俺とゆかりん


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ぶっちゃけエピローグとかオナニーなんで飛ばしたいひとは飛ばしてくだしあ




―――エピローグ――――


「くっ・・・」

俺は一目散に森を駆け抜けていた
頬や腕や足、全身に枝が引っかかり
体に少しずつ傷跡を付けていく
だがそんなこと気にとめる余裕もなかった

俺はいつもの用に仲間と妖怪退治をしていたはずだろ・・・!?
なんだあの花畑の化け物・・・!





俺は小さな村の小さな妖怪退治屋をしていた
十数人チームのとても小さな
それぞれが元罪人だったり体に少しばかり障害がある
用はワケアリな人間達の集まっているということだ

今日はいつもの用に依頼が入った
なんでも花畑に女の妖怪と何故か人間の男がが現れて
子供たちが襲われないか心配でたまらないということで
退治して欲しいそうだ

妖怪と人間なんてあり得ない組み合わせだが
博霊の巫女や白黒の小さな魔女が妖怪とつるんでるのを見ても
あながち嘘でもないのかもしれない
俺はすぐに仲間に連絡をした
案の定暇を持て余してた仲間達はすぐに集まった


よしっ!いくかぁ!


誰からともなく花畑に出発した

妖怪退治といっても
俺ら人間には特別な力もない
それぞれ武器を持ち体で戦う
今回の依頼の妖怪は人型
つまり人間に近く
理性があり
力も強い
だが理性があるということは少なからずプライドがあるということだ
プライドが高ければ高いほどやりやすい
おそらく少しでもこちらが相手を傷つければそれで終わりだ


そんなことをふと考えているうちに花畑についた
とても綺麗な花畑だ
だが余りに綺麗すぎる
度が過ぎるものには人ならざる者が魅了されるという
おそらく事実だろう

仲間達がそれぞれ武器をかまえていた
なんせ相手は妖怪なのだから
見えない者もいれば
化ける者もいる

生まれつき耳の聞こえが悪い俺は
後ろの方から付いて行く
緊張が張り巡らされたまましばらく歩くと
黒い男の人影が見えた
俺達はそれぞれ目で合図して飛び掛った


うらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!


黒い影は声に驚き立ち上がったようだった
しかしそれよりも早く仲間の一人が殴りかかった

妖怪退治に情けはいらない
相手は妖怪なのだから
たとえ妖怪でなくとも、妖怪といる者は全て危険視される
精神であれ肉体であれ
妖怪化している可能性が高いからだ

人影は逃げた
だが足をやられて上手く動けないようだった
仲間が人影に武器を振り上げた


その瞬間だった


ゴォォォォォォォン!!!!!!!!!!



難聴の俺でもはっきりと
地響きのような
すさまじい音と揺れと光を見て、感じることができた

前にいた数人がその光に飲み込まれていた
光がゆっくり何事も無かったかのように引いた
そこにそこまでいた仲間達はいなかった
変わりに日傘を差す女・・・いや女というに余りに若い風貌の少女がいた
ここからでもはっきり分かる

妖怪だ

しかも俺の全ての感覚が告げている
こいつはヤバイと
少女が何か言っているようだった

「・・・のは・・・・・・・・・・ら?」

上手く聞き取れない
だが怒りに満ちている
そんな感じだった
前の仲間達がまるで葉のように散って行く

俺はいつの間にか走りだしていた
妖怪からは遠ざかっていたはずだった
でも
ハッキリと
声が聞こえた

「彼をやったのは貴方たちなのかしら?
 許さないわ、絶対に」

振り返ることなんてできなかった
走りながらに
ただ後悔していた

妖怪退治をしていたことに

今日の依頼を受けたことに

人間を殴ってしまったことに





難聴に生まれてしまったことに





――――エピローグおわり――――



妖怪退治で命を追われた俺は
森を走り抜けていた
どこへ向かっているとも分からずに

不意に木々が見えなくなった

そこは大きな湖が広がり
いつの間にか日が暮れたのか
月が湖に光っていた


幻想


その一言が全て当てはまるような
そんな場所だった
その一瞬だけ

妖怪のことも
仲間のことも
全て忘れられた
そう、ほんの一瞬だけの休息

ふと我に返りあたりを見回した
花の妖怪の気配は、おそらくない
その瞬間安堵と共に仲間の顔が浮かんだ

料理が上手かった奴
話が上手かった奴
歌が上手かった奴

走馬灯のように広がった
その時目の端にふと誰かがよぎった気がした

「・・・ッ!」

あの恐怖から一瞬身構えた
そこには傘を持つ少女がいた
でもあの妖怪とは別の少女が

 「ごきげんよう」

不思議と恐怖や嫌な感じはしなかった
むしろこの場所と同じ
幻想
そう、幻想的な少女だった

 「レディに挨拶を返さないなんて、
  なんて失礼な方なのかしら」

見惚れていた
とでもいうのだろうか
開いた口が塞がらず
パクパクを空気を求める魚のようになっていだろう

 「私の名前は八雲紫
  境界に住まいし妖怪ですわ」

妖怪
その単語に体が震えた

「八雲・・・紫さん・・・」

 「大丈夫よ
  怖かったでしょう?辛かったでしょう?」

少女が近づいてきた
ゆっくりと
笑みを浮かべて

俺は少女に抱かれる形になっていた
小さな女の子に抱かれるなんて
男としてはプライドが許さない、はずだったが
不思議と安心できた
何故か涙がポロポロとこぼれていた
とても暖かい気がした

おそらく長い間そうしていたのだろう
俺の心も落ち着いてきていた

「・・・うぅ・・・俺のせいで・・・みんなが・・・
 俺だけ逃げて・・・」

 「いいえ、貴方は悪くありません
  そういう定め、運命だったのですから」

「でも・・・紫さん・・・俺・・・」

 「いいのよ、それでいいの
  今は貴方の夢、現ではないわ、ふふ・・・
  今はゆっくりと眠りなさい・・・」


再び彼女の胸に抱かれると
不思議と眠りに落ちていくのが分かった・・・












      • き・・・ろよ・・・

  「おきろっていってんだろ!」

布団が剥がされた

「・・・ッ!?」

分けがわからなかった
だって俺は妖怪退治で・・・
森で・・・湖で・・・?

  「お前なにいってんだ?」

口から言葉が出ていたらしい

  「今日も仕事はいってんだよ!さっさと飯食って準備しろ!」

「は・・・?え・・・あぁ・・・」

夢・・・
だったのだろうか
寝間着を脱いで普段の着物に着替えた


あまりにリアル
仲間が死んだあの夢
仲間がいるという今


朝ご飯を食べようと
部屋にいくと
いつものように皆がいた
頬に暖かいものが伝うのがわかった

  「なんだぁ?おめぇ寝不足かぁ?」

みんなが笑った
俺は涙を手で拭った

「別に、なんでもねーよ」

いつもの通りに飯を食べた

いつもの通りに

飯を

食べた

「そういや今日はどこに妖怪退治にいくんだっけ?」



  「お前にまだ伝えてなかったな







     花畑の妖怪と連れの人間だってよ






                            」


夢と現が交わる世界は終わらない












\(^o^)/
マジレスすると難聴設定とか完全無視してた
失聴者じゃなくて難聴っていうのむずかしくね?くね?
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