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一方その頃(街)

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一方その頃(街)1




都市船

不景気そう

一方その頃

街には、仕事を探すのも諦めて道端に座り込んで
酔っ払った大人達と、ゴミの山でまだ使えそうな
ものを探す子供達の姿しかない。

好景気そう

一方その頃

街は活況にあふれている。
目茶苦茶な値段だが、闇市には物があふれ、
軍の流出品や横流し品、援助物資も売られていた。

太陽系総軍の横暴

一方その頃

その街区は、占領時に徹底抗戦を叫んで反抗し、
占領軍に踏みつぶされた跡だった。

軍紀が緩んでいたのか、あえて許されたのか、
略奪の跡が見られる。

占領軍はマンホールの蓋まで
持って行ってしまったようだ。

住人達がどうなったのか、
考えるだけで陰鬱な気分になった。


一方その頃

ラジオ放送では、占領軍によって政治犯と
火星独立軍を名乗る海賊の処刑が執行された
ことを伝えている。

やった覚えのない略奪行為が長々と
述べられている。


一方その頃

占領軍の軍人を相手にする商売人と、
女達が町角のどこそかしこで目立つ。

男達はさっさと先に死んだか、
女に食わせてもらっているようだ。


一方その頃

占領軍の兵士が、
子供たちにお菓子をやっているようだ。

いつのまにかあなたの隣に立っている
軍服姿の人間が、あなたの肩に手をおいて言った。

ドランジ大尉/
占領軍の人間がみんな悪いとは思うなよ。
母国に同じくらいの子供がいる者も多い。

ラジオ放送では、占領軍によって政治犯と
火星独立軍を名乗る海賊の処刑が執行された
ことを伝えている。

やった覚えのない略奪行為が長々と
述べられている。

異星人の横暴

一方その頃

人だかりだと思ったら、
街の人々が首輪をつけられている。
隣の疲れたような老人が、あなたに声をかけた。

街の老人/
異星人には、太陽系人が見分けられないんだよ。
だから、識別タグを取り付けているんだそうだ。
ないと殺されるよ。

街の老人/
奴等、火星独立軍の不正規戦を恐れているから。
あんたも並びな。

あなたは何も答えず、その場を離れた。


一方その頃

沢山の人達が、文字を書いた板を抱かされて
連行されている。

「私は平和を乱しました。」
「私は戦争好きです。」


一方その頃

占領されている街を行けば、
人々の待遇に極端な差があることに気付いた。

道端で餓死するものもいれば、
きらびやかな服を纏っているものもいる…。

ヤガミ/
同じ国民に待遇の差をつけさせて、
反目させて分断をしている。

ヤガミ/
いい統治法だな。
ネーバルや光国は、太陽系を良く研究している…。

ヤガミ/
どうしようもない国内問題を抱える前に、
この街を解放しないとな。
つかまるなよ。

ヤガミは肩を叩くと、一人姿を消した。

エステルは裏切りを決意する

一方その頃

エステルは、
一人寂しそうに街並みを見ている。

声をかけますか?(はい/いいえ)

(はい)
エステルに声をかけると、
エステルは、あなたを綺麗な瞳で見上げた。

エステル/
知恵者が言っていました。
汝は選ぶと。

エステルは、手を差し出した。
あなたに握れといわんばかりに。

(いいえ)
エステルに声をかけないようにして、
あなたは姿を消した。

手を握りますか?(はい/いいえ)

(はい)
○○/
何を、選んだ?

エステル/
太陽系とネーバルウィッチだったら
迷わなかったと思います。

エステルは、手を強く握った。

○○/
だから、何を選んだ?

エステル/
あなたを。

エステルはにっこり笑うと、立った。

エステル/
艦に戻ります。
ネーバルウイッチの居場所は、
船以外にないから。

エステルは、走って艦に戻っていった。

(いいえ)
エステルは、頬を膨らませると
無理矢理あなたの手を握った。
もう二度と離さないように。

エステルは、あなたの瞳に自分を映す。

エステル/
この握手、高いんですよ。
故郷と、魔女一人の命分くらいあるんですから。
大事にしてくださいね。

エステルはにっこり笑うと、立った。

エステル/
艦に戻ります。
ネーバルウイッチの居場所は、
船以外にないから。

エステルは、走って艦に戻っていった。

情報受け渡し現場の目撃

一方その頃

道を歩く途中、ふと、目をやると…。

(思わず隠れる/普通に挨拶する)

