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イカン語おもしろ辞典

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イカン語おもしろ辞典


はじめに

あなたは、第4異星人をご存知ですか?
あの忌まわしい汎銀河大戦の時に、太陽系の立場に立って終戦工作に尽力した彼の事です。
彼は、たった一株だけしか存在しません。
種族としての生命倫理をとっくの昔に無くしており、その日の気分で自己の姿を変えたり、クローンしたり、自殺したりします。
元々平和的な種族のようですが、大変気まぐれで宇宙船から人間、同族までなんでも食べる恐ろしい面も見せます。
ただし、悪意はまったくなく、その点、そういう文化風俗であるとしかいいようがありません。
この異星人の特筆すべき点は、料理でコミュニケートをとる性質があるところです。
本書は、筆者が第4異星人に接触し、その独特の感情表現を我々の言葉に翻訳したものです。
読者の方々にも、本書を片手にこの奇妙ながら愛すべき異星人とコンタクトする事をお勧めします。



第4異星人年表

第4異星人年表

これは筆者が第4異星人にインタビューしたものを、我々の言葉に
解読可能であったものをまとめて掲載しています。

年表

2100年
遊び相手がいないのでコピーした自分と踊る。
それ以前は良く覚えていない。

2120年
踊り疲れたので自分で自殺した。
こちらはあまり自殺する気分ではなかったので宇宙旅行に出掛ける。
コールドスリープに入る。

2170年
近くの星系に到着。
一人では寂しいのでコピーを作る。
一緒に踊る。

2190年
我にかえる。
コピーと別れ、生体改造して宇宙船型宇宙人になって宇宙を飛びまわる。

2200年
ネーバルウィッチに拿捕されて輸送艦として使われる。

2211年
飽きてきたので空気を抜いて中の乗員を殺し、自由の身になる。
また元の姿にもどる。
オプション(宇宙船部分)は、5年かけて食べてしまった。

2220年
コピーをたくさん作って踊る。
他の宇宙人に人気があるのでサーカスを作る。
宇宙を股にかけて旅する。

2222年
昔、別れた自分のコピーと出会う。
合体してコピーの職業であった世界調査官になる。

2230年
太陽系を発見。
ケンカしているのを見て面白そうと考える。

2232年
壊れて漂流してきたBALLSや人間を拾ってきて修理し、
みんなで踊ろうと考える。

2235年
修理して踊っていたところ、母国に帰りたいというので帰してやる。
同族と比べて熱心でないと思ったが、そんなものかも知れないとも思う。

2236年
第4異星人として認められる。
友好的だというのでなぜか感謝される。
悪い気はしないが一緒に踊ってくれないのが残念だ。

2245年
和平の依頼をされたので、コピーをたくさん作って銀河に送り出す。

2250年
コピーがもどってくる。
みんなで踊る。
戦争終結。

2250年
結婚してみようかと考える。



アペシャ・ダポ 「嘘ばかり」疑わしい時

香ばしい香りが魅力的な、エチオピアの伝統的なパンです。
味は酸っぱく、家庭でお祝いの時に作られます。
これは、彼が真偽であるかどうか疑わしい時、「嘘ばかり」という感じで使うようです。



アンキモ 「楽しい」

「アンキモ」は、アンコウという魚の肝臓の部分です。
ゆでたり、蒸して食するのが一般的です。
彼にとって「アンキモ」は、「楽しい」事を意味します。
また、楽しい事が大好きな彼にとって、明るい感情を示すものは「アンキモ」のほかにも豊富にあるようです。



オシンコ 「恨みます」

「オシンコ」は、ピクルスのようなもので、日本では日常的に食べられるものです。彼にとって「オシンコ」と言われるのは大変な事です。
なぜなら「オシンコ」とは、「恨みます」という意思表示なのですから・・・。



カイ・ガイ・パロー 「可愛い、美しい、きれい」賛美感嘆の時

「カイ・ガイ・パロー」はタイの料理で、卵と鶏肉の醤油煮といったところでしょうか。
長時間スパイスと一緒に煮こまれ、何とも言えないエキゾチックな味わいです。
彼にとっても刺激的な味だったのでしょうか、「可愛い、美しい、きれい」など感嘆賛美の時によくこの言葉が出てきます。



カッサータ 「願い、祈る」

チーズを使った、イタリアのデザート「カッサータ」は、彼にとって「願い」あるいは「祈る」のような嘆願を表すもののようです。
彼は宗教、神を必要とはしませんが、「祈る」という意味を知っているようです。
ひょっとしたら、一株になってしまう以前には、彼等第4異星人には宗教というものがあったのかもしれません。



