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- タイトル：リターントゥ神々の宴（３）
- 作成日時：2006/08/24 00:07
- URL：http://blog.tendice.jp/200608/article_10.html
- 登場人物：ふみこ、英太郎、泣いている女の子
- 日時：(２)の続き、１９９９年 ４月１８日
- 場所：小さな聖堂
- ダイジェスト：邪教の聖堂に入るふみこと英太郎。そこは食料倉庫だった。ただの食肉のように置かれた、女、男、子供。生きながら食べるのだ。ブルーブラッドは、元は高貴な血、貴族や王族のことだ。食物連鎖の頂点として人間を食う生き物がいたとすれば、それは人間以上になるという魔術を実存させた人間がいたのだろう。英太郎が床を踏み抜くと現れた地下への道。たどりついた無数の頭蓋骨に囲まれたそこに、泣いている子。眉がいささか太い以外は、完璧ともいえる姿かたちをしていた。泣く子が着ている服が、上等すぎた。ため息一つ。神霊庁の依頼は全滅だった。子供の泣き声がふみこから殺意を奪う。そろそろ軍も攻撃をはじめる。英太郎は泣きじゃくる子を抱きながら、その顔を曇らせた。
カテゴリ: [ＳＳ] - &trackback() - 2006年08月25日 09:53:27
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