~ Stockingのすすめ ~
ストッキングに関するJIS規格
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匿名ユーザー
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ストッキングに関するJIS規格
ストッキングなどの衣類に関するJIS規格を見てみましょう。L0215「繊維製品用語(衣料)」とL0215「靴下類のサイズ」に規定があります。なお、JIS規格はインターネット上でも閲覧できるので「JIS」などで検索してみてください。
「ストッキング」は女性用の衣類?
まずはL0215「繊維製品用語(衣料)」をみてみましょう。ここには「12-7 ストッキング」の意味は「太ももまでの長さの女子用靴下」とされています。ここで「女子用」とされていることからストッキングは女子用と考えられているようです。また「パンティストッキング」「タイツ」はそれぞれ「パンティ部が付いている薄手のストッキング」「パンティ部が付いている厚手のストッキング」とされているためこれらも女子用の衣類と考えられているようです。
男性用の規格の存在
次にL4007を見てみましょう。「7. サイズの呼び方」「7.1 タイツ及びパンティストッキング類」には成人女子用だけではなく乳幼児用、少年・少女用、成人男子用のサイズの呼び方も規定されています。タイツやパンティストッキングは女性だけではなく男性が着用することも想定されているのです。
男女兼用の商品は難しそう
L4007をよく見てみましょう。成人男子用と成人女子用とでは大きく異なる点があります。成人女子用はヒップと身長で呼び方が規定されるのに対して成人男子用はウエストと身長で規定されます。ヒップとウエストという違いだけでなく、身長だけをみても男女がうまく重なる部分が少ないのでバリエーションに富んだサイズの男女兼用の商品を作ることは難しいといえそうです。。
ISO規格なら男女兼用は可能か
改めてL4007を見てみると「1.適用範囲」として「なお、サイズ及び表示方法については、附属書1及び付属書2に規定する”ISO規格に基づくサイズ表示”によってもよい。」とされています。こちらは男女の区別があるのかどうかJISを見ただけでは分かりません。区別がなければ男女兼用のものを作ることもできるはずです。ただし日本人の体型に合うかどうかも分かりません。
男性用のストッキングをぜひ
これまで見てきたように男性用のパンティストッキングやタイツにも立派なJIS規格が存在します。しかしながら男性用の製品はほとんど目にすることができません。現状では男性は仕方なく女性用を購入するしかないのです。