がんばれぱっちぇさん


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がんばれぱっちぇさん











           この先、一億光年
              ↓






























――――ついに完成した

あとは魔道書に記すだけだ

これであの泥棒を懲らしめられる

彼女の頬に自然と笑みが浮かぶ

羽ペンのカリカリといった音が響いていた



「邪魔するぜ」
黒いエプロンドレスと黒い三角帽子に身を包み、身の丈ほど有る竹箒を担いでいる。
いかにもといった人間の魔法使いだ。
名は魔理沙。
彼女の声は大図書館の中に響き渡り、その奥で本を読んでいるここの主にも届いていた。
長い紫の髪と紫の少し大きめのパジャマのような衣装を身に纏っている。
風貌は人間とよく似ているが、生粋の魔法使い。
名をパチュリー。
はあ・・・とパチュリーはため息をつく。
「まったく。うちの門番とメイドは何をやってるのかしら」
そう呟き、読んでいた本をぱたんと閉じた。
パチュリーは高く飛び上がり泥棒を探す。
すでに魔理沙十冊近い本を大きな袋に詰めていた。
「残念だけど今日はおとなしく帰ってもらうわ」
薬符「喘息治るよ!(゚∀゚∩」
なんとみるみるうちにパチュリーの喘息が治っていく!
「まずは今持ってる本を返してもらうわ」

「なん・・・だと・・・」
魔理沙は驚きのあまり動けなかった。
否。
たとえ万全の状態であっても動けるはずは無かった。
手に持っていたはずの本は消え、それを今パチュリーが持っている。
この二つが意味するところは一つ・・・。
「あら、自慢の速さはどうしたの?」
本を机に置きながら彼女はこちらへと鋭い目線を送る。
アレがパチュリーだって?
喘息が治っただけで出来る芸当なんかじゃない。
落ち着け私。
落ち着いて素数を数えるんだ。
2,4,6,8,10・・・
「さて・・・本の片付けも終わったわ。」
気がつけばパチュリーは目の前に来ていた。
「今からはお仕置きの時間よ」
その言葉と同時に彼女は視界から姿を消す。
後ろ!
考えるよりも先に体が動いていた。
傾けた体を巨大な火弾が掠めていく。
「あら上手く避けたわね。でも次はどうかしら?」
声だけが響く。
パチュリーの姿は無い。
でも・・・わかった・・・。
無数の刃が四方から向かってくる。
弾幕は見える。
つまり避けれる!
自身に当たるものだけに注意し避ける。
「私だって負けてばかりじゃないぜ」
10個のオプションを展開する。
オプションを自身を中心に回転させ、星の弾幕を放つ。
オプションから、自身から。
ただがむしゃらに。
「そんな粗雑な弾幕、誰があたるというの?」
こちらの弾幕の間をぬって水弾が飛んで来る。
それを箒でいなし、さらに弾幕を出し続ける。
「あら簡単に捌くのね。でも、本番はこれからよ」
火符「アグニレイディアンス」
無数の火球が無造作に飛び回る。
まるでこちらを狙っていない。
しかし、だからこそ今の私には有効。
こちらを狙っていないだけにどこから当たるか予想がつかない。
「なら吹き飛ばすまで!」
恋心「ダブルスパーク」
二本の極太レーザーで全ての弾幕を打ち消す。
金&水符「マーキュリポイズン」
打ち消すと同時に交差する二色の弾幕が張られる。
「無駄無駄無駄ぁ! 私の弾幕は108式まであるのよ!」
魔砲「ファイナルマスタースパーク」
星弾で相手の弾幕を相殺。
加えて、ミニ八卦炉の最大出力の巨大レーザーを放つ。
「どこに撃ってるの? そんなところに私はいないわよ」
火水木金土符「賢者の石」
五つのオプションが五つの属性弾で、魔理沙を包みこむ。
星弾が一方的に相殺され、魔理沙を襲う。
なによりも数が多すぎる。
レーザーでは処理しきれない!
ミニ八卦炉をポケットに入れ、オプションから距離をとる。
と、ポケットから出した手に引っかかりコーラが落ちる。
床で瓶が割れ、コーラをぶちまける。
「だめええええ。べとべとになっちゃうー!」
その言葉と同時に、弾幕は止んだ。
コーラを落とした所には床を拭くパチュリーがいた。
床は絨毯だ。
そう簡単には拭き取れないだろう。
うーんと唸り考える。
「とりあえず撃っとくか」
そう呟き、ミニ八卦炉を構えた。
恋符「マスタースパーク」


目が覚めた。
見えるのは紅い天井。
「大丈夫?」
声の方を向くと、レミリアが紅茶を飲みながらこちらを見ていた。
周りを見るが他には誰もいない。
「魔理沙なら帰ったわよ。ちょっとやりすぎたって謝りながら」
「――そう」
「あと永遠亭から薬の請求書が来てたわよ」
「――そう」
なんだか考えるのが面倒で、一人になりたい気分だった。
「もう大丈夫よ」
そう言い、起き上がり図書館へ向かう。
書置きが机に乗っていた。

今日はやりすぎて悪かったな。
読み終えた本は返しといたぜ。

なんだ魔理沙はわかってくれていたんだ。
これに懲りてもう本を持っていく事もないだろう。
よく見ると書置きには続きがあった。

追伸
その分違う本を借りてくぜ。

パチュリーは倒れた。
床がべとべとしていた。
ツールボックス

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