2009-12-12




ビスマス

ビスマスは原子番号83の元素で、半金属のひとつです。半金属は金属よりも電気抵抗が大きい元素で、ホウ素、ケイ素、ゲルマニウムなども半金属です。Wikipediaの該当項目を見ていくと、ビスマスの同位体209Biは安定同位体ではなく放射性同位体である、という記述があります。ただしその半減期は非常に長く、1.9×10の19乗年、すなわち1900京年で、これは宇宙の歴史を遥かに上回る長さです。

私の巡回先ブログのひとつ、Doubletのちょっとピンボケビスマス結晶が紹介されていました。
そういえば私も、Make Tokyo Meeting 04で、ビスマスのちっちゃな結晶を買っていたのでした。
ちなみにこの結晶は、インゴットを溶かして作る人工の結晶で、天然モノではありません(追記)。

ビスマスの結晶は鮮やかな虹色に輝いていますが、これはビスマス自身の色ではありません。ビスマス結晶の表面には酸化皮膜があり、ここで光が回折することにより色が見えます。酸化皮膜の厚さによって色が変化します。このような発色を構造色といい、CDに光を反射させた時の色や、タマムシの翅も構造色です。












参考サイト

The Circulate Days 石華工廠 ここでビスマス結晶を買いました。
Doubletのちょっとピンボケ 結晶の写真 ビスマス
Wikipedia>ビスマス
Flickr>yui.kubo's photo stream>bismuth cyrstal #01 大きいサイズの写真はこちら

関連項目


コメント

  • トラックバックありがとうございます。
    ビスマス、見れば見るほど面白いですね。 -- だぶれっと (2009-12-13 21:59:30)
  • おお!だぶれっとさんだ!!
    コメントありがとうございます。
    ちょっとピンボケを見て、ビスマス結晶買ったことを思い出し、とりあえず書いたエントリーです。
    写真の出来が足元にも及ばないレベルなのは仕様です(と言い訳)。
    -- yu-kubo (2009-12-14 17:16:22)
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最終更新:2009年12月14日 17:16