雑学を尋ねる
シールドが展開された周辺は、水圧を含む
あらゆる抵抗がゼロになる…、と話した。
まるで別の世界につながっているようだとも。
（ヤガミ、エステル）
あらゆる抵抗がゼロになる…、と話した。
まるで別の世界につながっているようだとも。
（ヤガミ、エステル）
火星だけで産出される＜星のかけら＞っていう
青い宝石は、とても貴重なもので
あれがシールド＜絶対物理防壁＞を作るらしい。
青い宝石は、とても貴重なもので
あれがシールド＜絶対物理防壁＞を作るらしい。
でも、火星から離れるとただの珪素に
なるそうだ、と話した。
なるそうだ、と話した。
話によると太陽系の指導者は、ワールドドーム、
空に見えるアレとシールドで、火星を箱船にする
つもりだったらしい。
（ヤガミ、スイトピー）
空に見えるアレとシールドで、火星を箱船にする
つもりだったらしい。
（ヤガミ、スイトピー）
グレートワイズマンは、それぞれの最外縁星に
自分の子供達である百と一の異星人のために
自分の子供達である百と一の異星人のために
等しく遺跡を残した…、と話した。
遺跡には光速を超える機関の技術や
驚異のバイオテクノロジー…、
驚異のバイオテクノロジー…、
信じられない新素材の技術があって、
それが今の銀河騒乱を作ったと。
それが今の銀河騒乱を作ったと。
この、全宇宙共通の叡智を人類は手にしてない。
何でも遺跡ごとBALLSが食べて
コロニーで使う鍋やヤカンの材料にして
しまったらしい。
（ヤガミ）
コロニーで使う鍋やヤカンの材料にして
しまったらしい。
（ヤガミ）
本当は既に遺産を失っている太陽系など異星人に
とっては無意味なだけだろうが…。
とっては無意味なだけだろうが…。
今でも干渉してくる理由は、花の道、つまり
グレートワイズマンが旅をしたルート、行く先々で
生命育んだ道の終着点…。
グレートワイズマンが旅をしたルート、行く先々で
生命育んだ道の終着点…。
つまりこの火星にあるらしい…、と話した。
＜星のかけら＞は、遺跡以外で
唯一グレートワイズマンが残したものだ。
（カオリ）
＜星のかけら＞は、遺跡以外で
唯一グレートワイズマンが残したものだ。
（カオリ）
火星では宇宙船の燃料になる
水資源の打ち上げが主産業だ。
水資源の打ち上げが主産業だ。
戦争がなくなって水資源の打ち上げ需要が
減ったせいで景気が悪くなっている。
減ったせいで景気が悪くなっている。
シスターズ（木星の衛星群）と比較すると
高重力のせいで打ち上げコストが高いのが問題で、
競争力が足りない。
高重力のせいで打ち上げコストが高いのが問題で、
競争力が足りない。
ここだけの話、でかい戦争でも起きればと
経済人はみんな考えている…、と話した。
経済人はみんな考えている…、と話した。
（ヤガミ、メイ）
太陽系の知類は人類をはじめ、
数多い。
数多い。
これだけ多くの知類が同居できる事を異星人は
理解できまいな…、と話した。
理解できまいな…、と話した。
BALLSの持つ膨大な生産力が、
争わずに拡大する事を支えているのだと。
争わずに拡大する事を支えているのだと。
（ヤガミ、スイトピー、恵）
RBの欠点は稼働時間が短いこと。
長い距離は進めないから、母艦同士ある程度
近づく必要があるんだ…、と話した。
長い距離は進めないから、母艦同士ある程度
近づく必要があるんだ…、と話した。
昔の空母と違って今の母艦に強力な戦闘能力が
あるのはそのせいだそうだ。
あるのはそのせいだそうだ。
（ヤガミ、ポイポイダー）
違う異星人でも科学技術はほとんど同じ。
大本の技術はグレートワイズマンの贈り物だ。
大本の技術はグレートワイズマンの贈り物だ。
だが、我ら太陽系の技術はそれとは大きく
違う…、なぜならBALLSのせいで、
グレートワイズマンの遺跡が破壊されたせいだ。
違う…、なぜならBALLSのせいで、
グレートワイズマンの遺跡が破壊されたせいだ。
他星系と比べて技術的に遅れたのが
BALLSのせいなら、士翼号を量産して
太陽系を勝たせたのもBALLSだと話した。
BALLSのせいなら、士翼号を量産して
太陽系を勝たせたのもBALLSだと話した。
（ヤガミ、スイトピー）
第二異星人
ネーバルウィッチの母星は戦いで既になく、
彼女らは宇宙を船団で漂っている…。
ネーバルウィッチの母星は戦いで既になく、
彼女らは宇宙を船団で漂っている…。
これは第三異星人光国人も同じ、
彼らは太陽のようにドロドロになった母星を