カヌレ 「うるさい」怒鳴る時

この「カヌレ」は、中世の頃にはレシピがあったといわれるお菓子です。
外はカリッ、パリッとしていますが、中はもっちりとした食感で、プリンがそのままパンになったような・・・とても官能的な味がします。
しかし、彼にとっては「カヌレ」は「うるさい」という意味らしく、怒鳴る時に使う言葉です。



カンパリ 「退屈、つまらない」

「カンパリ」は、我々もよく知っているリキュールです。
主に食前酒として飲まれます。
彼にとっては、「退屈」だとか「つまらない」とかの意味合いのようです。



金柑(きんかん) 「怒り」

「金柑」とは、かんきつ類の植物で、日本語で金の冠と言う程めでたいものです。
果実は、豊かにたわわに実り、正月などの祝い事によく、砂糖漬けに調理されたものが食されます。
ビタミンCをいっぱい含み、カゼの予防としても食されます。
「金柑」は、彼にとってストレートに「怒り」を意味します。
この単語が出た時には、激しく怒りを抱いていると思ってもよいでしょう。



クスクス 「馬鹿」侮辱する時

「クスクス」は、北アフリカで食べられるパスタを小さい粒状にしたようなものです。
ですから、世界最小のパスタともいわれています。
彼にとって「クスクス」は、実は「馬鹿」とか、侮辱する時に使われる言葉のようです。



クチコ 「機嫌が悪い」

「クチコ」は、ナマコの卵巣を干したもので、日本では大変な高級珍味とされています。
彼にとって「クチコ」は、「機嫌が悪い」を意味します。
彼は、日本食のほとんどは食べた経験があるそうです。
「卵焼き」の仲であるタフト大統領夫人が、日本人である事から、食べる機会が多かったのかもしれません。



栗ぜんざい 「不気味」

「ぜんざい」は、日本人がよく好んで食べる、甘いあずきのスープです。
これに栗が入ったものを「栗ぜんざい」といいます。
甘いスープとは、なかなか不気味と思いますが、どちらかといえばお菓子に分類されます。
彼も、そう思ったのは偶然でしょうか「不気味」だという意味合いで、この食べ物の名を持ち出してきます。



サテー 「感謝」

「サテー」は、串に刺した焼き鳥の事で、カレーソースやピーナッツソース等の味付けされたものがあります。
この「サテー」は、全般的に「感謝」を意味する言葉のようです。



サバラン 「怖い」恐怖感

「サパラン」は、ブリオッシュなどのパンに、ラム酒やキルシュ酒で風味を付けたシロップをたっぷりとしみ込ませたお菓子です。
好みでカスタードや生クリーム、フルーツが添えられます。
彼にとって「サパラン」とは、「怖い」などの恐怖感を意味します。



サモサ 「平気」

「サモサ」は、インド料理の揚げパイです。
サクリとした皮の中には、スパイスが効いた肉あんが入っています。
彼にとって「サモサ」は「平気」を意味するようです。



サラダ巻 「謝罪」

サラダ巻は寿司の仲間で、具のレタスやマヨネーズ、ツナなどがライスで巻かれたものです。
多く、彼の中では「謝罪」を意味する言葉のようです。



サングリア 「眠くない、目がさえている」

夏のホームパーティーの主役とも言える「サングリア」は、赤ワインをベースに果物で甘くしたスペインの飲み物です。
沢山の果物が色とりどりに盛られたこの飲み物は、「眠くない」「目がさえている」という意思表示に使われる言葉のようです。
華やかな飲み物のイメージと何となく相成っているように感じられるようですね。



シプースト 「悲しい、失望」

「シプースト」とは、カスタードクリームとメレンゲを合わせ、表面をキャラメリゼしたケーキの事です。
考案したパリのパティシエから名前がつけられました。
彼にとって「シプースト」は、「悲しい」や「失望」を表す意味のようです。



スウィトゥラッチ 「可笑しい」

「スゥットゥラッチ」は、トルコで食されるポピュラーなお菓子です。
トルコ式のライス・プティングと言えばよいでしょうか。
家庭でも、お店でもよく見ることが出来、年中通して食べられます。
焼きプリンのようにオーブンで焼いたものもあり、焼き立ての「スゥットゥラッチ」にアイスを乗せて食べると大変オシャレなお菓子になります。
彼も、アツアツに冷たいこの組み合わせが大変お気に入りのようです。
意味は、「可笑しい」。
きっと、熱いものと冷たいものを一緒に口にした時の衝撃と喜びが、何やら込められているようにも思えます。