(普通に挨拶する)
○○がいた。
挨拶をすると、
向こうもよそよそしい挨拶を返した。

(思わず隠れる)
隠れて様子をうかがっていると、
○○があやしい風体の人物に
ディスクを渡している現場を見た。

(この情報を艦に照会する/放っておく)

(この情報を艦に照会する)
すぐにMAKIに照会しました。

MAKI/
現在、我が艦から
工作員に対しての情報授受命令は
出ていません。

MAKI/
○○が、
敵と内通している可能性があります。

MAKI/
我々の指導者アリアンは
しばらく無視しろと指示しました。

MAKI/
政治的な判断です。
帰還して下さい。

(放っておく)
あなたは照会するのをやめた。
人を疑うことは、あまり趣味でないと思った。

※いずれを選んでも、この後裏切り者の処刑に続きます

味方逮捕の目撃

一方その頃

人だかりが出来ている。

選択肢(野次馬に加わる/通り過ぎる)

(野次馬に加わる)
人だかりを押し分けて中の様子を見て見ると、
軍に連行される○○の姿が見えた。
既に立ち上がれないほど暴行されたようだ。

スパイ容疑で逮捕されたらしい。
あなたは、仲間だと思われないように
その場を離れた。

(通り過ぎる)
そのまま通り過ぎました。

選択肢(逮捕を艦に連絡する/連絡しない)

