絢爛舞踏祭@Wiki

タフト地球大統領の軌跡

最終更新:

匿名ユーザー

- view
管理者のみ編集可

タフト地球大統領の軌跡

本書では、地球大統領ジョージ・タフトの経歴を紹介する。

2191年
生まれる。
父母ともに軍人。
生まれはニューヨーク州。

2196年
幼い頃から軍人が出入りする家庭で育ち、国の状態に詳しくなる。

2200年
軍の特志幼年学校入学。
主席入学で、時の大統領から短剣を拝領する。

2201年
この時代では当然のように宇宙に憧れる。
永久不滅のフロンティアという思想に感化され、
知類は外へ外へ広がらなければならないと思う。
この頃、SF小説を読みふける。

2207年
女をまったく知らずに過ごす。
良い軍人に囲まれ、血気盛んな士官志望として育つ。

2211年
アメリカ宇宙軍に配属される。
初給与で父母にプレゼントを買う。

2213年
アメリカ宇宙軍、日本基地に駐留する。
日本で開かれたSF大会に初めて出る。
ベッドよりもタタミと布団の方がいいと考え、以後
生涯を通じて布団派になる。
昇進して中尉になる。

2215年
結婚する。
相手は日本人。
同年中に子供が出来る。
名前はタダシ。
昇進して大尉になる。

2217年
日本を離れ、家族と共にヒューストンへ行く。
長女が生まれる。
地上勤務を希望して、これが受理され、マイホームパパになる。

2223年
子供達もある程度育った事で、宇宙勤務にまわる。
こまめに地上に帰るため、生活が苦しくなる。
倹約を心がける。

2224年
最低接触戦争勃発。
最もこの時は、何が起きたのか分からず、地上には
BALLSが一斉にバグを起こしたと報告する。
少佐に進級する。

2225年
異星人とBALLSが戦闘状態にあるといち早く知る。
同年、初めての質量爆弾投下、統合戦争が勃発する。
彼自身は母国がどうなるか、家族はと心配しつつも、
調査団とともに高加速軌道に乗る。
コールドスリープ。

2229年
冥王星軌道到着。
実際に宇宙戦争が発生していることを確認する。
和平交渉をするものの失敗。
調査団の半数が死亡。
生き残ったメンバーのリーダーになる一方で、
BALLSを率いて戦争指導を開始する。

2230年
太陽系総軍の設立。
そのまま横滑りして総軍少佐になり、2時間後に中佐になり、3時間後に大佐になる。
2階級特進はないという制度が、この奇妙な処置を行なわせた。
戦闘が膠着状態になり、ただちに逆侵攻開始する。

2230年
同年、引継ぎを行って帰還を開始する。
タコを初めて見る。

2233年
久しぶりに地上へ帰ってみると、アメリカはなくなっていた。
統合戦争も終っていたのである。
幼かった子供達は成人を控え、夫婦の関係は冷え切り、
自分はというと宇宙総軍のヒーローになっていた。
失われた8年を取り戻すために、妻や子供たちと懸命に仲良くなろうとする。
家族のために軍をやめようかと考えるが、時代はそれを許さなかった。

2235年
ネーバルウィッチの戦力について議会証言する。
汎銀河大戦が勃発する。
少将に昇進する。

2235年
息子の結婚。
早過ぎやしないかと、文句をつけながら抱きしめる。
息子は建築技師になった。
同年、質量爆弾で息子は死亡。
妻とも死別する。

2236年
孫が生まれる。
名前はエノラ、彼の母の名前だった。
嬉しくて泣く。
この子が幸せになるために、どんな事でもしようと考える。

2240年
中将に昇進。
かわいい孫娘を残して宇宙に戻る。
第3艦隊司令官として激烈な戦いの数々を演じる。
全軍から、パパ・ジョージと呼ばれる事になる。

2244年
バーナード星系にジャンプドライブ。
ネーバルウィッチと戦い、全滅させる。

2246年
大将に昇進。
政府の漫然とした戦線拡張策に異を唱える一方、
異星人との共存が出来るのではないかと考える。
地球から見れば暴虐な侵略者でも、前線で戦う方としては知能もあれば
ある意味尊敬出来ると感じていた。

2248年
軍では数少ない鳩派の高級軍人として、民間から期待される一方、
政府の実権を握る軍関係者からは民間の人気が高いことを
利用できないかと考えられる。
地球に帰還した直後に軍をやめ、政治家になる。
孫と再会し、めちゃくちゃにかわいがる。

2249年
世界大統領に就任する。
彼が全力をあげ始めたのは、戦争終結のための積極的外交工作だった。

2250年
戦争終結。
晴れがましい気分で国民に演説する。
この日を境に支持率は落ち始め、経済は転落する。
大量の除退者を出す事で、軍人からも評判が悪くなる。

2251年
タガのゆるみを正すため、反体制に厳しい弾圧を加え始める。
その一方で異星人との融和姿勢をはっきりさせる。
戦わないでも成立する経済を目指す。

記事メニュー
目安箱バナー