でも格好付けて登場したわけでもないし、大きいビームライフルだねと言われればそれまでである。
これではダメなのだ。無骨さと物々しい発射態勢が無ければ見た目上バズーカと呼べない!という共通見解が宇宙世紀には存在しているんじゃないの、という訳。
だからこのネーミングにしたのだろう。「ハイパー(に凄い)メガ(粒子ビームの)ランチャー(発射機)」と読み替えれば何も問題はない。
「ハイパーって何だよ?」という疑問も湧くが、現在でもハイパーテキストとかハイパーヨーヨーとかわずかながら名前に使われている物がある。
言葉の流行など予測がつかない物。宇宙世紀では「すんごい物にはとりあえずハイパーって付ける」ことが流行である/だったとしても不思議ではない。

ええ、ええ。保護解釈ですが何か。


女の子が持つ武器

主観的意見ですが、漫画アニメゲームetcの世界において、美少女とセットになって送り出されたことのない武器は
もう存在しないのではないでしょうか。…いや、マジで。


凄い勢いで弱くなるフランス

中世以降を扱ったEU2では、wikiの国家紹介ページにイングランドよりも上に項目があり、「世界征服も可能」とまで書かれているフランスですが、
victoriaの頃になるとナポレオンが好き勝手やったせいなのか、人口増加率にマイナスの修正が掛かっていたり土地の生産力が低く設定されていたりします。
HoI2ともなるとさらに酷く、工業力に凶悪な平時修正が掛かっているわ、ドクトリンが使えないわ、確実にドイツにボコられるわという有様になっています。
とはいえどのゲームにおいても欧州の大国であることに変わりはないんです。ライバルが極悪なだけで。


ベルギーは道路

第一次、第二次大戦とも文字通り「フランスへの通り道として」という酷い理由でドイツ軍に踏みつぶされたベルギーですが、
彼の地にも漢はいました。その名はアルベール1世。ドイツ軍がベルギーへと侵攻したことを聞き、「ベルギーは道路ではない、国だ」と
近代ヨーロッパ屈指の名啖呵を吐いてくれました。とはいえ、例によってHoI2では「気がついたら死んでる」国家の筆頭なのですが…。


生徒会や風紀委員が武装してたりする

「正義」を主張するには暴力と権威が一体である必要がある、という訳なんでしょうね。やはり。
内部では旧日本軍やソビエト連邦共産党並の派閥争いや内ゲバが繰り広げられているであろう事は想像に難くないです。
しかしこの「やたらと凄い権力のある生徒会」って、「登校中にばったり会った変な奴が実は転校生で自分の隣の席に」並に
使い古されたネタですが、現実世界で見たという話はついぞ聞いたことがありません。誰もが知っていて、誰も知らない。謎すぎる。

中世ヨーロッパの怪

我々の想像上の「中世ヨーロッパ」と現実のそれはだいぶ違うんじゃないかというお話。
騎士団の実態近世の始まりなんかを見ると、「強権を持つ国王がいて、その周りには国王直属の騎士団と官僚同然の貴族が…」という
おなじみの光景には、実は結構な割合でフィクションが混じっているのだと分かります。
これら「中世ヨーロッパ」はほとんど近世だと言ってもいい。せ、世知辛い…。


角のある肉食動物

ジャクソンカメレオンやツノトカゲ、カジキやイッカク(これは歯が変化した物)など、一部のいきもの達は
(微妙に肉食動物とは言えないような気もしますが)肉食にもかかわらず角を持っています。
恐竜の一部にも当てはまるかも。ともあれ、角を相手に向ける際には角度的な問題で相手の姿を見づらくなりますし、
狩る側としてはやはり牙や爪の方が「実戦的」という訳なのでしょうか?


ガンダムには乗れそうにないけど

やられメカの代表ジムも最近はとても強くなりました。
ジムスナイパーIIやジムカスタム…説明文には「一部性能はRX-78に匹敵し…」とか景気の良い言葉が踊っています。
「こいつら量産すればもうガンダムいらなくね?」「こいつらなら俺も乗せてもらえるかも…」という、
髙二病的なワクワクドキドキ、そして脳内で花咲く俺ジム。結局俺たちだってガンダムが好きなんだよ!とは口が裂けても言えない。言っちゃいけない。
1小隊に1機配備されている、背中にバズーカを装備した支援用GM(MGver1.0のインストにそんなことが書いてあったような気がする)の素朴さも、
長物ビーム兵器に増加装甲に馬鹿でかいスラスターが付いた限りなくガンダムっぽいGMのゴテゴテさも、全て引っくるめて僕らはGMが好きなのだ。


