桜井淳 発言研究まとめ@Wiki

対マスコミ対応

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原子力の話題
第122回
原子力界への助言
 より

 

新聞やTVは、学会誌のような学術誌とちがい、時間勝負の報道である。速報性が要求される。よって学術誌と同列に論じることはできない。目的が異なるのだ。まずこのことを認識しておかなければならない。それから時間勝負の取材現場と報道現場の様子を把握しておく必要があるだろう。つまらない議論をしている連中の中で、それらを的確に把握している者がいるのかどうか、疑問である。

 

主要な新聞やTVでも、確かに間違った報道はいくらでもある。問題は、後から得られた情報を基に、正しいか否かを論じるのではなく、報道時点でどのような情報しか得られなかったのかを考えなければならない。スリーマイル事故やチェルノブイリ事故の時、専門家でもリアルタイムで進行している現象を的確に解読できた者はひとりもいなかった。マスコミは真実を知らないまま報道していたのである。事故調査が進み、1ヵ月後、1年後に覆されたことは掃いて捨てるほどある。

おそらく、学会誌の記事で言わんとすることは、このようなまともな話ではなく、表現が学会誌のように冷静・的確でなく、どぎつく、読者にショックを与えるような表現上の問題か、あるいは的確な用語を使用していないか、工学的安全性の解釈上の問題を指しているのであろう。

工学的安全性の解釈上の問題でも、専門家は、自己弁護的な甘い解釈しかしないものである。事故の度ごとに技術基準が変更されているにもかかわらず。赤面の連続ではなかったのか。そのことを棚に上げ、虫のいいことばかり主張している。このバカモノめ!。


福知山線事故でも、どうしても事故原因は追認と警察発表の駄々流しになった所があったし、一時は踏切事故という間違いもやってしまった。でも、こうまで言っている桜井氏。報道のソースの変更はある程度折りこまなくてはと考えたのか・・といえば、見事に間逆

事故直後、私が脱線のひとつの要因として、まだ緊急ブレーキをかけたか否か明らかでなかったにもかかわらず、緊急ブレーキを挙げたのに対し、ふたりとも、「ブレーキは進行方向の現象に影響するが、カーブでの脱線のような横方向の現象には影響しない」と主張し、その2、3日後に、今度は、世の中の議論の方向が私の主張した方向に推移していることを確認し、ずうずうしくも、恥知らずにも、破廉恥にも、緊急ブレーキ説を追認し始めた時である。

よくもまあ、これだけ人を罵る形容詞を使ってきたというか。元々、この文の半分は曽根教授への遠吠えと判断しなくてはなるまいが。

金沢工大の永瀬教授が、情報錯綜の中、誤ったコメントを出してしまったことを鉄道ジャーナル誌上で詫びる、真摯な態度とのギャップが見事に目立つ。

読者にショックを与えるどぎつい表現は、日刊ゲンダイで脱線惨事は東京でも起こる、と、自身が使ってるし、ブレーキを踏むという不的確な用語もあるし、工学的安全性は何も考えてなさそう。加えて、以下の記事のようなミスリードの元になった、確率も捨てられない。


毎日新聞社説(2004/10/25抜粋)

~新潟県中越地震 新幹線の安全神話も揺れた~
『衝撃的だったのは、上越新幹線の脱線事故だ。時速200キロ前後で走行していながら転覆を免れ、人的被害も出さずに済んだのは奇跡的と言えるが、脱線しただけでも深刻な問題だ。~~直下型地震への対応には難点があるといわれていたが、まさか直線区間で脱線するとはJR各社の技術陣にも衝撃だろう。開業以来40年、脱線、衝突などの死傷事故ゼロと言っても、明日の安全の保証はない。スピードアップや車両の軽量化を進める中で慢心はなかったか、緊急に安全性能を総点検すべきだ。脱輪防止用のガイドレールの敷設乗客用シートベルトの導入なども改めて検討し、安全に限界があるのならスピードダウンさせる勇気も持ちたい。』

産経抄(2005/04/27抜粋)

▼JRになって、電車の設計思想が変わっていたのだ。旧国鉄の電車は、三十年は使えるよう堅牢(けんろう)に製造されていた。そのぶん速力が出ず、電力も食った。JRはスピードアップとコスト削減のため通勤電車を「重量半分、寿命半分、コスト半分」に変えたという。
▼JR各社は鋼鉄車より強度が劣る軽量ステンレス車を次々と投入、マンションに激突し、原形をとどめないほど大破した207系電車もその仲間である。小泉首相が唱える「官から民へ」の模範例がJRだった。
▼事故から一夜明けても、犠牲者の数は増え続けた。民営化したからといって効率ばかりを優先し、安全性をおろそかにしていいわけはない。「駅ナカ」に商店街をつくって利益をあげることにうつつをぬかさず、「安全に運ぶ」という最大のサービスを第一にしなければ、失われた利用者の信頼は回復できないだろう。

※赤字部分が、明らかなミスリード。その反証は、ここで

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