日々是栄和
【 役作り 】 その6
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匿名ユーザー
【 役作り 】 その6
今回のお題は【 ﾁｰﾄｲﾂ 】 もうご存知の役ですな。
この【 ﾁｰﾄｲﾂ 】は他の役と比べて特殊性がある。
それは、
面子が一つもない
こと。 まあ当たり前と言えば当たり前。
では【 ﾁｰﾄｲﾂ 】の定義から。
① 対子を7つそろえて完成させる
② ①の性質上、面前で完成させる
③ のように、同じ牌を4枚持っていても対子2つとは数えない
といったところ。
①は役名の通り。
【 対子 】の定義は以前の雑考を参考にしてください。
よって、最終待ちは必ず単騎待ち になります。
②は①を満たそうとすると必ずなりますね。【 対子 】はﾎﾟﾝ･ﾁｰ･ｶﾝが出来ない ので当然です。
③は注意するべき点。ﾘｱﾙ麻雀では、この4つを離して理牌して、
ﾛﾝ
とやるずっこいｵﾔｼﾞもいるので注意 ← 実話
さて、【 ﾁｰﾄｲﾂ 】の定義がわかったところで、【 ﾁｰﾄｲﾂ 】の組み立て方。
配牌
ｸｿ配牌ｷﾀー。
このままだと3面子＋1雀頭しかない。しかもﾍﾟﾝﾁｬﾝ、ﾄｲﾂで重そう。。。
こういうときは、ﾂﾓや他の人の捨て牌と相談しつつ【 ﾁｰﾄｲﾂ 】を狙ってみる。【 ﾁｰﾄｲﾂ 】狙いであれば3ｼｬﾝﾃﾝだからだ。
上記の手が発展して、
のようになってくれば結構やる気が出てくる。
ここまでは2枚持ってくればいいので、早いときは早い。
【 早いﾘｰﾁはﾁｰﾄｲﾂ 】という格言らしきものもあるくらいだ。
もちろん、実際には 7種21枚 → 5種15枚 → 3種9枚 と聴牌に必要な枚数が変化していくので、牌効率だけでいえば
【 ﾁｰﾄｲﾂ 】はお得とは言えない。
では【 ﾁｰﾄｲﾂ 】がどういう時にお得なのかというと、
１． ﾄﾞﾗが2枚あるとき
２． 字牌の対子が捌ききれないとき
３． 他者のﾘｰﾁなどで打ち回すとき
など。
特に一般的には３．が【 ﾁｰﾄｲﾂは防御向き 】と言われる所以である。
では例を。
例によって親のﾘｰﾁ
ﾘｰﾁ
で、自分の手牌
ﾂﾓ
赤いのｷﾀー。ﾄﾞｳｽﾝﾍﾞね。。。
ここで 切りもまあｱﾘか。
しかし次に の筋をどちらか勝負しなければならないかもしれない。
よって、ここはいったん を2枚落として後退。ｼｬﾝﾃﾝ数は落ちるが、いったん危険牌は手の内に入れておく。
で、
ﾂﾓ
となればしめたもの。もう1枚 を切ってｼｬﾝﾃﾝ数復活。
このような打ち回しが可能なところが【 ﾁｰﾄｲﾂ 】の魅力の一つ。
もちろん、そうそううまく行くもんではないが。
反面、攻撃力を見ると、ドラとの相性が非常に良い。
必ず2枚のﾄﾞﾗとｾｯﾄになるので、攻撃力は倍々に上がっていく。
子の場合 ：
【 ﾁｰﾄｲﾂ 】 ＝ 1600
【 ﾁｰﾄｲﾂ 】 ＋ ドラドラ ＝ 6400
【 ﾁｰﾄｲﾂ 】 ＋ ドラ４ ＝ 12000 裏ドラ・カンドラなど
このほかにも【 ﾘｰﾁ 】、【 ﾂﾓ 】、【 ｲｯﾊﾟﾂ 】などと複合すると、簡単にﾊﾈ満、倍満へと伸びる。非常に攻撃的な役である。
その他の役の複合相性は以下の通り。
| 難易度 易 | 難易度 中 | 難易度 難 | 難易度 不可 |
|---|---|---|---|
| ○【 ﾘｰﾁ 】 | ○【 ﾀﾝﾔｵ 】 | ○【 ﾁﾝｲﾂ 】 | ○【 ﾋﾟﾝﾌ 】 |
| ○【 ﾂﾓ 】 | ○【 ﾎﾝｲﾂ 】 | ○【 ｻﾝｼｮｸ 】 | |
| ○【 ﾎﾝﾛｳﾄｳ 】 | ○【 ﾁｬﾝﾀ 】 | ||
| ○【 ｼﾞｭﾝﾁｬﾝ 】 | |||
| ○【 ｲｰﾍﾟｰｺ 】 | |||
| ○【 ﾘｬﾝﾍﾟｰｺ 】 | |||
| ○【 ｻﾝｱﾝｺｳ 】 | |||
| ○【 ｻﾝｶﾝﾂ 】 | |||
| ○【 ｲｯﾂｰ 】 | |||
| ○【 ﾄｲﾄｲ 】 | |||
| ○【 ﾔｸﾊｲ 】 | |||
| ○【 ｼｮｳｻﾝｹﾞﾝ 】 |