のぞむ真空に住んでいる…、と話した。
彼らは太陽のようにドロドロになった母星を
のぞむ真空に住んでいる…、と話した。
未だ母星を壊さずに住んでいるのは、
辺境銀河では太陽系知類だけらしい。
辺境銀河では太陽系知類だけらしい。
（ヤガミ、イカナ）
異星人たちとの戦争のきっかけは
ネーバルウイッチとＢＡＬＬＳとの遭遇戦。
ネーバルウイッチとＢＡＬＬＳとの遭遇戦。
ネーバルウイッチの宣伝放送では、
先に仕掛けたのはＢＡＬＬＳだそうだ。
何も考えないロボットがどうやって…と話した。
先に仕掛けたのはＢＡＬＬＳだそうだ。
何も考えないロボットがどうやって…と話した。
（ヤガミ、スイートピー、恵、猫先生）
天王星や冥王星などの外惑星に戦力が集って
いるのは異星人をにらんでの話だ…、と話した。
いるのは異星人をにらんでの話だ…、と話した。
もし火星との戦争が長引いてあそこから戦力が
引き抜かれたら…そう考えると恐い。
ネーバルウィッチは戦争を再開する誘惑に
耐えられるだろうか…、と話した。
引き抜かれたら…そう考えると恐い。
ネーバルウィッチは戦争を再開する誘惑に
耐えられるだろうか…、と話した。
（ヤガミ）
火星の主要産業である水打ち上げのライバルは、
木星の衛星群、つまりシスターズだ。
木星の衛星群、つまりシスターズだ。
向こうの方が低重力の分、コストが安い。
だからシスターズが混乱すれば…。
だからシスターズが混乱すれば…。
他人の不幸を期待しては駄目だね…、
と話した。
と話した。
（ヤガミ）
火星の海はある日、突然現れたものだと話した。
火星上空に７２時間だけ現れた重力レンズ、
暖められて溶け出した氷…。
暖められて溶け出した氷…。
その水量はそれまでの予想や定説をはるかに
超えて、火星の９０％以上を水で覆っている…。
超えて、火星の９０％以上を水で覆っている…。
（ヤガミ、サーラ）
魚雷の命中率が極端に下がった上に前方には
無敵のシールド。
無敵のシールド。
おかげで火星の海での戦争は大昔の、
帆船のどでっぱらにバカみたいに砲を
並べていた頃に逆戻りした…、と話した。
帆船のどでっぱらにバカみたいに砲を
並べていた頃に逆戻りした…、と話した。
（ヤガミ）
人類と光国人とネーバルウイッチは外見上、
見分けがつかないほど良く似てる。
見分けがつかないほど良く似てる。
しかも星域が近い、何かあると思う…、
と話した。
と話した。
（恵）
星のかけらに大電流を通して
シールドを形成するには、大きな電力がいる…。
シールドを形成するには、大きな電力がいる…。
そのせいで小さなＲＢは稼働時間が短い。
シールドの展帳面積を可変させてシールドに
あわせた変形が出来るよう、
ＲＢは人型をしている、と話した。
あわせた変形が出来るよう、
ＲＢは人型をしている、と話した。
（ポイポイダー、エステル）
異星人は発見順に番号がついている…、と話した。
第２異星人がネーバルウイッチ、
第３異星人が光国人、第４がタコ、第５が“Ｆ”、
第６、第７が蜂だと。
第３異星人が光国人、第４がタコ、第５が“Ｆ”、
第６、第７が蜂だと。
え、第１異星人？
ＢＡＬＬＳが最初に発見したのは、
グレートワイズマンの遺跡だったんだ。
ＢＡＬＬＳが最初に発見したのは、
グレートワイズマンの遺跡だったんだ。
だから第１異星人は、誰も見た事がない
グレートワイズマンになる。
グレートワイズマンになる。
（マイケル、サーラ）
今の水中戦はＲＢによる格闘戦がメインだ。
シールド、絶対物理防壁を持たない魚雷の
足じゃ船に追いつけないから…、と話した。
シールド、絶対物理防壁を持たない魚雷の
足じゃ船に追いつけないから…、と話した。
魚雷にシールドをつけられないのかって？
シールドを形成するための核になる
星のかけらは高価すぎるっていうのもあるし
シールドを形成するための核になる
星のかけらは高価すぎるっていうのもあるし
ある意味、シールドをつけた魚雷こそが
ＲＢだよ…、と話した。
ＲＢだよ…、と話した。
（タキガワ）
ＢＡＬＬＳは太陽系に８０兆個いるらしい。
最初に１２個のＢＡＬＬＳが打ち上げられてから
増えるも増えたものだ…、と話した。
増えるも増えたものだ…、と話した。
太陽系開発はまずＢＡＬＬＳが進出し、
コロニーを作った後で人類やイルカ、
他の知的ロボットが進出すると。
コロニーを作った後で人類やイルカ、
他の知的ロボットが進出すると。
そう言う訳で太陽系最外縁に最初に進出したのは
