2007-09-02
下のネガを、視点をシータ(女の子)の顔に固定してじっと注目してください。20秒後にモノクロに切り替わりますが、色がついているように見えます。




gifアニメで補色残像

M田先生に教えていただいた補色残像を、私もマネして、gifアニメで作ってみました。作り方を忘れないように、メモ代わりにアップしておきます。

必要なものはフォトレタッチソフトとgifアニメ作成ソフトです。レタッチソフトはいつものJTrimを、gifアニメ作成ソフトはGiamを利用しました。どちらもフリーソフトですので、無料でダウンロードできます。



作成手順

まず材料とするjpegファイルを用意します(下左)。これをJTrimで開き、画像サイズを適当な大きさにダウンさせました(今回は横幅400ピクセル)。その後、カラー>ネガポジ反転、の順にクリックして、ネガを作ります(下中央)。このネガを、ファイル>名前をつけて保存、の順にクリックしネガ画像を保存しました。再度ネガポジ反転で普通の画像に戻した後(編集>元に戻す、でもOK)、今度はカラー>グレースケール変換、の順にクリックしモノクロ画像を作りました(下右)。これも名前を付けて保存しておきます。



Giamを起動させ、ファイル>コマの付け足し、の順にクリックし、先ほど保存したモノクロ画像を開きます。続いてネガ画像も同様に付け足しします(後から付け足した画像が先に表示されます)。左下の枠にコマの一覧が出ますので、白黒画像をクリックしてウェイト[1/100秒]を1000に、ネガ画像をクリックして2000にします。これで、ネガ画像20秒表示に続いてモノクロ画像が10秒表示されます。右上の▶ボタンをクリックして出来栄えを確認できます。それでよければファイル>名前を付けて保存、の順にクリックし、gifファイルとして保存します。


きれいに見るために

捕食残像をはっきり見るためには大事なポイントがあります。それは、画像に近寄ることと、視点を動かさずに一点に固定することです。視点を動かさないために、画像中央付近にある対象物を何か決め、それにじっと注目するとよいです。





補色残像の応用

一般道の案内標識は青地ですが高速道路のそれは緑地です。高速道路では赤いテールランプをじっと見続けることになる場合が多いので、色の見え方がおかしくなったりしないように、赤の補色に近い緑色を使用しているそうです。同様の理由で、赤い血を見続けることになる外科医の手術着も薄い緑色になっているのだとか。なるほどね!



参考文献

物理おもしログ>補色残像
cloud9science@Wiki>What do you see?
cloud9science@Wiki>gifアニメで擬似立体画像


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最終更新:2007年09月03日 18:32