2008-10-18
2008-10-23追記あり

英語版のドナーカードもあります。



ドナーカード


ドナーカード(臓器提供意思表示カード)とは、臓器提供の意思の有無を明らかにするために携帯するカードです。先日、自動車免許の更新で免許センターに行ったとき、新しいデザインのドナーカードを見つけました。ドナーカードとともに、シール式のものもリーフレットに同封されていました。シール式のものは免許書と健康保険証に添付しておきました。


帰宅後にネットで調べたところ、(社)日本臓器職ネットワークのホームページから
さまざまなカード、パンフレット、冊子、リーフレットなどが、それらを立てておくポストとともに取り寄せることが可能であることがわかりました。そこで、授業で生徒に紹介するために、カード40枚と各種のパンフレットを送ってもらいました。送料も含めて、すべて無料でした。

勤務先の予備校にポストを設置しました。点字版のドナーカード(右の写真)もあります。


脳死とヒトの死


↑リーフレットの大きいサイズの写真はこちらこちら

私個人としては、脳死はヒトの死だと考えています。その後に残された臓器が誰かの人生を改善するのに役立つのなら有効に使ってもらいたいと考えています。今財布に入れてあるドナーカードは、2005年の日付入りですが、実はこれは2枚目です。以前のものはボロボロになって字が読めなくなったので書き直したのです。今回新たに、免許書と健康保険証にもシール式のものを貼りました。

しかし一方で、そのような考えに同意できない人がいることを知っていますし、その考えは尊重されるべきだとも思います。だから授業では、臓器提供に「賛成する」ことが大事なのではなくて、自分の臓器を提供することに「賛成か反対か」を、どちらでもいいから明らかにすることが大切なのだと話しました。この機会に、移植医療について、臓器提供についてよく考えてほしい、家族と話してみてほしいと伝えました。

皆さんもぜひ考えてください。もし興味をもたれたのなら、でもどこで入手できるのかわからないとおっしゃるなら、(社)日本臓器移植ネットワークの普及啓発グッズのページから送付してもらってください。ついでに自分の家族や会社、学校でドナーカードの話をしてみてください。そのときは、「賛成する」ことが大切なのではなくて、「賛成か反対か」を明らかにすることが大切だということを、忘れずに伝えていただければと思います。


インターネットでドナー登録(2008-10-23追記)



現在では、自分の意思を表示する方法が3通りあります。インターネットを通じてのドナー登録、ドナーカードの携帯、そして健康保険証や運転免許証への表記です。インターネットでドナー登録すると、(社)日本臓器移植ネットワークからIDが発行され、専用デザインのカードが送付されます。IDを使ってサイトにアクセスし、いつでも自分の意思を変更することが可能になります。




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最終更新:2009年06月20日 21:05