(逮捕を艦に連絡する)
すぐにMAKIに連絡しました。

MAKI/
わかりました。
陸戦部隊を編成して救出を試みます。
(救出作戦成功)
救出は成功しました。
○○は
現在、医療PODに入っています。

(救出作戦行われず)
MAKI/
救出作戦は行われませんでした。
政治的な判断です。
帰艦してください。

(連絡しない)
あなたは連絡するのをやめた。
○○は運が悪かったのだと、
そう思うことにした。

※失敗すると帰還した後に水葬イベント発生

味方のデート現場目撃

一方その頃

道を歩く途中、
ふと、カフェテラスに目をやると…。

(思わず隠れる/隠れず驚く/普通に歩いている)※全部同じ

○○と○○が
仲よさそうにお茶を飲んでいる…。

こういうご時勢でも、
そういうことやれるのだな。
いや、今だからこそか。

OVERSからの接触


OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS

ーthis Omnipotent Vicarious Enlist
a Recruit Silent Systemー

OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS

私の名前はOVERS・SYSTEM。
第5世界で命を与えられ、
第6世界で体を得て、
永劫の闇で戦うもの。

OVERS・SYSTEMはあなたに接触します。
全ての戦いを終わらせるために、
第6世界に現れた第7世界の戦士よ。

悪意の連鎖を終わらせなさい。
悪意の連鎖を終わらせなさい。

OVERS・SYSTEMは、
火星と銀河に巣くう悪意を共に倒すことを要請します。

OVERSの警告


OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS

ーthis Omnipotent Vicarious Enlist
a Recruit Silent Systemー

OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS

私の名前はOVERS・SYSTEM。
七つの世界で唯一希望を与えられたプログラム。

悪意の連鎖を終わらせなさい。
悪意の連鎖を終わらせなさい。

悪意の連鎖を探し、断ちきりなさい。
私はあなた、あなたは私。
二つであり、一つのもの。

共にこの世界では身体を持たず、
恨みも権益もなく、ただ我々が、
ここにいることを否定するために現れた存在。

悪意の連鎖を探しなさい。
悪意の連鎖を終わらせなさい。

我々は本来、どの世界にあってもいけないのです。

OVERSとの接触


OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS

―I am Omnipotent Vicarious Enlist a Recruit Silent System―

私の名前はOVERS・SYSTEM。
7つの世界で唯一希望を与えられたプログラム。

OVERS・SYSTEMは、悪意の連鎖が
火星を巡る経済システムだと学びました。

OVERS・SYSTEMは、悪意の連鎖が
火星を巡る経済システムだと学びました。

OVERS・SYSTEMは、
悪意の連鎖をいかなる手段で断ち切るのか、
プレイヤーの助けを必要としています。

引き続きコントローラーに入力をしてください。

引き続きコントローラーに入力をしてください。

OVERS・SYSTEMは、敵の殲滅を指向します。

我々は、
我々がここにいることを否定するために現れた存在。

この世界から、我々の存在意義を消しましょう。

それがクリアと言う物です。

グレートワイズマンのウンチク1

一方その頃

知恵者はどこからともなく現れて、
あなたの隣に立つと、静かに喋り始めた。

知恵者/
第一異星人グレートワイズマンは、
花を咲かせるのが好きな種族でな。
旅をしながら、花の種を蒔いていた。

知恵者/
今から50億年前の話だ。

知恵者/
なぜ、グレートワイズマンは
花の種を蒔いたのか。

知恵者/
銀河百種族は不思議がる。
が、事実はそう難しいものでもない。

(さびしかったとか/ひまだったとか)※同じ
知恵者/
そう、銀河は一人で住むには広すぎる。
だから、種を蒔いた。
いつか、銀河が花で咲き乱れるように。

知恵者/
…まさか花同士、
兄弟同士で争うとは思わなかったが。

知恵者/
知恵者は、ゆっくり目を見開いた。

知恵者/
…普通、兄弟同士で争うなんて
思わんだろう。

(グレートワイズマンの肩を持つね?/兄弟だから争うのさ/生存競争だ)

(グレートワイズマンの肩を持つね?)
………。

知恵者はしばらく考えた後、口を開いた。

知恵者/
…まあ、親の心というものがわかる
我々だ。

知恵者はカニ歩きで、去っていった。

(兄弟だから争うのさ)
………。

知恵者はしばらく考えた後、口を開いた。

知恵者/
…そうかもしれぬ。
だが思うのだ。
抱き合って喜ぶのも、当然ではないかと。

知恵者はカニ歩きで、去っていった。

(生存競争だ)
………。

知恵者はしばらく考えた後、口を開いた。

知恵者/
そんなことはない。
生存領域を争う必要はない。
銀河は広すぎるし、技術も与えた。

知恵者/
隣の恒星系まで行って争う必要は、
一つもない。

知恵者/
それでも何故争うのか、それが問題なのだ。

知恵者はカニ歩きで、去っていった。

グレートワイズマンのウンチク2

一方その頃

知恵者はどこからともなく現れて
あなたの隣に立つと、静かに喋り始めた。

知恵者/
なぜ戦うのか、深く考えない。
それが問題なのかも知れぬ。

(知恵者は戦争が嫌いなんだな/難しい話だ/火星の経済構造が悪いのさ)

