2009-09-05
2009-09-08 追記あり

筑波宇宙センターのシンボル展示と言えるのがH-IIロケットです。子どもの大きさと比較して、その大きさが実感できるでしょうか。

JAXAの筑波宇宙センターまで見学に行ってきました。


つくばエクスプレス

photo from Wikipedia

秋葉原から筑波まで、つくばエクスプレスの快速で45分(1150円)です。車内は通勤電車なのに、走りっぷりは特急電車並みで、変な感じでした。週末の朝のつくば行きの車内では、筑波山に登る登山客らしい姿も何人か見かけました。

つくばセンターバスターミナル(現在工事中で場所がわかりにくいかも)から荒川沖駅行きの関東鉄道バス(1時間に2本)で物質研究所バス停まで10分(200円くらい)、バス停を降りると目の前がJAXAの筑波宇宙センターです。

どうでもいいことだけど「あらかわおきえきゆき」って言いにくい。

JAXA 筑波宇宙センター

正門からはH-IIロケットが丸見えで、構内に入る前からワクワクします。入ってすぐの建物は、本業用の受付棟で、見学客用の受付は左手にあります。上右側写真の、観光バスの向こう側に見学客用受付があります。

ロケット横のE-2の建物が見学案内受付棟です。

中に入って見学受付を済ませ、首に下げる見学者カードをもらいます。宇宙センター構内では、限られた範囲にしか立ち入ることはできませんし、その場合でも見学者カードを身に着けていないと、警備に追い出されます。

予約制の一般見学ツアーに申し込んでおくと、通常立ち入りできないところも見学することができます。予約の際には、名前と当日連絡できる携帯電話番号を伝える必要があります。私はもちろん予約しておきました。

一般見学ツアー

一般見学ツアーのコースは、

視聴覚室での筑波宇宙センター紹介ビデオの視聴→展示室の展示品解説→宇宙ステーション試験棟の見学→ロケット音響体験

でした。最後のロケット音響体験については、場合によっては無重量環境試験棟と宇宙飛行士養成棟の見学になる場合があるようです。所要時間は1時間15分です。一般見学ツアーではセンター内をバスで移動します。これは、距離があるためというよりは、部外者の出入りをコントロールするための措置だと思われます。

スペースライブラリー&視聴覚室

見学案内受付棟内のスペースライブラリー(上の写真左)がツアー集合場所です。私が参加した11時からのツアー参加者は、親子連れでの参加が多く、ボーイスカウトや町内会らしき高齢者団体の参加もありました。点呼のあと、同じ棟内の視聴覚室(上の写真右)に移り、センターの紹介ビデオを見ました。今回は子どもの参加者が多かったので、子供向けのビデオ上映でした。

展示室

その後、バスに乗り込み展示室に移動しました。展示室は、ツアーに参加しなくても見学できる施設です。センターのお姉さんの解説を聞くことができましたが、結構速いペースで周るので、ツアーの前や後で、もう一度じっくり見て回りました。

人工衛星を覆っているサーマルブランケットは、実はマジックテープで止めてあります(上の写真左)。宇宙空間では空気抵抗がないのでこれで十分なのだとか。なるほど。右の写真はH-IIロケットのメインエンジンLE-7です。

上の写真左は、国際宇宙ステーションのきぼう実験棟のモックアップ、右は月探査衛星かぐやです。展示されているものは、宇宙に行った機体ではありませんが、すべて試験や訓練などに実際に使用された機体だそうです。

宇宙ステーション試験棟

tsukuba space center
画像のクリックでポップアップします。

宇宙ステーション試験棟は、ツアーに参加しないと見学できません。ここは実際に宇宙に行く機体の製作に関する試験を行うところです。体育館のような大きな建物の3階から見学しました。

ロケット音響体験

最後は、ロケット音響体験でした。種子島宇宙センターからのロケット打ち上げ時には、射点から半径3km以内の立ち入りは禁止されます。3km離れた場所でのH-IIAロケット打ち上げ時の音響を、映像とともに疑似体験しました。

photo from Wikipedia

種子島宇宙センターは世界一美しいロケット基地といわれています。ぜひ行ってみたくなりました。

宇宙ステーション補給機HTV(2009-09-08追記)

image from Wikipedia

もうすぐ宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle:HTV)の技術試験機が、新型ロケットH-IIBによって種子島宇宙センターから打ち上げられます。HTVは、スペースシャトル退役後の国際宇宙ステーションへの物資補給の主力機として期待されている宇宙船です。H-IIBは、これまでのロケットH-IIAのメインエンジンLE-7を2台に増やしてペイロードを増加させた新型機です。打ち上げは9月11日(金)の深夜2時04分。JAXAの特設サイトを通じて1時30分からライブ中継があります。夜のロケット打ち上げはキレイだろうな。見てみたい。

と思って自分の撮った写真を見直してみたら
こいつはHTVのモックアップじゃないのか!
もっと大きい写真もあった。
これも近いうちに展示室の展示品になるんだろうな。




参考サイト


関連項目


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最終更新:2009年09月09日 14:17