sai.exeと同じフォルダに存在するmisc.iniを編集することでこれを回避できます。
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; ワコムのタブレットドライバ Ver6.0x のバグ回避
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; ワコムのタブレットドライバ Ver6.04 以降のマルチディスプレイ切り替えにはバグがあり、
; SAIでメニューやドロップダウンリストがすぐ閉じてしまう現象が発生します。
; これはタブレットドライバをアプリケーションでマウスイベントを制御するモードに設定して
; あっても、ディスプレイを切り替えたらタブレットドライバが勝手にマウスイベントを制御
; するようになってしまうためです。
; TabletMouseSimulation を 1 にすればとりあえずメニュー等は使えるようになります。
; 但し以下の制限があるので注意してください。
;
; ・[オプション]ダイアログの[タブレット]タブの設定が全て無視される
; ・マウスカーソルは常に手ブレ補正前の座標に表示される (TabletCursorModeが常に0)
; ・タブレットドライバでマッピングをマウスモードにすると誤動作する
;
; ワコムタブレットドライバVer6.04~には他にも下記のようなバグを確認しています。
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; ・キーストロークでCtrlキーが無視される
;
; 設定:
; 0 ... マウスイベントの制御をSAIで行う
; 1 ... マウスイベントの制御をWinTabに任せる
;
TabletMouseSimulation = 0
上記misc.ini内の"TabletMouseSimulation = 0"という行末にある数字を
1にすることで誤動作を抑制します。
ただし、副作用も大きく、以下の
- オプション>タブレットタブが無視される
- マウスカーソルが手ブレ補正前の座標に表示される
- ドライバでマウスモードにすると誤動作する
が発生します。
最終更新:2010年01月06日 10:04