桜井淳 発言研究まとめ@Wiki

効率と安全の両立

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匿名ユーザー

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 猪瀬直樹氏の「効率と安全 対立しない/尼崎脱線事故」を踏まえての反論。

 新幹線は他の産業技術とは異なった設計思想で支えられている。まず、第一に、踏み切りをなくしている。第二に、列車は自動列車制御装置(ATC)で完全に制御している。第三に、中央列車制御(CTC)によって、列車の運行を集中管理している。第四に、自然現象に応じて、積極的に運行停止にしてきた。

 新幹線を例に効率と安全が両立すると主張する者はあらゆる分野の技術の詳細が理解できていないのだ。

ノンフィクション作家の猪瀬直樹氏の支離滅裂で不可解な主張


この4項目は新幹線の非効率を述べているのかという疑問がある。
はたしてそうか?効率と安全は両立し得ないのか?

効率を上げて稼ぐことに夢中になり、その結果、安全管理が手薄になったという仮説だが、ある上場企業の首脳は「儲けるために努力することと、安全管理を徹底することは矛盾しない」という。
「いくら儲かっても安全管理を疎かにして、事故が起これば利益が吹き飛び、ダメージだけが残る。安全性と効率性は両立できるし、そう努めるのが経営者の責任だ」

とは、TBS:ブロードキャスター河原雄三氏の発言

 さて、確かに新幹線は金も手間もかかってるけど、そもそも、新幹線の目的とは何か?
 大量に高速で人を移動させるという効率あるシステムを実現させるために、この4項目が存在するのであって、しょっちゅう事故を起こす脆弱なシステムならば、そもそも高速運転という効率も無くなる。

 定時運転させるためにも、事故やトラブルの因子を潰す+システムの冗長性がほとんど無い(特に東京駅=東北上越系の、ホーム2本で100本以上もの新幹線をさばく図は、外国から見れば十分に狂気の沙汰だとか。)
=定時で運転している限り作業員の負荷は軽減、システムとしても安定する。

 また、桜井氏はたびたび、

 それは、民営化後、効率性と経済性を優先した当然の帰結なのです。

という論評をつかうが、帰結しません。JR東日本を弁護するわけではないが、使いやすい資料がこれだったのであえて。JR東日本の会社要覧中、主要運輸事業各社の連結セグメント別営業収益(pdf )を参照するが、JR東日本の運輸業の占める割合は70.2%。比較対象とされている東急電鉄や京王電鉄の20%代後半と比較してもより本業で稼いでおり、民鉄のほうがよりシビアに効率性と経済性を優先させているはずが、事故率は低いのはなぜか?(pdf

 

 この意味で、桜井氏の理論は・・・・意味あるの?


(とってもありがとうございます。
怠け者のネタ帳:sukida様・憑かれた大学隠棲様)

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