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謎が解けてよかったね。」(2007/01/11 (木) 01:44:49) の最新版変更点

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秋庭さんは結局何を言いたかったのだろう?<br> <br> 秋庭さんには胎内回帰願望でもあるのだろうか?矢鱈に巨大な穴がお好きである。<br> 「大東京の地下99の謎」でも小見出しにも、<br> 47」迎賓館の近く、南元町公園地下の巨大な「穴」の秘密<br> 78」溜池山王駅案内図の巨大な「穴」に隠れているものは?<br> 今日はそんな溜池山王駅の「穴」のお話。<br> <br> ┌ ─ ─ ──  帝都東京・地下の謎86(2005年2月洋泉社刊) 148頁  ── ─ ─ ┐<br> <br> 60◆溜池山王のミステリー<br> 溜池山王①/千代田区<br> 地下鉄溜池山王駅は、中央部に大きな謎を抱えている。駅のまんなかが穴のあいたような構造<br> になっている。『東京地下鉄全駅ガイド』の駅マップが左にある。太い線で囲まれたところが、<br> 中央の穴である。これが地上の建物なら、そこには何もない空間があることになるが、地下鉄駅<br> のような地下建築では、そこには土砂があるということである。<br>  だが、この部分に土砂を残したまま建設を進めるのは、おそろしく手間のかかる作業である。<br> 新駅を建設する前に、土砂部分の周りを完成させなければならい。そんな手間をかけて土砂を残<br> しても仕方がないから、普通は、土砂はそっくり取り除かれる。まんなかに穴があいた地下建築<br> など、私はほかに見たことがない。<br>  地下鉄溜池山王駅は一九九七(平成九)年に開業した。南北線の開通に伴って、銀座線に六十<br> 年ぶりに新駅ができている。南北線の駅があるところが山王、銀座線の駅があるところが溜池で、<br> 二つの地名が多少強引に並べられた駅名である。<br>  新しい地下鉄は、普通は、古い地下鉄の下にもぐることになっているが、南北線はなぜか千代<br> 田線の上を走っている。南北線と銀座線の駅は同時に建設されたはずだが、両駅のフロアーの間<br> には大きな段差がある。南北線の改札を入って左に曲がると、地下通路が坂になっている。長い<br> 長い上り坂である。普通の駅では通路は平坦だから、初めてのときは面食らってしまった。この<br> 坂道の突き当たりには洗面所があって、そのさきには何もないはずだったが、開業当初は、洗面<br> 所の中にさらに先へ行くための扉があった。扉の向こうにちらりと上り階段が見えた。<br> <br> <img src= "http://www3.atwiki.jp/619metro?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=65&amp;file=%E6%BA%9C%E6%B1%A0%E5%B1%B1%E7%8E%8B%E3%81%AE%E6%94%B9%E7%AB%84%E5%9B%B3%E7%B8%AE%E5%B0%8F.jpg"> <br> <br> これが、秋庭氏が「東京地下鉄全駅ガイド」 2001年人文社刊から盗んできた図の所要部分のみを<br> 陸壱玖がコピーしたものです。<br> <br> で、その謎だった穴なんですが、<br> <br> ┌ ─ ──────  「大東京の地下99の謎」   183~184頁  ────── ─ ┐<br> <br> <br> 78」溜池山王駅案内図の巨大な「穴」に隠れているものは?<br>  丸ノ内線国会議事堂前駅と千代田線国会議事堂前駅は南北線の溜池山王駅と銀座線溜池<br> 山王駅に地下でつながっている。<br>  しかし、4つの路線がどのように走っているのかは、他の路線のトンネルが壁に隠され<br> ていて利用者には見ることができない。<br>  たとえば、千代田線国会議事堂前駅から南北線溜池山王駅への連絡通路には上りのエス<br> カレーターが並んでいるが、丸ノ内線はその天井の上を走っている。<br>  溜池山王駅ができたばかりの頃はトンネルの形がはっきり見えたというが、現在は天井<br> で隠されている。<br>  同じ溜池山王駅には、山王パークタワーからキャピトル東急ホテルを結ぶ地下通路があ<br> る。この通路の途中にわけもなく上下する個所(写真)があり、歩く人を戸惑わせている<br> が、この通路の上にも丸ノ内線が走っているはずだが、天井に隠されて見えない。<br>  見ることができないのなら駅の案内図には描いてあるだろうと思って案内図を見ると、<br> ポッカリ空いた巨大な「穴」に吸い込まれたかのように丸ノ内線が抜け落ちている。