ボリビア海軍

ボリビアで太平洋戦争と言えば日米間のそれではなく、1879~1884に行われたボリビア&ペルー対チリの戦争を指します。
一応英語では War of the Pacificであり、「我々の」太平洋戦争である Pacific Warとは区別されているようですが、
日本語では太平洋戦争(南米)とか硝石戦争とか言われています。1941年に我々の太平洋戦争が始まるまで、日本国内でも
太平洋戦争とは南米のそれであり…ああもうややこしい。

で、そのボリビア海軍の活躍ですが、wikipedia英語版のページでは出典付きで"Bolivia had no navy"となっており…え?
太平洋戦争の海戦を扱ったページを見ても、マジで艦艇を保有していないっぽいです。
困った政府は民間の船を狩り出すために私掠免許を発行しました。これはボリビアが1856年に調印された、
私掠船の禁止を謳ったパリ条約に調印していないために出来た裏技なのですが、気休め以上の効果があったのかは果てしなく疑問です。

そんなボリビア海軍、巡り廻って何の因果か、今では「第6機械化海軍歩兵大隊"Independencia"(スペイン語で"独立")」なんて
めっちゃ強そうな名前の部隊を持っています。艦艇? 聞くな。


偽エチオピア皇帝事件

事の顛末やコールの他のイタズラなどの紹介は「詐欺師の楽園」という書籍の1項にまとめられていますが、
掻い摘んでコールらの知能犯ぶりを少し紹介。まず当時にして4000ポンドという大金をつぎ込み、偽の衣装や勲章、
その他大道具や小道具を仕立て、お召し列車をも運行させてしまいます。さらにプロの劇場美容師によってメイクや調髪をして貰いました。
外務次官の名前で電報を打ちますが、外務省のあるホワイトホールにある郵便局がたまに公用電報の発信もしている事に目をつけ利用しました。
そして最後に、英国海軍にはただ1名だけエチオピア語を理解する将校がいたのですが、一味は彼が不在の日を事前に調べ上げており、
その日を狙って一世一代のイタズラを実行したのです。
「軍楽隊が誰もエチオピア国歌を知らないので適当にザンジバル国家を演奏し、これまた誰も知らないので
 エチオピア国旗を掲揚できず、提督が顔面蒼白になった」など笑える記述があるので興味のある方はどうぞ。

4000ポンドの価値について
ここここによると、1910年時点で1ポンドの価値は大体4.9ドルくらい。つまり使った金は計2万ドル相当。
かのT型フォードが1908年の発売時点で850ドルで、当時の1ドルというのは今の24ドル位になるとか。
要するに当時できたてほやほやのT型フォードを20台以上ポンと買えるだけの金、今の価値で45万ドル以上の金を
たった一回のイタズラにつぎ込んだわけで、凄まじい意気込みですね。となると気になるのは金の出所。
参加したメンバーの内ほとんどが名門ケンブリッジ大学の学生で、主犯のコールの妹は後のイギリス首相
ネヴィル・チェンバレンと結婚しています。もしかするとこの辺から出てきたのかも?


シェリダンと「死んだインディアン」の話

元ネタは例によって英語版wikipediaなのですが、興味深い話がありました。
1868年にJames M.Cavanaughなる下院議員が議会で
"I have never seen in my life a good Indian(略)except when I have seen a dead Indian."
「私は人生の中で死んだインディアン以外に良いインディアンを見たことがない」
という発言をしており、これがシェリダンの物として広まったのだと記述されています。
この議員の記事によれば、当時の議事録から発言のウラは取れているらしく、
少なくともこの議員が「良いインディアンは死んだインディアンだけだ」的な台詞を言ったのは間違いなさそうです。
オックスフォードのことわざ辞典でもこの議員を初出として挙げています。
リンク先は百科事典サイトなのでいわゆる「孫引き」状態ですが、まぁそれなりに信用できるでしょう。
ともあれ、この「都合の良い」フレーズは差別する側にとって非常に都合が良かったらしく、
現在に至るまでこの言い回しが様々な場所で様々な人に使われているそうです。(どういう人達が好んで使うかは、まぁご想像の通り)
結構根が深そうな話。


