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職人気質の、従順な帝国軍市民であるヴァランス・サース（ValanceSerth）が、かなり危険な場所に取り残されている。そして彼のCシリーズ・プロトコル・ドロイドであるC-3TCも、主人を失くして途方に暮れているようだ。つまりは、こうだ。ヴァランス・サースの船が何者かに撃ち落とされてしまい、彼は荒野の中に放り出されてしまったのだ。それも船を落としたのがブラック・サンだというからたちが悪い。とうぜん彼はやつらに狙われているに違いない。
しかし、C-3TCが一人取り残されてしまった本当の理由は、主人のヴァランス・サースが荒野でさ迷いブラック・サンに追われているからではない。本当は、主人から見限られたのだ。そう、ヴァランスがブラック・サンから追われることになったのは、このC-3TCのせいなのだ。君がもし、あのやかましいおしゃべりに耐えることができるのなら、ヴァランスを助け出すことができるかもしれない。多くの人たちが、ナブーのモエニアで通行人に助けを求めているそのドロイドの姿を目撃している。
あのドロイドがもう少しおとなしかったら、必要な情報をすでに誰かから聞き出せたに違いない。なんせスターポートには、たくさんの情報を持ったパイロットたちが行き来しているのだから。君が賢ければ、疲労困憊したそれほど帝国軍には忠実ではない高官を見つけられるだろう。賄賂は時に長い道のりを経て遠くまで運ばれる。一方で、不幸なヴァランスは己のいまいましいドロイドをののしりながら、凶悪なブラック・サンの一味から逃げ回っている。
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