<br>  この謎を解き明かすには、丸ノ内線がこの付近のどこを走っているのか知らなければな<br> らない。<br>  国会議事堂付近で最も北を走る丸ノ内線の国会議事堂前駅は、国会議事堂の敷地内にあ<br> り、そこから大きくカーブを描きながらトンネルが南南西方向に延びている。<br>  丸ノ内線より少し南にある千代田線も国会議事堂前駅からさらに緩やかなカーブを描き<br> ながら西に延びている。駅の大半は首相官邸の敷地内にあるのだ。<br>  この両線が交わるのは、首相官邸北側の急な坂を西に下り終えたあたりである。国会議<br> 事堂付近で地下6階の深さを走っていた千代田線がここでは地下3階の深さになることか<br> ら、この坂がいかに急な坂であるか想像していただきたい。<br>  この交差している地点の少し西につくられたのが南北線の溜池山王駅である。地下3階<br> の深さを走る南北線と丸ノ内線、千代田線とほぼ十字に交差しているあたりで、丸ノ内線<br> はそれまでの深さ地下1階から地下2階に降下している。この降下が謎を解くカギになる。<br>  地下2階には南北線溜池山王駅の改札や切符売り場など駅の設備がある。そのために、<br> 丸ノ内線は溜池山王駅の各階別案内図には表示することができない存在になってしまった。<br> もし、地下1階を丸ノ内線が走っていれば案内図に描くことができたのだが……。<br>  溜池山王駅の案内図にある巨大な「穴」に隠れているものの正体は、丸ノ内線なのだ。<br> <br> └ ─ ──────  「大東京の地下99の謎」   183~184頁  ────── ─ ┘<br> <br> 解けちゃいましたねぇ「謎」。巨大な穴の正体。<br> <br> 東京地下鉄道南北線建設史の523頁にこんな図が、上の図と比較していただくために横にして<br> ますが、<br> <br> <br> 結局、秋庭さんこの図を見ちゃった。見ちゃったからには仕方が無い。「穴」のプロとして<br> は見てしまったものを・・・。<br> 何か、村上某氏の様な訳・・・でもないか(w<br> 結局溜池山王の「穴」とやらは、「謎」でも、「政府の陰謀」でもないことを自ら論証されちゃったわけ<br> ですね。<br> 手間の掛からんことで。<br> <br>
秋庭さんは結局何を言いたかったのだろう?<br> <br> 秋庭さんには胎内回帰願望でもあるのだろうか?矢鱈に巨大な穴がお好きである。<br> 「大東京の地下99の謎」でも小見出しにも、<br> 47」迎賓館の近く、南元町公園地下の巨大な「穴」の秘密<br> 78」溜池山王駅案内図の巨大な「穴」に隠れているものは?<br> 今日はそんな溜池山王駅の「穴」のお話。<br> <br> ┌ ─ ─ ──  帝都東京・地下の謎86(2005年2月洋泉社刊) 148頁  ── ─ ─ ┐<br> <br> 60◆溜池山王のミステリー<br> 溜池山王①/千代田区<br> 地下鉄溜池山王駅は、中央部に大きな謎を抱えている。駅のまんなかが穴のあいたような構造<br> になっている。『東京地下鉄全駅ガイド』の駅マップが左にある。太い線で囲まれたところが、<br> 中央の穴である。これが地上の建物なら、そこには何もない空間があることになるが、地下鉄駅<br> のような地下建築では、そこには土砂があるということである。<br>  だが、この部分に土砂を残したまま建設を進めるのは、おそろしく手間のかかる作業である。<br> 新駅を建設する前に、土砂部分の周りを完成させなければならい。そんな手間をかけて土砂を残<br> しても仕方がないから、普通は、土砂はそっくり取り除かれる。まんなかに穴があいた地下建築<br> など、私はほかに見たことがない。<br>  地下鉄溜池山王駅は一九九七(平成九)年に開業した。南北線の開通に伴って、銀座線に六十<br> 年ぶりに新駅ができている。南北線の駅があるところが山王、銀座線の駅があるところが溜池で、<br> 二つの地名が多少強引に並べられた駅名である。<br>  新しい地下鉄は、普通は、古い地下鉄の下にもぐることになっているが、南北線はなぜか千代<br> 田線の上を走っている。南北線と銀座線の駅は同時に建設されたはずだが、両駅のフロアーの間<br> には大きな段差がある。南北線の改札を入って左に曲がると、地下通路が坂になっている。長い<br> 長い上り坂である。普通の駅では通路は平坦だから、初めてのときは面食らってしまった。この<br> 坂道の突き当たりには洗面所があって、そのさきには何もないはずだったが、開業当初は、洗面<br> 所の中にさらに先へ行くための扉があった。扉の向こうにちらりと上り階段が見えた。<br> <br> <img src= "http://www3.atwiki.jp/619metro?