JavaBeans
JavaBeansとは
「JavaBeansとは、開発ツール上でビジュアル操作によって扱える、再利用可能なソフトウェア・コンポーネントである」
Java Beansはプログラムの再利用を目的としており、汎用的なロジックで構成されているクラスである。Javaで作成された移植可能なプラットフォームに依存しないコンポーネント・モデルで、JavaBean仕様に従う。
JavaBeansに必要なもの
様々な条件があるが、主なものは以下の通り。
- 引数なしのpublicコンストラクタでオブジェクトを生成できる
- 必要に応じて「プロパティ」「イベント」「メソッド」を備える
- 必要に応じて「Serializable」インターフェイスを実装する(シリアライズが可能になるようにする。)
「プロパティ」とはカプセル化したフィールドのこと。つまり、privateなフィールドに対し、読み書きを行うアクセサメソッド(getter、setter)を用意したものを意味する。
「メソッド」は、一般的なJavaのメソッドのこと。
「イベント」は、あるオブジェクトから別のオブジェクトに対して行われるメッセージを意味している。イベントが発生したオブジェクトのことをイベントソース (Event Source) と呼び、イベント発生を通知されるオブジェクトのことをイベントリスナ (Event Listener) と呼ぶ。
イベントの良い例が JDK1.1 の AWT である。イベントソース (AWT コンポーネント) は『ボタンが押された』というイベントを、自分自身に登録してあるイベントリスナに通知する。イベントリスナはボタン押下のイベントを受け取って適切な処理をする。
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最終更新:2012年06月09日 22:03