Q.何故エドの真理の扉が、アルの体を取り戻す対価にできるのか？
A.かつて、アルの体が「通行料」となった事でエドは真理を見た。
つまりは、最初から「アルの体」と「エドが得た真理」は同一の価値を持つ事になる。
初めとは逆に、エドが得た真理を、真理の扉ごと返上する事で、代わりにアルの体を返してもらえたという事になる。
しかしアルも真理を見ている。彼は何を代価にしたのか。
(人体練成後も錬成陣を必要としていたのはショックで記憶が飛んでいたため。旅の途中で記憶を取り戻し、手パンでの練成が可能になる。)
エドの「(真理を)もっと見せてくれ」という請いに「この通行料ではここまでだ」と真理が答えており、
これを受けて「全身を持っていかれたアルならもっと見ているはずだ」とエドが推測している。
Q.マスタングやイズミやジュドウなども、真理の扉を対価にすれば失った部分を取り戻せたのか？
A.不可能。あれは兄弟だけが行える方法。
エドとアルの間には、二人で人体錬成を行った影響により精神の「混線」が生じている。
そのため、本来なら一人につき一つである、真理の扉がある空間を兄弟は共有していた。
兄弟は一人が扉を失っても、もう一人の扉から出る事が可能だったが、他の人たちは自分の分の扉しか持たないので同じ事はできない。
Q.エドは錬金術を失ったが、錬丹術なら使えるのか？
A.恐らくは不可能。錬丹術も錬金術もベースは同じ術であるため。
Q.元の体に戻ったアルは錬金術が使えるのか？手パンも使えるままなのか？
A.真理の扉を失ったのはエドだけなので、アルは錬金術が使えるし手パンによる錬成も可能。
Q.最終回でのマスタングの階級は？
A. お父様戦から二年後の時点では「准将」となっている。
エドが聞いていたラジオの中でそう明示されている。
最後の写真の中では「大将」となっている。階級章によって表わされている。
Q.最後の写真でエドとウィンリィが抱えている子供は二人の子供？どちらかはアルの子供？
A.両方ともエドとウィンリィの子供であると思われる。
根拠としては、あの写真の構図が、ホーエンハイムが泣き顔を見せる例の家族写真と酷似するため。
ホーエンハイムとトリシャが抱える子供は両方とも夫妻の子であったため、ウィンリィとエドが抱える子供も二人の子供であると思われる。
Q.「神」や「神とやら」はなんだったのか？
A.神話に登場するような人格を持つ特定の神さまとかではなく「真理」そのもの。
エドたちは真理の一部だけを見た事で手パンによる錬金術発動などを得たが、全てを掌握すればもっと色々すごい事が出来るので、お父様は真理を「神」と呼び求めたのだと思われる。
Q.お父様は結局なんだったのか？
A.ホーエンハイムの血液とその他色々をねるねるねした結果生まれたもの。
現実世界にあるような科学的な物質変化ではなく、血液とその他のものを対価にして現世に形を成してしまった「真理の一部」であると思われる。お父様は真理から来たものだと作中で語ってもいる。
ただ召喚されただけの存在ではなく、ホーエンハイムの血液による人格形成への影響も多少はある様子（お父様が真に求めていた自由や家族といったものは、かつてのホーエンハイムが望んでいたものだった）。
Q.エドにボコボコに殴られたお父様はどうして真理に取りこまれてしまったのか？
A.お父様は元々は真理から来た存在であるため、元に戻ろうとする力が働いていたと思われる。
お父様から生まれたグリードにお父様へ引かれる力があるのと同様。
器が崩壊し、賢者の石によるエネルギーもなくなったため、力に抗えなくなった。
Q.どうして最後の写真でホークアイは髪を切っているのか？
A. 説1．軍人として生きていくために、私人としての生き方を切り捨てた事の表れ。
長く洒落た髪は女性性の象徴としてしばしば使われるが、
イシュヴァール政策に、軍人として本格的に生涯を尽くすという決意のもと、
一般的な女性らしい道を完全に突き放すために切った。
リザのロングヘアはウィンリィに影響されて伸ばすようになったもの（「シンプルな人々」より）。
また、ウィンリィのピアスはリザに影響されてつけるようになったもの。
最後の写真の中でウィンリィはピアスをつけないようになっており、
結婚出産育児など女性的な幸せを掴んだウィンリィと、
そういったものとは逆の道を歩む事を選んだリザとが対比されているのかもしれない。
説2.初心に返って国のためにがんばるという決意の表れ。
マスタングと共に国についての未来を語った頃のリザは、
最後の写真と同じぐらいの髪の長さだった。
