2010-01-17
モビール
モビールとは動く彫刻(kinetic sculpture)の一種です。元はデンマークの伝統的なおもちゃだったのですが、アメリカ人彫刻家
アレクサンダー・カルダーの手によって芸術作品として取り上げられたことがきっかけとなり、
マルセル・デュシャンによって「モビール」と命名されました。上の写真はカルダーの作品です。
ステップ・モビール
ステップ・モビールは、ミュンヘン工科大学教授のユルゲン・リヒター・ゲベートと、幾何学アーティストのカスパー・シュワーベによる2003年の作品です。「ジオメトリック・アート」の中で紹介されていたものです。
以前に紹介したときは、手書きで原稿を作成し、スキャナで取り込んでこれをPDF化していました。ちゃんとしたイラストソフトを使って原稿を作りたいとずっと考えていたのですが、趣味として購入するには、Adobe Illustrator は高すぎて躊躇していました。そのことをTwitterでつぶやいたところInkscape というフリーソフトの存在を教えていただきました。このたびInkscape を導入したので、ソフトの使い方を練習するための材料として、ステップ・モビールを作り直してみました。
Inkscape のダウンロードとインストール
ステップ・モビールの材料と作り方
材料
A4サイズ色画用紙、カッターナイフ、カッティングマット、穴あけパンチ、ハサミ、鉄筆
作り方
まず最初に長辺を幅2mmに切り取ります。これは一番上のパーツを吊るすヒモになります。続いて、実線に沿って7つの長方形パーツを切り出します(上の写真左)。点線に沿って鉄筆やインクのでないボールペンでなぞり、折れ線を入れておきます。パーツはすべて山折りにします(上の写真右)。
○の位置に合わせて穴あけパンチで穴をあけます。位置がずれないように穴あけパンチの裏ぶたを外して穴を開けます(上の写真左)。続いて○から伸びる実線を切断して穴までの切込みを入れます(上の写真右)。
一番下に吊るすパーツ以外の6個のパーツには、1の数字のある側に切り込みを入れ、中に折り込むようにします(上の写真左)。1-2の番号のついたパーツの穴に、1-4の番号のついたパーツのフックを掛けます。以下同様にして組み立てます(上の写真右)。一番上のパーツは、最初に切り出しておいた2mm幅の紙ひもで吊るします。
参考サイト
関連項目
コメント
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最終更新:2010年01月17日 21:09