ロイヤルネービーの階級章とミツカン

ミツカンのロゴが英国海軍の階級章と似ている…というネタ。ミツカンのサイトによると、
4代目社長が自家の家紋からとったそうで、ミリタリーとの関係性は無い模様。そりゃそうだ。


宣伝ビラ(伝単)ネタいくつか

戦時中のスローガンやポスターというものは大抵過激な言葉が並び、お国柄がもろに出てくるものだが、
その中に「日本人なら贅沢は出来ない筈だ!」というのがある。…よくよく考えてみると凄いスローガンだ。凄すぎる。
「日本人なら」て。「筈だ!」て。おいおいちょっと待ってくれ。
日本人なら→当然君は日本人だよな? まさか戦争反対を唱える非国民ではないよな?
贅沢は出来ない→具体的に何が贅沢かは場の空気次第。昨日までの日用品が今日から贅沢品に。
筈だ!→君は当然贅沢なんてしないよな? まさか隠れてやっている売国奴ではないよな?
といった感じの村社会オーラがガンガン出まくり、むせるくらいの日本人気質が発揮されている。
ちなみにアメリカだと「君が車に一人で乗っているとき、脇にはヒトラーが乗っているぞ!」(ガソリンを節約しよう、車を賢く使おう、の意)
というポスターになる。焦り具合が違うとか、ジョークが聞いてるとか、それ以前の問題として
自家用車のガソリンは節約しようなんて大衆向けポスターが必要な国に戦争を仕掛けたことがそもそもの間違いである気が嫌でもしてくる。


女体化アンクルサムがストッキングの回収を求める キモイ シュールなポスターはこちらのページ中程
日本軍へ向けて米軍が撒いたビラはこのサイトが詳しいです。

水戸黄門や楠正成を引き合いに出して銃を捨てるよう求めたり、日露戦争によって不具者となった傷痍軍人が、戦争直後は英雄として扱われながらも
すぐに正露丸売りとして悲惨な生活を送ることを余儀なくされたことを題材にして投降を呼びかけたり、心をえぐることに余念がありません。
こんなのとかこんなの見せられたら「投降しても大丈夫かもなぁ…」とか思っちゃうのが人間ってもんです。
ご丁寧に投降の仕方を書いたビラまで撒かれてますし!


毎日ルタバガ

詳細は「カブラの冬」を参照せよ。第一次大戦ドイツのヤバ過ぎる食糧事情が見られるぞ!
学生にサクランボの種を集めさせて油脂を得るなどと言う微笑ましいようで笑えない事情が紹介されていますが、
日本も大戦中学童たちにドングリを集めさせたそうで、「写真週報」にデンプンを取ってパンやうどんにするんだと書いてありました。
効率的にはどうなんでしょうねこれ。


オーストラリア軍のレーション

ニュージーランド軍のレーションにもマーマイトが入っているという。うーむ。


ガリポリの肉屋

そのチャーチルが第二次大戦では首相になって連合軍を引っ張っていくのだから、オーストラリア人とニュージーランド人はさぞ
微妙な気分になっただろう事は想像に難くないです。第一次大戦で地球の裏のトルコまで出張った彼らは、
今度はギリシャや北アフリカで激闘を繰り広げます。…地理的には南アフリカ軍がフィリピンで戦うようなもんか。遠すぎる。


スパム派とチューリップ派

おれはスパムしか食べたことがないのでチューリップの味は分かりません。
つーか沖縄ではスパムが本土の半額以下とかマジかよ!


負けてる側の「幸運艦」=死神説

だってあなたも雪風の僚艦には乗り込みたくないでしょ? ウォースパイトみたいな、ロボアニメかと見まがうほど
ボロボロになりながらもどっこい生き抜く幸運艦もそれはそれで乗り込みたくないけど…。


標的曳航機にだけは事欠かないRAF

マーリンとスピットファイアが無かったら割とマジでどうするつもりだったんでしょうね。
とはいえマーリン積んでてもデファイアントやバラクーダみたいなアレな飛行機もあれば、
マーリン無くてもタイフーンやテンペストみたいな十分一線級と言える飛行機もあるけどね。