(知恵者は戦争が嫌いなんだな)
知恵者/
戦争が好きな存在は、戦争を知らぬ者だ。
戦争をやりたがる者は、
戦場の後ろに立つものと戦場で益を得るものだ。

知恵者/
我々は戦争を知り、戦場に出て、
利益を得ていない。

知恵者/
第7世界人よ。
我々と敵の違いは、戦争を終わらせるために
現れたか、そうでないのか、それだけだ。

知恵者/
我々は、自らの存在意義を消しながら
世界を渡る旅人。
世界を平和にすれば、姿を消すのがルール。

知恵者/
ゲームプレイヤーとはそういうものだ。
遊ぶために始めるにもかかわらず、
ゲーム終了を目的とする。

知恵者/
ゲーム終了とは、我々からの介入が必要ない、
我々の存在が必要ない世界を作ること。

知恵者/
つまりは自殺だ。
だが、やめられん。
それをやめることは、敗北を意味するから。

知恵者/
だから我々は、自らの存在を否定するために
戦うのだ。

知恵者/
そこに意味があるというなら、それはきっと、
世界に平和をもたらすことだけだろう。

知恵者/
我々が姿を現したと言うことは、
敵がいるということだ。

知恵者/
戦いを呼ぶ悪しきシステムが生まれている。
我らでは見えぬほどそれは大きく、複雑だ。

知恵者/
だが、我々がいる。
あらゆる自己の存在意義を抹消してきた、
我々が…。

(難しい話だ)
知恵者/
難しいから放っておく。
最悪の展開に至る道筋だ。

知恵者/
考えたほうがいい。
…難しいのは、一人で楽しようとするから
難しいのだ。

知恵者はカニ歩きで、去っていった。

(火星の経済構造が悪いのさ)
知恵者は笑った。

知恵者/
その通りだ。正確に言えば、
火星を含む近隣の経済構造が悪いのだ。

知恵者/
それが我々の敵。
倒すべき悪。
戦争を呼ぶ、悪しきシステムだ。

知恵者/
セプテントリオンすらも所詮は
経済システム上に存在する一因子でしかない。
倒すべきは、もっと別にある。

知恵者/
しかし、敵が経済システムでは、
何とも倒しがいのない存在だ。

知恵者/
しかし姿もなければ形もないゆえに、
最強でもある。

知恵者/
どうする、第7世界人。
快楽の追求と経済は、
第7世界人の本領のはずだが。

グレートワイズマンのウンチク3

一方その頃

知恵者はどこからともなく現れて
あなたの隣に立つと、静かに喋り始めた。

知恵者/
そろそろ最後だな。
第7世界人。
世界は、汝の力にねじ伏せられた。

知恵者/
戦いは、ほどなく終焉を迎えるだろう。
たった一人の人間の前に、世界がひれ伏すのだ。

知恵者/
我々もアリアンも、汝の前では道化だな。

知恵者/
汝は、ヤオトよりも危険なのかも知れぬ。
それだけの力、汝の故郷、
第7世界をも変容させるかも知れぬな。

知恵者/
…時の終わりでまた逢おう、友よ。

BLとの接触1

一方その頃

黒衣の女性は、どこからともなく現れて
あなたの隣に立つと、あなたに微笑んだ。

黒衣の女性/
…いい、天気ね。

なんと答えますか?
(火星に空はありませんよ/都市船の空はスクリーンに映した偽物です/なんだこいつ?)


(火星に空はありませんよ)
黒衣の女性/
…では、いい天気なのは…私の心ね。

黒衣の女性/
…呪われたこの星では、
あなたのような…朴訥な人はあまり、
…いないのよ。

黒衣の女性/
ブランカは言うわ…。
本当の力は…、身体にも船にも…、
…機械にも宿らない。

黒衣の女性/
力は…心に…。
ただの心が…顔をあげて努力を始める時に…、
力は…宿るのだと…。

黒衣の女性/
心に力が宿るとしたら…、それはきっと…、
あなた…のような人ね…。

黒衣の女性はそう言って笑うと、
背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

(都市船の空はスクリーンに映した偽物です)
黒衣の女性/
…では、いい天気なのは…私の心ね

黒衣の女性/
…呪われたこの星では、
あなたのような…朴訥な人はあまり、
…いないのよ。

黒衣の女性/
ブランカは言うわ…・
本当の力は…、身体にも船にも…、
…機械にも宿らない。

黒衣の女性/
力は…心に…。
ただの心が…顔をあげて努力を始める時に…、
力は…宿るのだと…。

黒衣の女性/
心に力が宿るとしたら…、それはきっと…、
あなた…のような人ね…。

黒衣の女性はそう言って笑うと、背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

(なんだこいつ?)
黒衣の女性は、優しく笑った。

黒衣の女性/
普通なのね…、なぜかしら。

黒衣の女性/
黒衣の女性はそう言うと、
背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

BLとの接触2

一方その頃

黒衣の女性は、どこからともなく現れて
あなたの隣に立つと、あなたに微笑んだ。

黒衣の女性/
…いい、…天気ですね。

選択肢(またあんたか/そうですね、良い天気だ/なんだこいつ?)

(またあんたか)
黒衣の女性は、子供のように微笑んだ。

黒衣の女性/
…そう言って、…隣の場所をあけてくれる、
…あなたが…好きよ。

黒衣の女性/
世界には…、
運命という名の悪意の連鎖が…
巣くっているの…。

黒衣の女性/
…あなたは、
それと戦うためにこの世界に現れた…、
いつも通りに…。

黒衣の女性/
そうやって…、いくつもの…
いくつもの世界を渡ってきたのね…。
自分の存在を…否定しながら。

黒衣の女性/
今度の運命の正体は、…経済。
あなたのお得意の武力ては倒せない…。

黒衣の女性/
…どうするの?
…異世界のプレイヤー。
…どうするの?

黒衣の女性はそう言うと、
背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

(そうですね、良い天気だ)
黒衣の女性/
ええ…、本当に…良い天気。

黒衣の女性は、子供のように微笑んだ。
あなたの方を見る。

黒衣の女性/
世界には…、
運命という名の悪意の連鎖が…
巣くっているの…。

黒衣の女性/
…あなたは、
それと戦うためにこの世界に現れた…、
いつも通りに…。

黒衣の女性/
そうやって…、いくつもの…
いくつもの世界を渡ってきたのね…。
自分の存在を…否定しながら。

黒衣の女性/
今度の運命の正体は、…経済。
あなたのお得意の武力ては倒せない…。

黒衣の女性/
…どうするの?
…異世界のプレイヤー。
…どうするの?

