日々是栄和

【 安全牌 】 そのⅶ

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【 安全牌 】 そのⅶ

 さて【 安全牌 】編、第7回である。


 本日のお題は【 マーク牌 】

 これはどちらかというと【 状況判断 】の部類に属するかと思ったが、一応ここで考察しておく。


 【 マーク牌 】とは、半荘(東風)中に自分が、この人に振り込んでははいけない

 と思う相手の現物牌を持って備えることである。


 捨て牌がやや煩雑になるが以下に例を。

 東2局 南家 25000点  5巡目までの捨て牌を。


 Aさん 東家 (上家)親  得点 28900点 +3900

 Bさん 西家 (下家)   得点 21100点 -3900

 Cさん 北家 (対面) ' 得点 25000点   0


 

 ここで、前局は、現在親のAさんが3900を上がって現在トップ。

 Bさんが振り込んでラス目。

 自分とCさんが点数に変化なし。


 ここでの判断は個々に意見があるだろうが、振り込んではいけない順番を挙げると、


 ①:Aさん → ②:Bさん → ③:Cさん


 の順番になる。

 理由は、

 

 ① Aさんに振り込んだ場合、トップの独走が始まり、しかも連荘になるから

 ② Bさんに振り込んだ場合、自分がラス目になるから

 ③ Cさんに振り込んでも、点数にもよるが、回復の見込みがあるから


 となる。


 で、自分の手牌。


    ツモ


  の複合面子があるので、手作りに  は必要ない感じ。

 安全牌も  があるしーー。


 ではツモ切り?


 もう一度捨て牌を見てみよう。


 Aさん 東家 (上家)親 

 Bさん 西家 (下家)  

 Cさん 北家 (対面) '


 

 ここで優先順位①②③を見ると。。。。

 ① Aさんの現物牌  をせっかく持ってきたのだから、切ってしまうのはもったいない。

 ② Bさんにも  は通りそう。

 ③ Cさんにはどうかな?  は完全に安全。


 しかし。。。。










  はBさんに危険じゃん 


 ①と②を満たすためにここは  を  に持ち替えておきましょう。


 よろしいか。


 【 マーク牌 】自体は何も難しいことはない。


 難しいのは、


 相手がテンパイ(リーチ等)してから安全牌を

 探しているうちは安全なことなど何もない。


 ということ。


 憂いに備えるから【 安全牌 】といいます。


 こういった【 使いようがある牌 】を安全牌として持つのにはいささか危険がつきまとう。

 それは、


      ツモ


 のように、


 せっかくの安全牌が伸びてきたとき。


 ここで  を切るのは決め打ちのようで勇気がいる。







 。。。。。。。。。切ろう   ←  まだ自信なし


 ムセキニンデ スミマセン


  を切って手を伸ばしたくなるが、ここは誘惑を断ち切って  ツモ切りが


 玄人っぽい。


 あくまで「っぽい」ね。    は 【 裏筋 】で、持っていると結構危険です。


 ただ  と使ってあるので、  を代わりの【 マーク牌 】として、次の安全牌を持ってきたときに持ち替えるという手はある。

 この場合  がやや問題児か。  も早く切りたい牌ではあるしねー。この辺りは宿題かなーー。

 

   

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