ＢＡＬＬＳで、当時軍人のタフト大統領を含む
人間はかなり遅れて戦争を確認したそうだ。
ＢＡＬＬＳで、当時軍人のタフト大統領を含む
人間はかなり遅れて戦争を確認したそうだ。
（アキ）
ＲＢがシールドを展開して機動する時の
速度は時速７００ｋｍを超える、と話した。
速度は時速７００ｋｍを超える、と話した。
そしてシールド…絶対物理防壁って言うのは
なんで火星でしか使えないんだろうと話した。
なんで火星でしか使えないんだろうと話した。
（ポイポイダー）
普通の人間がＲＢに直接搭乗する事は
無理だ。
無理だ。
パイロットをサイボーグ化するか、
離れたところから有線誘導で動かすしかない、
と話した。
離れたところから有線誘導で動かすしかない、
と話した。
そして、シールド展開中は外の状態は
わからなくなるから、パイロットは勘で
戦闘するしかなくなると言った。
わからなくなるから、パイロットは勘で
戦闘するしかなくなると言った。
勘の事を超能力とも言うらしい。
（エステル）
火星を地球環境に準じて温暖化しようという
テラフォーミングは大昔に考えられた頃と違い…、
テラフォーミングは大昔に考えられた頃と違い…、
ワールドドームという空に浮かぶアレでやる事に
なった。
なった。
重力レンズ事件で十分に暖かい状態だったし、
ＢＡＬＬＳなら惑星を包む建造物作るのも
不可能じゃない。
ＢＡＬＬＳなら惑星を包む建造物作るのも
不可能じゃない。
それにしても無駄が多いと民間の識者は
言っていたが、結局太陽系政府は断行した。
言っていたが、結局太陽系政府は断行した。
何か考えがあったのかもしれないが、
結局戦争が終わってこちら、
工事は中断されてしまった。
結局戦争が終わってこちら、
工事は中断されてしまった。
未完成のドームは局地的な大低気圧を生み出し、
それがエルダニアストームになって火星を
揺らしている。
それがエルダニアストームになって火星を
揺らしている。
飛行機は飛べないし、水上船も波浪で危険すぎる。
だから、この星では水中が最も安全、
だから都市も客船も潜水艦なのさ…、と話した。
だから都市も客船も潜水艦なのさ…、と話した。
（エステル、メイ）
火星の海は、歴史が浅いせいもあって、
微生物がほとんど存在しない。
微生物がほとんど存在しない。
当然、大型の生物も居ないわけだ。
レンズの下の暖かい海域の海洋牧場では
別だけど…、と話した。
レンズの下の暖かい海域の海洋牧場では
別だけど…、と話した。
（猫先生）
日本月というのは日本の企業群がその昔、
月面施設を買い漁ったせいでついた名だと話した。
月面施設を買い漁ったせいでついた名だと話した。
大市場である地球が近くにあるせいで、
恐ろしく経済力があるらしい。
恐ろしく経済力があるらしい。
（恵）
ネーバルウイッチは最初、
遭遇戦をやったＢＡＬＬＳこそが太陽系の
支配者だと勘違いしたらしい…、と話した。
支配者だと勘違いしたらしい…、と話した。
ほっとけば自己増殖するただのロボット、
人類の道具なのにね、と答えた。
人類の道具なのにね、と答えた。
（猫先生）
光国人はどこからともなく現れる
強化服のような物を着込んでいる。
単独宇宙飛行も可能だ…、と話した。
強化服のような物を着込んでいる。
単独宇宙飛行も可能だ…、と話した。
宇宙の警察を自称する彼らは、２０世紀頃には
地球に害を与える怪獣を倒す事もしたらしい。
地球に害を与える怪獣を倒す事もしたらしい。
（エステル）
第４異星人タコは、一株だけしか存在しない。
好きな時に分裂して増え、好きな時に
共食いしてまた一個に戻る。
共食いしてまた一個に戻る。
宇宙戦艦でも何でも食べて宇宙を流離っている、
と話した。
と話した。
汎銀河大戦が終結したのは、タフト大統領の
友人であるあのタコが分裂して宇宙中に散って、
和平の使者になったせいだと言う。
友人であるあのタコが分裂して宇宙中に散って、
和平の使者になったせいだと言う。
（サーラ、恵、ミズキ）
軍のコーヒーがまずいのは、除隊しても
兵隊だった頃を忘れないためだ…、と話した。
兵隊だった頃を忘れないためだ…、と話した。
単に百年前のコーヒーでも平気で
出すだけなんだけどね。
本当は元兵士の感傷らしい。
出すだけなんだけどね。
本当は元兵士の感傷らしい。
（カオリ）
やっぱり、何も思い付かない…、と
頭を掻いた。
頭を掻いた。
（ヤガミ、スイトピー、ポイポイダー、エステル）
