2009-03-31



宇宙での食事

2009年3月31日現在、国際宇宙ステーション(ISS)に若田光一さんが滞在中です。若田さんは宇宙からブログを絶賛配信中です(実は宇都宮の餃子屋から配信、というウワサも聞いていますが)。


今回の若田さんの任務は、ミッションスペシャリストとしてロボットアームを操作し、太陽電池パネルを増設することなどです。現在、ISSの長期滞在クルーは3名ですが、これにより6名に増員できるのだそうです。しかし、増員のためには電力だけでなく水も必要です。これまで故障していた、尿から水を取り出す装置の部品を交換したことに対して若田さんは、「どんな味がするのか飲むのが楽しみ。飲んだら報告します」と語りました。まあ、こんなことに顔をしかめるようでは宇宙飛行士にはなれないということで。

宇宙での食事は、保存性に優れていること、栄養バランスに優れていること、軽いことなどから、おもにフリーズドライやレトルトを利用しています。若田さんは、サバの味噌煮を持ち込み、クルーに振舞ったそうです。

宇宙食プリンをいただいた

岐阜物理サークルの3月例会に、かくれんぼさいころのT中さんをご招待したところ、地元の羽咋市のコスモアイル羽咋(宇宙科学博物館)で入手した宇宙食をプレゼントとしていただきました。これは実際に宇宙飛行士が食べているものではありませんが、同じ製法で作られたものです。

私がいただいたのはプリンです。パッケージの表面には「甘さひかえめ、とろけるようななめらかさ、初体験。」と書いてあります。でも持ってみた感じは明らかにフリーズドライ。カサカサしてます。気を取り直して開けてみました。

みごとなまでにフリーズドライです。でもとてもいい匂い。【お召し上がり方】として、「開封後脱酸素剤を取り出し、そのままお召し上がりください。」と書いてあるので、何かが違うような気はしますがとりあえずそのまま食べてみることにしました。

宇宙食プリンを食べてみた

とてもサクサクして、こういうお菓子だと思えば美味しいです。ちょっと歯にくっつくのがなんとも。でもプリンじゃないな、これは。という訳で、水で戻してみることにしました。用心のため、少しずつ水を掛けてみましたがすぐには吸水しないようです。

10分後、なめらかプリンとカサカサのフリーズドライが混在しています。もう少し待つことにしました。待ち時間の間にGoogle先生にお伺いを立ててみたのですが、フリーズドライ・プリンの上手な戻し方は教えていただけませんでした。無謀かもしれませんが、コップの水の中に浸けることにしました。

1時間後、甘い匂いが部屋中に充満しています。食べてみることにしました。これは普通のカスタードプリンです。普通にウマい! でも、プルプルした部分とモチのような部分が混在しています。水に1時間浸けただけでは完全に戻せませんでした。きっとNASAには、フリーズドライのプリンをプルプルのプリンに戻すノウハウがあるのでしょうが、それは国家機密になっている、と思っておくことにします。




参考サイト


関連項目



  • お久しぶりです。
    先日は例会にお招きいただき、大変お世話になりました。
    おみやげのプリン、おいしかった?ようで、よかったです。^^
    ほかのは、どうだったのでしょうか?
    ちょっと、気になります、、、。
    (もしかして、迷惑だったりして。)

    例会のHPを見せていただきました。
    それから、例会のレポート(というのでしょうか?)も届きました。
    自分たちが載っているのを見るのはドキドキするものですね。
    本当にありがとうございました。
    長野さん、はじめ、皆さんによろしくお伝えください。 -- うちのくろちゃん (2009-05-13 19:09:23)
  • うちのくろちゃんさん、こんにちは。
    おみやげありがとうございました。
    またご一緒できる機会があるといいですね。O(%)o
    -- yu-kubo (2009-05-13 20:31:58)
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最終更新:2009年05月13日 20:32