日々是栄和
【 役作り 】 その2
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匿名ユーザー
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【 役作り 】 その2
【 役作り 】編第2回。
本日は皆さんがお世話になっている【 ピンフ 】の考察です。
ではまず【 ピンフ 】の定義から。
【 ピンフ 】の定義は
● 副底符のみの20符で作ること
のことなんですが、くだいて言うと、
○ 3面子 + 1雀頭 面子は全て順子
○ 残り1塔子の待ちが 【 リャンメン待ち 】であること
○ 雀頭が 自風、場風、役牌でないこと
そして重要なのが、
○ 面前で作ること
以上の4つの条件を全て満たしたときに和了った役を【 ピンフ 】といいます。
まあ、これはおわかりですね。
【 順子 】がわからない人用に以下の図を参考にしてください。
わかってる人は飛ばしてね。
面子【 メンツ 】の構成要素名
1.順子 【 シュンツ 】 ' 数牌が順番につながって3つできたもの
2.刻子 【 コーツ 】 同じ牌が3つ揃ったもの
3.塔子 【 ターツ 】 あと1つで面子になるもの
4.対子 【 トイツ 】 ターツの仲間で、同じ牌が2つそろったもの
5.槓子 【 カンツ 】 同じ牌が4つ揃ったもの
いじょ。
まあ、非常に基本的な役なわけです。
じゃあ、次に【 ピンフ 】の特性を見てみましょう。
① 面前で作る役であるということ
② 順子構成なので、他の役との複合が容易であること
③ 面子作りの待ち牌が比較的多いこと
まず ①について
面前とは、ポン、チー、カンで牌をさらさないことです。暗カンのみ面前にはなりますが、
暗カンしたら【 ピンフ 】にはなりません。
当たり前ですが。
よって、面前状態でしか付かない他の役と複合することが可能です。
特に【 ツモ 】・・・(面前清自摸)との相性が良い。
また、【 リーチ 】とも複合することが多いようです。
で、②は①ともかぶりますが、他の役との複合が簡単です。
下に他の役との複合のしやすさを表にしました。
難易度 易 | 難易度 中 | 難易度 難 | 難易度 不可 |
---|---|---|---|
○【 タンヤオ 】 | ○【 サンショク 】 | ○【 チャンタ 】 | ○【 チートイツ 】 |
○【 リーチ 】 | ○【 イッツー 】 | ○【 ホンイツ 】 | ○【 トイトイ 】 |
○【 ツモ 】 | ○【 イーペーコ 】 | ○【 チンイツ 】 | ○【 サンアンコウ 】 |
○【 ジュンチャン 】 | ○【 リャンペーコ 】 | ○【 サンカンツ 】 | |
○【 ホンロウトウ 】 | |||
○【 ヤクハイ 】 | |||
○【 ショウサンゲン 】 |
参考にしてね。
で、③は、最終待ちが【 リャンメン待ち 】になることから、手牌構成のターツがリャンメン残しになりやすい。
そのため、比較的手が進みやすく、最終待ちも多い。
まずは以下の例。
手牌
ツモ
この場合、【 ピンフ 】は【 リャンメン待ち 】にしなければならないので、
①
②
③
のうち、②の を落としていくことになる。
手牌
切り
よって聴牌に必要な待ち牌は の4種16枚となる。
こりゃあ多いね
だからこそ、【 ピンフ 】は
初心者が最初に覚えるべき役
なんでしょうな。
さて、反面、欠点のほうを見てみましょう。
① ツモった時の点数がやや低い
② 牌効率が若干悪くなる
③ ドラ等が複数は使いにくい
①はちょとわかりづらいが、
平均的な【 タンヤオ(面前)+ツモ 】 が 2000点
であるのに対し、
【 ピンフ + ツモ 】 は 1300点
にしかならない。いずれも子の場合です。
これにドラが一個加わると、3900点 対 2600点 になり、結構な差になります。
オーラスなど、点差にシビアにならざるを得ないときはやや不自由な役です。
②は先ほどの例をもう一度見てみましょう。
先ほどの手牌
Ⅰ : 切り
となってるが、以下はどうか。
Ⅱ : 切り
Ⅱだと、 に でも聴牌になり、6種20枚。
( が、もちろん では【 ピンフ 】にならない)
常に起こる命題として、
ピンフを採るか棒テンを採るか
を考えなければならない。具体的には、
Ⅰ : 切りで【 ピンフ 】確定
Ⅱ : 切りで ツモなら【 ピンフ 】、 ならリーチ
と二者択一を常に迫られる。
まあそういう時は手がいいときだけど。
③に関しては言わずもがなでしょう。
【 順子 】主体の手牌構成のため、雀頭以外は同じ牌を持つことは少ない。
よって、ドラや赤牌などが複数枚あると、使い勝手に困る時がある。
【 ピンフ 】も一翻、ドラも一翻だからだ。
これは状況判断によるので省略。
ただし、【 複合面子 】化すれば複数枚持つことは可能とだけ。
残りは【 ピンフ 】中級編に続きます。