2008-08-23

動画をご覧ください。
最初に14人いた妖精が、3つに切り離したカードの配置を変えることで、15人になったり、13人になったりします。



サム・ロイド


「消える妖精(The Vanishing Leprechaun)」は、アメリカのパズル作家、サム・ロイドの作品です。彼は職業パズル作家として、販促用のパズルを多数考案しました。下のトリック・ドンキーは彼の代表作です。

点線に従ってカードを3つに切り離し、これを組み合わせて、人を乗せて疾走するロバにする、というパズルです。
「ボタンホールパズル」も、サム・ロイドの作品です。これは、保険外交員が、家庭の主婦と話をするきっかけとして用いられたのだそうです。「外して欲しかったら、私どもの保険に入ってください」ってね。


消える妖精



「消える妖精」は不思議さを味わうパズルの一種です。カードの一部を入れ換えることで、一人増えたり減ったりするのです。



このトリックの原理は、「金田一少年の事件簿 異人館村殺人事件」にも使われています。

同様の作品に「Get off the Earth」という作品もあります。こちらは、当時の時代背景である黄禍論が感じられる作品です。サム・ロイド公式サイトで、このパズルを試すことができます。


PDFファイルのダウンロード


A4版に8枚のカード(通常サイズ)はこちら
A4版に2枚のカード(大きいサイズ)はこちら
印刷は、厚手マット紙などの、厚めの紙に行ってください。

PDFファイルの表示と印刷にはAdobe Readerが必要です。お持ちでない方はこちらでダウンロードしてください。無料です。


2008-10-08追記

消えたり増えたりするしくみ



上の画像は、妖精を高さの順に並び替えたものです。gifアニメを見ればわかるとおり、上部と下部の組み合わせを変えることにより、一人増えたり、一人減ったりします。妖精の身長の合計は、13人分も、14人分も、15人分も等しいのです。



参考サイト



このページは、以前の内容を元に再構成したものです。


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最終更新:2008年10月09日 08:00