超本格シムSteel Beasts

その独特の購入方法のせいで未だに手が出ない。何時か買わなきゃ…。
って、「買わなきゃ」って言ってるうちは買わないんだろうなぁ-。


復座のロボ兵器はタンデムばっかり

実際何でなんでしょうね。サイドバイサイドのロボって明貴版スタークジェガンくらいしか思い浮かばないんですが。
ググったらダンバインやオーガスやパワードールにも出てくるらしい。受けないのはアニメにすると滑稽になっちゃう
からなのか、それともロボの設計者がイギリス人で無いからなのか。モスキートみたいな段付き復座なら
サイドバイサイドでもイケそうなんですけどね。サイドバイサイドにすれば「操縦桿を握る震える手にそっと手を重ねるヒロイン」
なんて萌える展開が出来るぞ! あと段付き復座の後席なら四六時中ヒロインの横乳やふとももが見られるぞ!
え? おっさんとサイドバイサイドになったらどうする?知らんな。
検索していたらもはや復座とか言うレベルじゃない物まで見つけてしまって、もう何が何だか。


"history"と"story"は同語源

さらなる詳細はここのコラム「ヒストリーの語源と語義」を参照のこと。
歴史が先か、物語が先なのか?


本国では評価されてるブレジネフ

自分自身にソ連邦英雄勲章を与えちゃう(合計で4回受勲してるのはジューコフと彼だけ!)とかどうにもダメな方向の
話ばかり聞くので、てっきり本国でもボロクソに言われてるのかと思いきや、「ブレジネフがソ連国民のためにしたこと : おそロシ庵
では非常に高く評価されていてびっくらこいた訳ですよ。英語版wikipediaによれば、世論調査でレーニンよりも評価されているとか。
うーむ、日本に入って来る情報自体も「西側」にガッチリ組み込まれているのかもしれません。


「最高存在の祭典」ってなんだよ!

字面だけ見ると格好いいですが、格好良すぎて今時のライトノベルすら使わない組み合わせ。
これに関連して、以下の文章をトークとして実装しようとしましたがあまりにくどいので取りやめたのはここだけの秘密。

「理性や知性によって迷信や宗教的ドグマを打ち破ろうとした啓蒙主義はフランス革命でそのピークを迎えた。
しかしそこで待っていたのは理性や知性の名の下に人々がギロチンへと送られるジャコバン派による恐怖政治だった…と。」
「そして我々は公平にこうも言う必要がある。理性や知性によって貧困や抑圧を打ち破ろうとした社会主義はロシア革命で
そのピークを迎えた。しかしそこで待っていたのは主義や思想の名の下に人々が壁の前へ立たされる収容所群島だった…と。」


世界地図を開いて「ポーランド」の文字があることを確認する

コメントが流れる某動画投稿サイトで、アニメなんかの世界説明で国境線が適当に書かれた東欧の地図が出てくる度
「ポーランドまた分割される」とか「ポーランドちゃん死亡のお知らせ」とか赤字で書き込むのは止めて下さい。おれの腹筋が死にます。
この手のネタで一番笑えたのは「ポーランドは黒タグ」かなぁ。ポーランドの人ごめんよ…。


ポトシ鉱山

現在では観光客も中に入れるそうで、ググるとツアーの体験記がちらほらヒットします。
彼らはロクに機械もないまま手作業で岩を掘っているそうです。そりゃ機械を入れた方が効率が良い。しかしそれでも
機械を入れないのは、彼らをそのまま働かせておく方が安上がりだからに他なりません。そしてそれはおれ達日本人も
同じなのではないでしょうか? おれやあなたの職がロボットや人工知能に奪われないのは、ただそれらを維持運用する
より安いというそれだけの理由ではないのでしょうか?(あなたが医者とか弁護士とかなら話は別ですけど)
ボリビアの鉱山で岩を掘る彼らに会ったことはないけれど、おれは何故かシンパシーを感じてしまうのです。


南米の建艦競争

トークとも被りますが少し解説。現在ではちょっと想像が付きにくいのですが、南米のアルゼンチン・ブラジル・チリは
19世紀頃は準列強と見なされており「ABC nations」とか「ABC powers」などと呼ばれていました。
互いに主導権を握るため派手な建艦競争(正確には発注競争か)を行い、南米三国志とでも言える状況が起きたのでした。
英語版wikipediaにはこんなに力の入った項目が執筆されているのに、日本語の資料が毛ほどもないのが何ともさみしい限り。

ブラジルがバカ金懸けて空母を維持していたり、アルゼンチンがついこの前まで空母を保有していたのはこの辺の意地とプライドが
一因になっているのかなと勝手に想像したりしてます。


ドミニカもコンゴもふたつある

世界にはかくも多くの国々があり、各々が様々な歴史を抱えていることをホントに実感する話。ところがおれを含めた大抵の人は
モーリシャスとモーリタニアの違いなんてどうでもいいと思っているし、ツバルとトンガの位置関係を気にしたりしない。
知らないなら知らないでいいが、だったらせめて「世界中で人気な日本の○○!」なんて話を鵜呑みにしないようにはしたい。
本当か? それは本当にニウエから赤道ギニアからアンティグア・バーブーダ、セントビンセント・グレナディーンでも人気なのか?