タイピーエン 「好きでも嫌いでもない」

「タイピーエン」は、日本の熊本という地方で誕生した中華料理で、野菜やエビ、肉、卵と具だくさんの春雨のスープです。
彼にとって、「タイピーエン」は「好きでも嫌いでもない」という意味を持つらしいのですが、「タイピーエン」という料理そのものを食べるのは大好きだそうです。



卵焼き 「仲良し」

我々に馴染み深い「卵焼き」は、彼にとってもお気に入りの食べ物のようで、「仲良し」という意味だそうです。
彼は、あのタフト大統領との仲について、「卵焼き」と答えてくれました。
何とも微笑ましい事ではないでしょうか。



チャーロンピン 「偉そうだ、威厳を保ってくれ、エッヘンと威張る」

「チャーロンピン」は、台湾での大判焼きの名称です。
大判焼きは日本のお菓子で、多数の円形のくぼみをもつ銅の焼き型に水で溶いた小麦粉を注ぎ、中に餡などを入れて焼いたお菓子です。
台湾の大判焼き「チャーロンピン」は、濃厚なチーズクリーム、紫イモの餡、カスタード、カレーなど、具の種類が日本に比べて豊富です。
この「チャーロンピン」は、「偉そう」という意味になるのでしょうか、他人に対して「偉そうだ」と使う時もあれば、「威厳を保ってくれ」と使う時もあります。
また、自分から「エッヘン」と威張って見せるときにも使われます。
このように、「チャーロンピン」の具の多さのように、使われ方が複雑で、状況から判断するしかないのですが、大体は「偉そう」という事になるのでしょうか。



チャプチエ 「やめて」

「チャプチエ」は、沢山の野菜と春雨をあえたものです。
この料理、韓国はオモニ(母親)の味として、家ごとに味が違うといわれています。
彼が食べたのは、どのような「チャプチエ」だったのでしょう?
なぜなら「やめて」など、嫌がる様子を表しているからです。



ツミレ 「好きで好きでたまらない、愛している」

「ツミレ」は、魚肉をすったものに小麦粉を混ぜてこねて丸め、ゆでたり蒸したりして食す日本料理です。
彼にとって、「ツミレ」は、「好きで好きでたまらない、愛してる」といった類の愛情表現を表すようです。



トック 「困る」

「トック」は、うるち米で作る小さな餅です。
特に、お正月に食べられる、韓国の食材です。
餅そのものの名称であるのですが、この餅を使った具沢山のスープ料理を指す事もあります。
彼にとっても、「トック」と言えば、このスープを指すようで、意味は「困る」となっています。



トンブリ 「しょせん夢、絵に描いた餅」

「トンブリ」とは、ホウキ草の実のことです。
外見は魚の卵・・・そう、キャビアのようでプツプツとした歯触りがします。
この「トンブリ」は、彼にとってユニークな意味を持っています。
「しょせん、夢」だとか、「絵に描いた餅」という残念そうなイメージがある意味のようです。



ナット巻 「仲が悪い」

「ナット巻き」は、いわゆる寿司の種類です。
豆を発酵させた“ナットウ”が使用されています。
さて、この「ナット巻き」が意味するものは「仲が悪い」です。
“ナットウ”のネバネバと糸を引きながら、絡み合う様は仲良さそうとか、連携などの印象を思い浮かべますが、彼にとっては逆のようです。



パッカラ・マンテカート 「ずるい」

「パッカラ・マンテカート」とは、干し鱈を牛乳で煮て、パセリ、ニンニク、オリーブオイルを加えてペースト状にした料理です。
北イタリアの食べ物で、ワインと共に食べるのが好まれます。
「パッカラ・マンテカート」は、彼にとって「ずるい」を意味するらしく、まるで子供のだだをこねた時の様にかなり頻繁に聞くことが出来ます。



バッテラ 「空虚」

「バッテラ」は、寿司の仲間です。
オランダ語で小船を意味するこの寿司は、なるほどそのような形をしています。
彼が「バッテラ」とつぶやく時は、気が沈んだ時ややる気が起きない時などです。
大体は、「空虚」である状態のことを指すようです。



パンセオ 「拒否、嫌だなあ」

これは、ベトナム風お好み焼きで、もやしやネギ、豚肉、ニラなどを炒めたものが入っており、ちょっと酸っぱいタレをつけて食べます。
この「パンセオ」、彼は「拒否」する時などに使いますが、気分的に「嫌だなあ」という場合にも使われます。



ピータン 「嬉しい、幸せ」

「ピータン」は、アヒルの卵を石灰、塩、泥士、もみがらでおおって数ヶ月漬け込んだものです。
中華料理の前菜によく出てきます。
彼は、大変この「ピータン」がお気に入りのようで、「嬉しい、幸せ」のような意味合いで使われます。