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=65&amp;file=%E6%BA%9C%E6%B1%A0%E5%B1%B1%E7%8E%8B%E3%81%AE%E6%94%B9%E7%AB%84%E5%9B%B3%E7%B8%AE%E5%B0%8F.jpg"> <br> <br> これが、秋庭氏が「東京地下鉄全駅ガイド」 2001年人文社刊から盗んできた図の所要部分のみを<br> 陸壱玖がコピーしたものです。<br> <br> で、その謎だった穴なんですが、<br> <br> ┌ ─ ──────  「大東京の地下99の謎」   183~184頁  ────── ─ ┐<br> <br> <br> 78」溜池山王駅案内図の巨大な「穴」に隠れているものは?<br>  丸ノ内線国会議事堂前駅と千代田線国会議事堂前駅は南北線の溜池山王駅と銀座線溜池<br> 山王駅に地下でつながっている。<br>  しかし、4つの路線がどのように走っているのかは、他の路線のトンネルが壁に隠され<br> ていて利用者には見ることができない。<br>  たとえば、千代田線国会議事堂前駅から南北線溜池山王駅への連絡通路には上りのエス<br> カレーターが並んでいるが、丸ノ内線はその天井の上を走っている。<br>  溜池山王駅ができたばかりの頃はトンネルの形がはっきり見えたというが、現在は天井<br> で隠されている。<br>  同じ溜池山王駅には、山王パークタワーからキャピトル東急ホテルを結ぶ地下通路があ<br> る。この通路の途中にわけもなく上下する個所(写真)があり、歩く人を戸惑わせている<br> が、この通路の上にも丸ノ内線が走っているはずだが、天井に隠されて見えない。<br>  見ることができないのなら駅の案内図には描いてあるだろうと思って案内図を見ると、<br> ポッカリ空いた巨大な「穴」に吸い込まれたかのように丸ノ内線が抜け落ちている。<br>  この謎を解き明かすには、丸ノ内線がこの付近のどこを走っているのか知らなければな<br> らない。<br>  国会議事堂付近で最も北を走る丸ノ内線の国会議事堂前駅は、国会議事堂の敷地内にあ<br> り、そこから大きくカーブを描きながらトンネルが南南西方向に延びている。<br>  丸ノ内線より少し南にある千代田線も国会議事堂前駅からさらに緩やかなカーブを描き<br> ながら西に延びている。駅の大半は首相官邸の敷地内にあるのだ。<br>  この両線が交わるのは、首相官邸北側の急な坂を西に下り終えたあたりである。国会議<br> 事堂付近で地下6階の深さを走っていた千代田線がここでは地下3階の深さになることか<br> ら、この坂がいかに急な坂であるか想像していただきたい。<br>  この交差している地点の少し西につくられたのが南北線の溜池山王駅である。地下3階<br> の深さを走る南北線と丸ノ内線、千代田線とほぼ十字に交差しているあたりで、丸ノ内線<br> はそれまでの深さ地下1階から地下2階に降下している。この降下が謎を解くカギになる。<br>  地下2階には南北線溜池山王駅の改札や切符売り場など駅の設備がある。そのために、<br> 丸ノ内線は溜池山王駅の各階別案内図には表示することができない存在になってしまった。<br> もし、地下1階を丸ノ内線が走っていれば案内図に描くことができたのだが……。<br>  溜池山王駅の案内図にある巨大な「穴」に隠れているものの正体は、丸ノ内線なのだ。<br> <br> └ ─ ──────  「大東京の地下99の謎」   183~184頁  ────── ─ ┘<br> <br> 解けちゃいましたねぇ「謎」。巨大な穴の正体。<br> <br> 東京地下鉄道南北線建設史の523頁にこんな図が、上の図と比較していただくために横にして<br> ますが、<br> <img src= "http://www3.atwiki.jp/619metro?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=65&amp;file=%E5%8D%97%E5%8C%97%E7%B7%9A%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E5%8F%B2%E6%BA%9C%E6%B1%A0%E5%B1%B1%E7%8E%8B%E7%B8%AE%E5%B0%8F%E7%89%88.jpg"> <br> <br> 結局、秋庭さんこの図を見ちゃった。見ちゃったからには仕方が無い。「穴」のプロとして<br> は見てしまったものを・・・。<br> 何か、村上某氏の様な訳・・・でもないか(w<br> 結局溜池山王の「穴」とやらは、「謎」でも、「政府の陰謀」でもないことを自ら論証されちゃったわけ<br> ですね。<br> 手間の掛からんことで。<br> <br>

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