以下はPANZER FRONTネタの解説

コンシューマーでは恐らく最高峰の戦車戦シミュレーター、パンツァーフロント(通称パンフロ)のトーク

やんふぁいとぱんつぁいんでぃして

実際の発音はDeren feind panzer in Sicht!!(ただし"Deren"はかなり怪しい) だそうです。
ラッチェ・バムを見つけても戦車と言ってしまう戦車長がなんともお茶目で良い味出してます。


よく訓練されたパンフロ好き

パンフロのドイツ軍プレイ時の三大恐怖と言えば野砲とヤーボと待ち伏せしてるラッチェ・バムでしょう。
これが連合軍・ソ連軍だとヤーボと虎戦車、ラッチェ・バムとアハトアハトが自動的に入れ替わりますかね。
さてラッチェ・バムこと76.2mm野砲ですが、その存在はとーっても謎。
この言葉はそもそも「着弾音を表すRatsch」と「射撃音を表すBumm」からなる「命中した後から音が聞こえる=高初速の砲」
という意味なのですが、ドイツ語故日本語に直すとラッチェ・バムだったりラッチュ・バムだったりラッチェ・ブムだったりするわけです。
そもそも定義からすれば音速を超える初速を持つ砲ならなんでも「ラッチェ・バム」になってしまうわけでして…。
実際、かの有名なzis-3だけでなくM1396(F-22)やM1939(F-22USV)と言った野砲もラッチェ・バムと呼ばれている節が。
この辺、「スツーカ」の語源並みにゴタゴタがあったんじゃないかなぁ…と勝手なことを思ってみたり。


ウクライナの雪原に垣間見た

パンツァーフロントbisのストーリーモード、「虚無への砲弾」の話。
ファンの間でも「あの話はわからん」と言われ放題だったり。このサイトがとても良くまとまっており参考になります。
上記のサイトと、2chパンフロスレのテンプレからストーリーを出来るだけ分かりやすくまとめてみましょう。

1943年夏、ドイツ軍の戦車兵アルフレート・シュトライバーは
ある日、突風と共に「森の王」なる存在に接触してしまいます。
「そこにいる…王はそこにる…撃て…アルフレート・シュトライバー…撃て…撃て!」
謎の声を聞くシュトライバーでしたが、謎なのはこの声だけではありませんでした。

何も見えない霧の中でも何故か正確に敵の位置を知っている不気味な上官、カスパー大尉。
「敵はロシア軍だけではない」という言葉に、血のように赤い謎の砲弾ケース。
「どうやらこの部隊には何か特別な『使命』があるらしい」シュトライバーはそう考えます。

新型戦車を受領し戦い続けるシュトライバー達。クルスク戦、ノルマンディー、アルデンヌ攻勢…。
そしてベルリンまでが戦場になろうとしていたその激戦のさなか、ゼーロウ高地の戦闘の直前に
カスパーは乗車をIS-2に撃破されて重傷を負います。
「そこに…そこに王がいる…」
「あれ(砲弾ケース)はお前に託す…受け取れ!」

「時が来るまでは決して開いてはならんぞ…」
「一体何が起きるんですか! 大尉!」
意味深なことを言うカスパーは「そこに王がいる」とかつて森の中で
シュトライバーが聞いた言葉と同じ事を叫び、事切れました。

かくしてカスパーは去り、「使命」だけが残りました。
血の雨が全身に降りかかる悪夢から絶叫と共にシュトライバーが目覚めると、砲弾ケースが独りでに開き始めました!
「銀の砲弾だったのか…!」

1945年4月30日午後3時。ベルリン市内へと後退するシュトライバーの眼前に、
赤い防錆塗料のみが塗られ、さながら血まみれに見えるティーガーIの姿を身に纏い、とうとう「森の王」は姿を現します。
挑戦者を倒し続けなければ「森の王」はその存在を保てない。ゆえに「森の王」はシュトライバー達を襲い続けるのでした。
カスパーから受け取った銀の砲弾で「森の王」を倒し、シュトライバーは使命を果たします。
しかし、シュトライバーは知りませんでした。「森の王」を倒した挑戦者は、彼自身が新たな「森の王」となることに。
シュトライバーは望む望まざるに関わらず新たな「森の王」となり、かつてのカスパー同様超人的能力を身につけてしまいます。
同時刻、ベルリンにてアドルフ・ヒトラーは自殺を遂げます。彼と「森の王」はかなり近しい存在だったようです。