フォカッチャ 「嫌い、嫌悪」

「フォカッチャ」は、イタリアで食されるパンです。
彼にとって「フォカッチャ」とは、「嫌悪」を表します。
これは、「パンセオ」のやんわりとした「嫌だ」とは違い、はっきりと「嫌い」という場合に使われるようです。



プリヌイ 「変、妙」

「プリヌイ」は、ロシアで見られるクレープとパンケーキの合いの子のような食べ物です。
はっきりとは断定できませんが、「変」だとか「妙」という場合によく使われるようです。



マントゥ 「交配、交配に至るまでの行動」

「マントゥ」とは、小さな水餃子のようなもので、ヨーグルトやとうがらしオイル、ミント、それからスマックと言われる乾燥赤紫蘇のような香辛料で食べるトルコ料理です。
ちょうど、ラビオリのようでもあります。
彼にとっては、「交配」あるいは「交配に至るまでの行動」を意味します。
元々交配なぞ必要はないのですが、やはりそのような欲求は食欲と密接に関わっているのか、それとも大昔の名残なのか専門家の間では研究が急がれています。



水茄子 「意地悪、イケズ」

「水茄子」とは、茄子の種類の1つで、丸く大きな茄子です。
名前の通り、握って絞ると多量の水が滴ります。
これは日本独特の種類で、日本でもオオサカというところでしか栽培されません。
この「水茄子」は、彼にとって「意地悪」とか「イケズ」を意味します。



ミミガー 「気持ちが迷う」

「ミミガー」は、日本のオキナワで食べられる、豚の耳のことです。
ゼラチン質で、コラーゲンをたっぷり含んでいます。
これは、彼にとって「(気持ちが)迷う」ことを意味するそうです。



ミルクレープ 「ほっといて」

「ミルクレープ」は、1000枚の意味でクレープとクリームが幾重にも層をなしたケーキです。
フランスでは、食事の締めくくりにデザートとして食卓に並びます。
しかし、彼にとっては「ほっといて」という意味のようです。



ミントチャイ 「恥ずかしい」

「チャイ」とは、インドで飲まれるミルクティの事を言います。
「ミントチャイ」は、「チャイ」にペパーミントのフレーバーがついたもので、不思議な味わいがあります。
彼にとっては、「恥ずかしい」を意味する言葉で、かなり頻繁に聞くことが出来ます。
その事からも、彼は以外と恥ずかしがり屋なのではないでしょうか?



メザシ 「恋の予感」

「メザシ」はイワシなどの目にワラや竹の串を刺し、数尾ずつ連ねて干した食品です。
日本の家庭では、よく食卓にあがるもので、彼と交友の深いタフト大統領も、大統領夫人が日本人であるからでしょう、週に2回は食べるそうです。
この「メザシ」、彼にとっては「恋の予感」を意味します。
ちなみに、日本の文化の中で有名な俳句で「メザシ」は、春の季節を表す言葉でもあります。
筆者は彼に対して、春と「恋の予感」のこの奇妙な一致に、何とも奥ゆかしさを感じずにはいられません。



モロヘイヤスープ 「疑問、謎」

エジプトの代表的な家庭料理である「モロヘイヤスープ」は、彼の言葉として複雑で、これといった意味付けが難しいものです。
「どうなの?」といった疑問形であったり、「どうなるのであろう?」といった未然の形で使われたりもします。
また、漠然と「謎」を意味する事もあり、結局はその時の状況から判断するしかありません。



ヤキイモ 「イタズラ」

「ヤキイモ」は、日本語でサツマイモを焼いたものです。
彼にとっては「イタズラ」を意味します。
彼は無邪気に「イタズラ」する事を好みます。
しかも、悪意はないのでちょっと困り者ではありますが・・・。
イタズラのつもりで、うっかり食べられると言う事もあるからです。



ラタトゥイユ 「さあね」

「ラタトゥイユ」とは、南フランス風野菜のごった煮です。
彼の口からはよく、この言葉が使用されます。
これは、「さあね」など、そっけない返事が返されたのだと思ってよいでしょう。
彼は、興味がない事には、あっさりと淡白な反応を見せます。
その時、よく口にするのが「ラタトゥイユ」です。



ロコモコ 「ワクワク」

ライスの上にハンバーグと目玉焼き、そしてたっぷりとブラウングレービーソースがかかったユニークな食べ物「ロコモコ」。
何とも言えない、この愉快な食べ物は、我々を浮かれた気持ちにさせてくれます。
そう、彼にとっても同様のようです。
「ロコモコ」は、彼にとって「ワクワク」といった意味をもっています。
期待で胸が膨らむような時に使われるので、踊りの前などにしきりに叫びます。

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