ファイル拡張 (by 2-658)


概要

このパッチでは以下の変更を行います。

  • ファイルのサイズを4Mから6Mに拡張します。
 0x400000~5FFFFFを使用可能にします。
 ただし、0x408000~40FFFFは使用できません。

  • 1ターンに2回攻撃できる敵を30体から最大127体に拡張します。(Version2.0から、Version4.0で仕様変更)
 2回攻撃する敵を指定している場所はもともと0x3E66CB~ですが、0x59FF00~に変更しています。
 このパッチを当てただけでは2回攻撃する敵は増えません。
 0xFEFFになっている部分を敵番号に書き換えるとその敵が2回攻撃するようになります。
 データの終端は必ず0xFFFFになるようにしないとバグります。

  • 戦闘時のリーダーモンスターによって音楽を変えることができるようになります。(Version3.0から)
 0x5FFDC0~0x5FFEFFにリーダーモンスターごとの音楽を指定する部分を作りました。
 敵番号順に1バイト単位で曲番号が並んでいます。0xFFでデフォルトのままです。
 もともとバトル1が流れている戦闘のみ変更できます。(四魔貴族などは変更できません)
 その他の曲が流れている戦闘は、イベントフラグを書き換える必要があります。
 曲番号の例を挙げておきます。
【1A】四魔貴族(真)
【1E】四魔貴族(影)
【41】バトル2
【56】ラストバトル
など
 ※0x062A77を01から別の値に変更すると、この機能は上手く動作しません。
 Version4.0で、713さんによりバグ修正。

  • 音楽を32曲追加できるようになります。(Version3.0から)
 もともとゲーム中で使用されている曲は0x00~0x5Bの92曲ですが、0x5C~0x7Bの32曲を追加できます。
 過去の音楽変更パッチはそのまま使用できます。(当然元の曲を上書きしますが。)
 Version3.1からドラムセットに正式に対応しました。Version3.0用のパッチはそのまま使えます。
 追加曲の各データのアドレスは以下のようになります。
 シーケンスデータのヘッダの先頭2バイトはデータ長ですが、実データが短くても書き換える必要はありません。
曲番号	シーケンスデータ	波形指定	ドラムセット
0x5C	0x5E1DC0 - 0x5E2CBF	0x5E19C0	0x5E1440
0x5D	0x5E2CC0 - 0x5E3BBF	0x5E19E0	0x5E1464
0x5E	0x5E3BC0 - 0x5E4ABF	0x5E1A00	0x5E1488
0x5F	0x5E4AC0 - 0x5E59BF	0x5E1A20	0x5E14AC
0x60	0x5E59C0 - 0x5E68BF	0x5E1A40	0x5E14D0
0x61	0x5E68C0 - 0x5E77BF	0x5E1A60	0x5E14F4
0x62	0x5E77C0 - 0x5E86BF	0x5E1A80	0x5E1518
0x63	0x5E86C0 - 0x5E95BF	0x5E1AA0	0x5E153C
0x64	0x5E95C0 - 0x5EA4BF	0x5E1AC0	0x5E1560
0x65	0x5EA4C0 - 0x5EB3BF	0x5E1AE0	0x5E1584
0x66	0x5EB3C0 - 0x5EC2BF	0x5E1B00	0x5E15A8
0x67	0x5EC2C0 - 0x5ED1BF	0x5E1B20	0x5E15CC
0x68	0x5ED1C0 - 0x5EE0BF	0x5E1B40	0x5E15F0
0x69	0x5EE0C0 - 0x5EEFBF	0x5E1B60	0x5E1614
0x6A	0x5EEFC0 - 0x5EFEBF	0x5E1B80	0x5E1638
0x6B	0x5EFEC0 - 0x5F0DBF	0x5E1BA0	0x5E165C
0x6C	0x5F0DC0 - 0x5F1CBF	0x5E1BC0	0x5E1680
0x6D	0x5F1CC0 - 0x5F2BBF	0x5E1BE0	0x5E16A4
0x6E	0x5F2BC0 - 0x5F3ABF	0x5E1C00	0x5E16C8
0x6F	0x5F3AC0 - 0x5F49BF	0x5E1C20	0x5E16EC
0x70	0x5F49C0 - 0x5F58BF	0x5E1C40	0x5E1710
0x71	0x5F58C0 - 0x5F67BF	0x5E1C60	0x5E1734
0x72	0x5F67C0 - 0x5F76BF	0x5E1C80	0x5E1758
0x73	0x5F76C0 - 0x5F85BF	0x5E1CA0	0x5E177C
0x74	0x5F85C0 - 0x5F94BF	0x5E1CC0	0x5E17A0
0x75	0x5F94C0 - 0x5FA3BF	0x5E1CE0	0x5E17C4
0x76	0x5FA3C0 - 0x5FB2BF	0x5E1D00	0x5E17E8
0x77	0x5FB2C0 - 0x5FC1BF	0x5E1D20	0x5E180C
0x78	0x5FC1C0 - 0x5FD0BF	0x5E1D40	0x5E1830
0x79	0x5FD0C0 - 0x5FDFBF	0x5E1D60	0x5E1854
0x7A	0x5FDFC0 - 0x5FEEBF	0x5E1D80	0x5E1878
0x7B	0x5FEEC0 - 0x5FFDBF	0x5E1DA0	0x5E189C

  • 音楽で使用できる波形(楽器)の数を増やします。(Version4.0から)
 元は0x01~0x52までが使用できますが、0x53~0x80までを使用可能にします。
 以下のデータを拡張領域に移動しています。
元の場所	拡張後の場所	サイズ	内容
0x060DDA	0x5E0FC0	2byte	ループ開始位置(ループしない波形は0000)
0x060E7E	0x5E10C0	2byte	サンプリング時との音程ずれ補正
0x060F22	0x5E11C0	2byte	詳細不明(エフェクトかけた時のフラグっぽい?)
0x060CE4	0x5E12C0	3byte	波形データオフセット
 波形データは空き領域ならどこに置いてもかまいませんが、出来るだけ0x560000-0x59DFFFに置くようにして下さい。
 波形データは先頭2バイトがデータ長(この2バイトを含まない)で、以降が実データです。
 ループ開始位置は必ず9の倍数を指定してください。

  • 使用できる文字を増やすことが出来るようになります。(Version4.0から)
 シナリオコード18xxの引数は00~0Fまでしか使われていないようなので、1810~18FFを文字として使用します。
 文字のグラフィックデータは59E100以降に置きます。59E100に書いた文字が文字コード1810になります。
 yy-chrでファイルを開いて1BPP表示にして文字を書いてください。


●Struct.def追記用.txt

ファイル拡張パッチの拡張部分に関する構造体定義です。
このテキストの中身をオリジナルのStruct.defファイルに追記して使用してください。
※追記すると拡張していないファイルの編集が正常に行えなくなるので注意してください。
最終更新:2005年06月29日 17:41