2011-05-15


動画をご覧ください。プラスチックの板12枚をジョイントで繋いだおもちゃです。
正方形↔長方形↔六角形↔球↔円柱↔正方形に変形します。


MOVE FORM

以前に紹介したMOVE FORMは、造形芸術家の戸村浩さんのデザインによる幾何学おもちゃです。戸村さんはトムキューブなど不思議な動きを楽しむ作品をたくさん作っておられる素晴らしい作家さんです。新しい材料を使って作りなおしてみましたので,再度紹介します。

MOVE FORMの材料

材料の塩ビ板(0.4mm厚、360×670mm、490円)とトジック(プラスチック製のハトメ、10セット入り189円)は東急ハンズで購入しました。トジックの代わりに100円ショップでも購入できるアルミのハトメでも作ることができます。この場合には締め過ぎると動きが悪くなりますので,軽めに締めるようにしてください。

塩ビ板は15mm幅にカッターで切り出した後、長さ80mmなるようにサークルカッターでカットします(φ20mm)。穴はポンチで打ち抜くより穴あけパンチ(φ5.5mm)で開けた方がキレイに開けられます。穴の中心間隔は60mmです。

MOVE FORMの組み立て

はしご型から円柱型に組み上げる方法が「幾何学おもちゃの世界」に紹介されています。塩ビ板から切り出したパーツ12個とトジックを8セット使用します。

まずは、上図を参考にはしご型に組み上げます。点線矢印はトジックでパーツを留めることを示しています。パーツの重なりの上下を間違えないようによく確認して。間違えたときには爪を使ってトジックを外してください。続いてはしごを丸めて円柱にします。このとき、はしごの形が崩れないように目玉クリップで交点を回転しないように固定しておくと組み立て易いです。残り1個のパーツは、はしごの踏段パーツ(図の中央3個の斜めに描かれたパーツ)と同じ上下関係になるように組んで円柱型にできたら完成!



ドライカーボンでMOVE FORM

ジオメトリック・アートでは,著者のカスパー・シュワーベが作ったカーボン製のMOVE FORMが紹介されています。とてもかっこいいのでマネして作ってみました。材料は東急ハンズで入手しました(ドライカーボン,0.35mm厚,300×100mm,1837円)。

実際に触って分かったのは,ドライカーボンはとても扱いにくい素材だということ。切断も,切断後の断面処理も面倒です。切断面から剥がれた炭素繊維が指に刺さって痛い。机も手も真っ黒に!




参考リンク

幾何学おもちゃの世界>多面体おもちゃ>MOVE FORM
YouTube - MOVE FORM

関連項目


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最終更新:2011年10月08日 10:29