名実共に新たな「森の王」となったシュトライバーはベルリン戦を生き延びた後廃墟の中をさまよい、
煙と共に虚無へと消え去って行きました。

元ネタはサー・ジェームズ・ジョージ・フレーザー「金枝篇」なのですが、もう何がなにやら。
森の王になるためには宿り木から金枝を折って手に入れ、さらに現在の森の王を殺さなければならないのだ――と言われても
分かるような分からないような。やっぱり分からんぞ。

一応補足説明を試みましょう。タクティクスモードでオリホワトカをプレイした際、ストーリーモードでは自車として割り当てられている友軍車輌の
コールサインが「ヒルデガルド」だったりします。劇中カスパーは「聖ヒルデガルドの血は我らの力を奪う」と言っており、何か深いものを感じます。
また最終マップであるベルリンのみ、主人公シュトライバーの口調がよく言えばニュータイプ、悪く言うと電波を浴びてしまったかのように変化しますが、
その際のコールサインは死を神格化した神である「タナトス」となってしまっています。カスパー車を撃破したIS-2は、森の王ティーガーのように
オーラを身に纏っています。つまりカスパーは森の王にやられたわけです。銀の弾丸が化け物・怪物に効果的だというのは説明するまでもなくよく
知られていますね。ちなみにゲーム中、実際に森の王ティーガーに銀の砲弾を撃ち込むのですが、
銀弾以外では効果が無いどころか森の王に触れると画面がゆっくり暗転してゲームオーバーとか怖い演出がされています。
ストーリーモード開始前に、プレイヤーはあらかじめゲーム中で受領する新型戦車を2種類の中から選べるのですが、
この2種類の戦車は主砲の口径が違います。そのため「銀の砲弾ってもしかして変形するの?」とか冗談めいて言われたりします。
シュトライバー車のコールサインは「オントロギー」。ドイツ語のOntologieであり「存在論」を意味します。
カスパー車のコールサインは「スペクトルム」。これもドイツ語のSpektrumでしょう。意味は英語のSpectrumと同じ「スペクトル」ですが、
元はラテン語から来た言葉であり「像」を意味するのだとか。まぁ監督の話からするに別段深い意味は無いようですが。

CGアニメの製作はサンライズで、後に製作されたガンダムシリーズの一つMS IGLOOには同じスタッフが関わっており、
このストーリーモードとにている点がいくつか見られます。シュトライバーとマイの顔つきとか、カスパーとカスペンとか。

劇中、CGによるちょっとした紙芝居が繰り広げられるのですが、新戦車受領の時の名無しドイツ兵による
「すごいぞ! 見たこともない新型だ! ヽ(゚∀゚)ノ」
「これでロシアの奴らに目に物見せてやる! (`・ω・´)」
と無駄に気合いの入ったやりとりが妙にツボにはまって好きです。余談も良いところだけど。


ペトロフカ

パンツァーフロントでも1、2を競う極悪マップ。ペトロフカ。とにかく全自動で何処まででも追尾してくる野砲がうっとおしい。
ゲームシステム上野砲が直撃すれば一撃で撃破されてしまうため、気が付けば僚車がひとつまたひとつと殺られていき、歩兵もあっという間に全滅させてくれます。
正面の対戦車砲&ダックインした戦車からなる陣地を迂回して側面から突撃しようとすると今度は隠れているラッチェ・バムに袋だたきにされます。
そのクセ敵陣に突っ込むと野砲が降り止むという極悪っぷり。まるで制作者である石津監督の笑い声が聞こえてくるくらい
鬼畜なマップで付いたあだ名が「ペトロ不可」。しかしこれにはある抜け道があったのです! それがレーダー射撃。
このマップの僚車はみな技量が高いため、稜線の向こうだろうが超遠距離だろうが問答無用で吹っ飛ばしてくれます。
野砲が降り注ぐタイミングは、あるラインの通過によって決まるので、そのラインの直前に僚車を待機させ射撃を指示するわけです。
実際はレーダーを使っているわけではないのですがそれっぽく見えるのでこの名前になったとか。








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