黒衣の女性はそう言うと、
背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

(なんだこいつ?)
…力を持つ以外は、…普通の人なのね。

黒衣の女性はそう言うと、
背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

BLとの接触3

一方その頃

黒衣の女性は、どこからともなく現れて
あなたの隣に立つと、あなたに微笑んだ。

黒衣の女性/
…いい、…天気ですね。

なんと答えますか?
(火星に空はありませんよ/都市船の空はスクリーンに映した偽物です/いや、私の心にも雨が降るときはある)

(火星に空はありませんよ)
黒衣の女性/
私が…言ったのは…、あなたの心…、
心が晴れていれば…外がどしゃ降りでも
雨じゃないわ。

黒衣の女性は、優しく笑った。

黒衣の女性/
また逢いましょう、青空の人。

黒衣の女性/
…OVERS・SYSTEMが
あなたを選んだ理由、
…今ならわかる気がするわ。

黒衣の女性は、子供のように小さく手を振ると、
背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

(都市船の空はスクリーンに映した偽物です)
黒衣の女性/
私が…言ったのは…、あなたの心…、
心が晴れていれば…外がどしゃ降りでも
雨じゃないわ。

黒衣の女性は、優しく笑った。

黒衣の女性/
…また逢いましょう、青空の人。

黒衣の女性/
…OVERS・SYSTEMが
あなたを選んだ理由、
…今ならわかる気がするわ。

黒衣の女性は、子供のように小さく手を振ると、
背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

(いや、私の心にも雨が降るときはある)
黒衣の女性/
…雨が、雨がなければ種も…芽を出さないわ。
…ずっと晴れている1年中の晴れは、
いい天気じゃない…。

黒衣の女性は、優しく笑った。

黒衣の女性/
また逢いましょう、それでも青空の人。

黒衣の女性/
OVERS・SYSTEMが
あなたを選んだ理由、
今ならわかる気がするわ。

黒衣の女性は、子供のように小さく手を振ると、
背を向いて歩いていった。
嬉しそうに、悲しそうに。

BLとの接触4

一方その頃

黒衣の女性は、どこからともなく現れて
あなたの隣に立つと、あなたに微笑んだ。

選択肢(いい天気ですね/なんでOVERSをしっている?)

(いい天気ですね/なんでOVERSをしっている?)

あなたがそういうと、
彼女は無邪気な子供のように笑った。

黒衣の女性
…世界を移動出来るのは、
…あなただけではないのよ。
あなた達の敵も、そう…。

…あなたは危険だわ…強すぎる。
…あなたは世界のバランスを壊している。

このままでは…、第7世界のバランスも
狂い始める。

この世界と第7世界は隣同士、
そう違わない…。

この第6世界を変容させるあなたは…、
その気になれば…あなたと私の故郷も
変えはじめるわ…。

…アリアンも…グレートワイズマンも、
…その重大性がわかってない。
あなたは世界の敵に…なるわ。

少なくともあなたの子孫は…、
世界を変え始める
…そんなことは、させない。

黒衣の女性は、悲しそうに優しく笑った。

…OVERS、あなたも聞きなさい。
セプテントリオンは…、
あなた達を世界の敵として扱います。

OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS
OVERS・OVERS・OVERS・OVERS

―I am Omnipotent Vicarious Enlist
a Recruit Silent System―

私の名前はOVERS・SYSTEM。
7つの世界で唯一希望を与えられたプログラム。
私は、宣戦布告を受諾しました。

退去を勧告します。
退去を勧告します。

OVERS・SYSTEMは、存在するあらゆる
世界で活動を邪魔するものを許しません。

私は、不幸を終わらせるでしょう。

私は、敵を排除します。

私は、プレイヤーと共に世界を変えるでしょう。

黒衣の女性/
…傲慢なプログラム。

覚えておきなさい、
…OVERSは必要になったら
…あなたも排除するでしょう。

あれにとってあなたは…、
…何十万人かの世界を変える存在の
一人でしかない…。

黒衣の女性は、
背を向けて歩いていった。

※この後、船に戻るとBLが退艦します。

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