2009-06-27

動画をご覧ください。


マッチ棒ロケット

横浜物理サークル(YPC)のホームページで、マッチ棒ロケットを知りました。ロケットという名前を聞くだけで、男の子の冒険心をくすぐる、甘く危険な香りがします。本当に火薬の燃焼するにおいが充満します。

というわけで、さっそくチャレンジしてみました。

材料と作り方

マッチ、ライター、ゼムクリップ、アルミホイル(3×6cm)

ゼムクリップを上の写真のように伸ばし、発射ランチャーとします。ランチャーの角度は60度くらいにします。

マッチの頭薬部分をアルミホイルで巻きます。3cmの幅のうち、5mm程度を残し、2.5cmの幅で巻きます。

残した5mmの部分にランチャーの先端を差し込み、指でつぶして密着させます。アルミホイルがマッチ棒とランチャーに完全に密着するように、よく押さえておきます。

遊び方

火のついたマッチが飛びます。打ち上げる前に周囲の状況をよく確認してください。

ライターで頭薬部分(赤い矢印)をあぶります。しばらくすると煙が出てきます。そのままあぶり続けると、プシュッという音とともにロケットが発射されます。うまくいけば4~5mほど飛びます。回収するときは、木軸部分を持ってください。アルミホイル部分を持つとやけどします。

注意点

ケガをすることもありうる、とても危険な実験です。実施する場合は自己責任で。飛距離を伸ばすために、火薬の量を増やすことは絶対にしないでください。爆発して火が飛び散ることがあります。

マッチの科学

マッチの軸はおもにポプラ属の木を使っています。これらの木は柔らかいので建築材やパルプには向かず、特筆すべき利用方法はないそうです。成長が早い木なので、マッチの軸は目的にあった利用方法といえそうです。

マッチの頭薬部分にはさまざまな化学物質が含まれています。燃焼に関わる成分としては、燃焼剤として硫黄が、酸化剤として塩素酸カリが含まれています。酸化剤を含むので、アルミホイルで密封しても燃えるわけです。




参考サイト


関連項目



  • マッチ棒ロケットを実践していただきありがとうございます。
    3学期にはいよいよ物理Ⅱ選択者を対象に「マッチ棒ロケット」コンテストを実施します。 -- YPC 事務局 (2009-12-17 09:59:31)
  • コメントありがとうございます。
    今年の夏は南浦和の駅前居酒屋で、すたさんとご一緒させて頂きました。
    私でもできそうなネタは今後も参考にさせていただきます。
    ありがとうございました。
    -- yu-kubo (2009-12-17 21:32:19)
  • めちゃくちゃ楽しいですww -- T.N (2013-06-01 16:49:33)
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最終更新:2013年06月01日 16:49