2007-4-15
ハローと言ってもあいさつのhello……ではなくて、halo……つまり暈(かさ)です。



日暈(にちうん)

日暈とは太陽の周囲に生じる暈(かさ)のことです。対流圏上層に巻層雲や高層雲があると、その氷晶に入射した太陽光が屈折して私たちの眼に届くことで生じる気象現象です。視半径22度のところに発生します。光の波長ごとに少しずつ異なる角度で光が屈折するので、虹のように分光された光が観察できます。こんなに色鮮やかな日暈を見たのは初めてのような気がします。
下の写真の右上を斜めに横切っているものは飛行機雲です。


コンパクトデジカメのJPEGファイルから、SILKYPIXで露出違いの画像を3枚作成し、PHOTOMATIXHDR合成しました。
普通にデジカメで撮影すると露出がオーバーになって、暈の色を出すことができません。HDR処理によって、肉眼での印象に近い色で発色させることができました。


月暈(げつうん)

雲が同じ条件であれば、満月のときなら、月の周囲にも暈ができます。日暈以上に月暈は鮮やかです。写真撮影は月暈の方が難しそうですが。


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最終更新:2007年04月18日 23:49