2009-11-27
2009-11-28 動画追加

動画をご覧ください。



Make: Technology on Your Time

Makeは年4回発行の、モノを作る楽しさと創造性を刺激する雑誌です。元はアメリカのDIY雑誌なのですが、その日本語版として発行されており、翻訳記事とともに日本オリジナルの記事も掲載されています。ここまで自分で作ってしまうのか!という驚きの記事が満載の面白い雑誌です。

これまで何回か、当ブログで紹介した作品をMake: Japan のブログでTakumi Funada さんに取り上げていただいたこともあり、Make は私の巡回先ブログになっています。


全国のMaker が自慢の作品を持って集まるお祭りがMake Tokyo Meeting です。その第4回、Make Tokyo Meeting 04(MTM04)が2009年11月22日23日に目黒区大岡山の東京工業大学で開催されました。前後の日程の関係から、MTM04に参加するなら往復新幹線日帰りしかないので、交通費のこともあり参加しようかどうしようか迷っていたのですが、結局、ガマン出来ずに出かけることにしたのでした。結論から言えば、行って良かった大満足のイベントでした。次回、MTM05ではMaker(出展者)として参加したいです。

Make Tokyo Meeting 04

Make Tokyo Meeting 04
東急目黒線の大岡山駅前の新しいビル群が東京工業大学です。その体育館がメイン会場でグラウンドと西9号館の2階と3階がサブの会場でした。上の写真はメイン会場の体育館の様子です。画像クリックでポップアップします。

ROKURO-3

今回の展示で私にとって最も興味深かった作品はROKURO-3でした。これはYoshimasa Katoさんの作品で、光ファイバーとフルカラーLED、回転モーターなどでできています。名前の通り、手で光を造形することができます。

動画もご覧ください。

ペーパークラフト・テオ・ヤンセン・マシーン

MTM04に参加する前から、Twitterを通じて教えてもらい、ぜひ見たいと思っていたのがこのペーパークラフトのテオ・ヤンセン・マシーンです。Emerge+さんの作品です。リンク先でPDFダウンロードできます。予想に違わず素晴らしい出来栄えです。

動画をご覧ください。

LED Tile とWAVO

秋山純司研究室は、秋田純一(金沢大学)さんと迎山和司(公立はこだて未来大学)さんによるユニットです。その作品のひとつLED Tile(上の写真左)は、レーザーポインターでタイルのLEDを光らせることができ、さらにタイルを傾けると光がこぼれて転がっていく、不思議なガジェットです。タイルはつなげたりはずしたり、自在に拡張させることができます。

WAVO(上の写真右)は球形カプセルにLEDを組み込んだもので、振ったり突いたりすると動きに応じて光が波紋のように広がります。

動画をご覧ください。

電子楽器ウダー

電子楽器ウダーは、宇田道信さんの作品です。両手に収まる円筒形のキーボードといったらいいのでしょうか。

動画はこちら。

電子的ドミノ倒し エスパードミノ

正しい名前を忘れてしまいました。ごめんなさい。ご存知の方、教えていただけるとうれしいです。
ググって見つけました。エスパードミノというのだそうです。

どんなものかは、動画をご覧ください。これも面白い。

テスラコイルの演奏

テスラコイルの放電で演奏ができるんですね。驚きました。

デイリーポータルZ

デイリーポータルZの工作担当ライターも作品を出展していました。上の写真左は、べつやくれいさんの作ったASIMO風の操り人形BESIMO。右は乙幡啓子さんの作品、アルコールチェッカー・チョウチンアンコウ。HONDAの一輪車U3-Xもどきも見せてもらいました。

ワークショップ

Maker(出展者)の展示、販売とは別に、ワークショップのコーナーがあり、参加者が作品をその場で作ることもできます。上の写真左は、SF作家野尻泡介さんによるオーニソプターの製作の様子。例の「空飛ぶパンツのようなもの」を作っています。右はテクノ手芸部によるフェルトのオブジェ製作です。

その他の展示

このページで紹介しているのは、展示作品のごく一部で、ニコニコ技術部による電子工作の作品や、企業ブースの電子工作デモンストレーションは非常に盛りだくさんです。武蔵野美術大の学生による作品は、科学博物館にあってもおかしくないようなインタラクティブな作品でした。その他に、投影スクリーンの用意されたデモンストレーションコーナーや、グラウンドでの屋外展示もあり、非常に盛りだくさんです。

とにかく、自分の眼で見て、触り、操作してみるのが、楽しむための一番の方法です。「これはなんですか?」と質問すると、どのMakerも待ってましたとばかりに自慢の作品を語ってくれるのがよかった。

たぶん、今の日本で一番面白いイベントなんじゃないかな>Make Tokyo Meeting




参考サイト

Make: Japan: Make Tokyo Meeting 04
make tokyo meeting 04: a set on Flickr←ここに載せていない写真も含めて大きい写真はこちらに

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最終更新:2009年12月05日 20:54