桜井淳 発言研究まとめ@Wiki

【草稿】事故調の置き石コメント

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惨事起こす危険な犯罪 線路「置き石」事件(診るニュース)/栃木
2003.09.28 東京地方版/栃木 37頁 栃木版 写図有 (全1,124字) 

  県内の線路にコンクリート片や丸太が相次いで置かれた事件で、県警は本格的な捜査に乗り出した矢先の26日夜、宇都宮市に住む男を緊急逮捕した。「気分を 晴らすためにやった」。男は他の事件も認める供述をしているが、県警には他にも模倣犯がいるという見方もある。他県では置き石により電車が脱線し、100人余りが重軽傷を負う事件もあった危険な犯罪だ。

 (峯俊一平)

  宇都宮中央署が往来危険の疑いで逮捕したのは、宇都宮市八千代1丁目、無職角田一正容疑者(30)。調べでは、角田容疑者は24日午後1時ごろ、宇都宮市 上欠町のJR日光線の踏切付近にコンクリートのU字溝のふた(縦48センチ・横12センチ・厚さ4センチ)二つを置き、通過する電車の往来に危険を生じさ せた疑い。26日午後7時半ごろ、捜査員が現場近くで、捜査で浮上した白色のバイクに乗った角田容疑者を発見し、職務質問をすると同容疑者は犯行を認めた という。

 調べに対し、角田容疑者は「仕事もなくむしゃくしゃして気分を晴らすためにやった」と話しているという。9月初旬からの一連の「置き石」事件での逮捕者は初めてだ。

 宇都宮市を中心としたJR宇都宮線、日光線、東武宇都宮線で今月6日から26日までに発生した「置き石」事件は計12件。被害は昨年9月から数えると約20件になる。角田容疑者は20件近くを供述しているといい、同署は裏付け捜査を進める。

 角田容疑者が聴取を受ける直前の26日午後7時過ぎ、約5キロ離れた東武宇都宮線の踏切にタイヤが置かれる事件があった。同容疑者は関与をほのめかしているという。

 しかし、23日には宇都宮東署が宇都宮市内の小学5年の男子児童を同容疑で補導したことなどから、県警には模倣犯がいるという見方もある。

 一連の事件では乗客にけが人は出ていない。しかし、鉄道事故の原因を調べる国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は「絶対に置き石はやめて欲しい。敷石なら脱線しないで、もっと大きな石なら脱線するというような、程度の問題ではない」と話す。

 事実、80年2月には大阪府枚方市内で、中学生5人のグループが線路に置いたこぶし大の石が原因で京阪電鉄の急行電車が脱線転覆し重軽傷者104人が出た。5人は示談金などとして鉄道会社側に計4200万円を支払ったという。

 東武鉄道広報は「基本的に犯人が確定されれば、損害賠償を求める」と話す。JR東日本も同じ態度で臨む。同社は過去に置き石事件で損害賠償を求めた場合もあるという。

 刑法125条では「(置き石などで)汽車または電車の往来の危険を生じさせた者は2年以上の有期懲役に処する」とある。また刑法126条によれば、仮に電車を脱線させ、死者が出た場合は死刑または無期懲役に処される。

朝日新聞社


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