第3章世界観
第1章と同じ時間軸、異なる戦いを繰り広げる舞台
- ラクロア王国
騎士団長その他が不在の間、復興を進めながら必死に国を維持している。
その隙を狙うザフトの兵士達との戦いに、三人の異邦人はそれぞれの形で巻き込まれることに。
料理人ディアッカや鍛冶士マードックとの出会いなど、主に赤炎刀士レッド達が立ち寄る事の多い国。
- ザフト王国
ラクロア王国に戦いを挑みつつも、その内側は渦巻く不穏によって蝕まれている。
12の都市を有する広大な領土は、多様な事件の舞台となる。
足並みが揃わぬために様々な派閥が傭兵の力を必要とする事態も多く、
蒼雷銃士ブルーが所属する傭兵団・海蛇の尾が関わっていく国。
- 隠れ里オーブ
失われた技術やアイテムを保有し、それを外に出さぬ事を掟として頑なに封じられ続けている国。
3章ではオーブの民によるスダドアカ統一支配を目論むロンド・サハクが計画を遂行すべく暗躍しており、その元についた金剛拳士ゴールドと密接な関係を持つ。
- アルファス
発掘士やそれに関わる職業の者達の集合体、発掘士連盟が作り上げた集落。
住人はほとんどが掘り出したアイテムや素材を加工して生計を立てている。
交渉の末の小さな喧嘩などは日常的だが、基本的に戦火とは無縁。
個々で腕っ節に自信がある者はともかく、兵力と呼べるモノはほとんど持っていない。
しかしラクロア対ザフトによる武器防具の需要増加、種子やその他を求めて訪れるザフト騎士団など少なからず争いに巻き込まれていく。
鍛冶士ロウの故郷であり、住居兼店舗は彼の仲間が守っている。
- スネイル
表向きは商業の盛んな港町だが、その裏ではあらゆる情報が錯綜し金でやりとりされている。
地理、天気、流行、噂話。真偽を問わず、金さえあれば手に入らない情報はないとまで言われている。
その実態こそが闇の世界で生きる者達にとって必要不可欠とされ、どこの国も手出しはできない。
もっとも高額でやり取りされているのが海蛇の尾の本拠地の情報と、町長とされる男についての詳細。
どちらもその情報をつかんだ者はおらず、手にしたとしてもすぐに存在しなくなると言われている。
- アメノミハシラ(仮)
暁の騎士団に所属する兵士達を選抜する試練の塔。天に向かって聳え立つが、結界によりその存在は隠蔽されている。
力・技・魔法の三つの入り口から成り、それぞれの試練を突破する事でオーブの若者は故郷を守る実力を身につける。
試練の際には頂上の前でそれぞれ酋長ウズミ、拳聖バリー、賢者ジャンとの戦いが待っているが、久しく使われておらずサハクの一族によって管理されている。
紅騎士ルージュはこの塔における全ての試練を突破した実力を買われ、若くして騎士団長の座に就いた。
- ヘリオポリス神殿
三人の異邦人がロンドの手によって召喚された神殿であり、レッドとゴールドが初めて戦った場所。
謎の石版ハチに導かれた鍛冶士ロウはお宝を求め潜り込んだ先でレッドとの出会いを果たす。