2009-03-12



光の万華鏡 PENTAKIS

ペンタキスは、スイス人アーティストのカスパー・シュワーベがデザインした万華鏡の一種です。幾何学的には球形ペンタキス12面体(spherical pentakis dodecahedron)万華鏡といい、5回対称軸をもつ半完全多面体コーナー型万華鏡に属します。というのは、すべて「ジオメトリックアート」からの引用です。私にはなんのことやら……

ペンタキスは、アルミの板を折り曲げてつくった三角錐の頂点を切り取ったような形をしています。中心には「ケプラーの星」が見えます。これは正多面体の各面に角錐を取り付けたもので、ペンタキスの場合、正12面体の面に五角錐を取り付けた小星形12面体が見えます。

発売元のエクスプランテのホームページから通販で購入できるようですが、この場合は送料が別途必要になります。そこで私は書店に注文して取り寄せてもらいました。送料なしの3800円でした。

万華鏡いろいろ

万華鏡といえば筒型のものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。これは三角柱や四角柱などの底面から覗き見るタイプのものです。これら多角形万華鏡(polygonal kaleidoscopes)と呼ばれるものです。その他に、多面体コーナー型万華鏡(polyhedrical corner kaleidoscopes)や多面体ボックス型万華鏡(polyhedrical closed box kaleidoscopes)というのもあります。岐阜物理サークル「ラビリンスボックス」という名前でO川先生がつくられていたのも、多面体ボックス型万華鏡のひとつです。実は「ラビリンスボックス」の材料はすでに用意してあり、製作予定です(なんて書いておかないといつまでたっても作れない、作らない)。




参考サイト&文献

エクスプランテ>ガジェットブックスラインナップ>光の万華鏡ペンタキス
ジオメトリックアート カスパー・シュワーベ+石黒敦彦 工作舎2006

関連項目



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最終更新:2009年03月14日 08:38