2009-08-15



あけぼの子どもの森公園

あけぼの子どもの森公園は埼玉県飯能市の公園です。ムーミンの世界を再現した建物が森の中にたたずむ不思議な風景が広がるところです。とても素敵なところなのですが、入園料は無料! 駐車場も無料! なんて太っ腹!! 雨の日曜日の朝9時に訪れたせいか、客はほとんどおらず、不思議な世界を堪能できました。

concretismというブログの「ムーミン谷に行ってきた」というエントリーを読みました。そこで、「あけぼの子どもの森公園」という、ムーミンの世界が広がる素敵な公園の存在を知りました。たまたまこの夏に、埼玉に出かける用事があったので、翌日訪問してみることにしたのでした。西武池袋線の元加治駅が最寄り駅ですが、青春18切符で移動していた私は、JR八高線の東飯能駅からタクシー(片道1400円くらい)を利用しました。

ムーミン屋敷

ムーミン屋敷は何階建てなのでしょうか? 内部構造が複雑なのでよくわかりません。非常に手の込んだ木造建築です。建てるのにも維持するのにも、それなりにお金がかかりそうで、ますます、入園無料がありがたく感じられます。

ドアも取っ手も、明かりとりの小窓も、ひとつひとつ木から作られています。同じ形、同じサイズの規格品が一つもありません。

階段の先にトンネルが。室内ジャングルジム状態です。トンネルのサイズが小さいので、体験するのは断念しました。右上の写真は、天井裏に続くらせん階段です。ちょっと怖かった。

左上の写真は1階の居間にあった暖炉です。右上の写真は、同じく1階の食堂のコンロです。レプリカかと思ったのですが、ずっしり重い鋳鉄製です。

掃除のおばちゃんの話では、暖房のため(演出のため)に冬の週末には暖炉にまきをくべているのだそうです。食堂のコンロでも、イベントのときにクッキーを焼いたことがあるのだとか。どれもこれもホンモノです。

ちなみに、夏はエアコンが効いています。室外機は建物の裏側の地下室の外に設置してあり、室内の冷気吹き出し口は、よく探さないとわからないように巧妙に作りこんであります。

木の時計に、タンスや机。いずれもホンモノです。時計は正確な時刻を刻み、引き出しは開きます。

I went to the moomin valley
画像のクリックでポップアップします。20枚の画像から合成したパノラマ画像です。最上階の部屋です。居間でしょうか、ムーミンパパの書斎でしょうか。とてもよく作りこんであることがわかると思います。

外階段も、もちろん通行可能です。どこに通じているのか、実際に通ってみないとわからない、ある種の迷路のようなつくりになっています。

建物全体を通じて、設計するのも建築するのも、どちらも、とっても楽しんで仕事をしたんだろうなと思わずにはいられませんでした。

水あび小屋

水あび小屋です。ここは鍵がかけられており、入ることはできませんでした。

子ども劇場

管理棟の2階は、子ども劇場という名前のちょっとした体育館のようなホールになっており、ここでイベントなどが行われるようです。その屋根は石葺きです。トーベ・ヤンソンのイラストそのままのようなオブジェが屋根についていました。公園内では、トイレは管理棟にしかありません。とてもキレイでした。

森の家

森の家は、トーベ・ヤンソンの資料館です。2階は図書室になっていました。もちろん、トーベ・ヤンソンの作品がずらりと並んでいます。




参考サイト

Flickr set: I went to the moomin valley
↑大きいサイズの写真をこちらに用意しました。ぜひお越しください。このページのサムネイルをクリックし、写真上部にある「ALL SIZES」をクリックすると大きいサイズの写真を見ることができます。


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最終更新:2009年08月16日 07:52