地下妄の手記

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「地下鉄網」スレでちゃんと教えてあげたのに、単行本以降、文庫版でも治っていない、
この記述(文庫版153頁)


 海軍省防空壕駅
 千代田線の霞ヶ関駅はかつての海軍省の巨大な防空壕を改築したものである。
 以下は『千代田線建設史』の第十二節「霞ヶ関旧海軍省防空壕の取り壊し工事」。

   この工事は千代田区霞ヶ関三丁目地先の旧海軍省防空壕の取り壊し工事である。
   この防空壕は縦十四メートル、横三十三メートル、高さ十二メートルで上部全体
  が厚さ一・五キロの起爆層(鉄筋コンクリート)で覆われている大規模なものである。

「厚さ一・五キロの起爆層」確かに、「大規模」。
何でこんなことになっちゃったのかと言えば、上記が「千代田線建設史」の第十二節と
似て非なるものだからなんですね。余白段落設けて、字下げしてるから、きっちり原文
引用転記と思わせるところが、秋庭流。じゃぁ、「千代田線建設史」のこの部分は実際
はどう書かれているか。

   第12節 霞ヶ関旧海軍省防空壕の取壊し工事

   この工事は千代田区霞が関3丁目地先の旧海軍省防空壕の取壊し工事である。
   防空壕と構築との関係は図91,図92のとおりで,
   この防空壕は平面14m×33m,高さ12mで,上部全体
  が厚さ1.5mの起爆層(鉄筋コンクリート)で覆われている大規模なものである。

センセの文章との対比がし易い様に、原文と異なる改行にしましたので、原本の複写を
下に貼っておきます。
ここで重要なのは、「m」と「キロ」の食い違いではなく、
  「
防空壕と構築との関係は図91,図92のとおりで,」
と言う文言が省略されていることです。引用自由と言うことの要件に、「公正な慣行に
合致」している必要と言うのがありますが、元の文を自分の都合で書き換えちゃう
のは「公正な慣行に合致」するんでしょうかね。
センセは、この工事が「取壊し」ではなく、「再利用」、あるいは「改築」とでも言う様
な書きっぷりをされていますから、何故、「取壊し」なのかの説明を意図する文言である、
  「防空壕と構築との関係は図91,図92のとおりで,」
の存在は極めて不都合でしょうから。だから消したのかな?
この、書き換え方式の改竄、無から有を創り出す手口は、センセの十八番ですものね。
いよっ!地下妄屋!?

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